罪悪感をどうすればいいですか
私は悪いことをしました。それによって友人との関係もすこし悪くなったような気がします。
時間が経ってから自分がどうしてそんなことをしたのかと後悔し、二度としたくないとは思ったのですが、してしまったことのことを考えると胸のあたりに重いものが引っかかったようで苦しくて仕方ないです。
謝ることには謝れたのですが、これで許されるとも思えず、やはり苦しいままです。
どこかで誰かが私を見ていて、責めてくるのではないか、とか、友達が許してくれたとしても、どこかで自分に対する不信感を抱いてしまっているのかな、と考えてしまいます。
私が悪いために、仕方ないとも思うのですが、この罪悪感と不安をどうすればいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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許されるのは簡単でないと諦める
私自身もいつも同じ問題に苦しんでいます。そこで、いろんな人の話を聞いてきました。結論からいって、許してもらうというのは簡単なことじゃないということで、私自身も気が重くなりましたので、あなたに申し上げるのも辛いです。このことについては、手話通訳者でもある郡見矢牧師の『あなたは見えないところで愛されている』という本に書かれています。牧師様のおっしゃるとおりだと思いました。
さて、お釈迦さまは、悪い事をしたなぁ、と後悔しているの生き方について貴重なお話が残されています。PCなどでアングリマーラというお弟子さんにお釈迦さまがどうおっしゃったか、調べてみてください。一生涯をかけて償うほかないことを教えられます。
最後に表題に「諦める」と書いたことについてご説明します。ここでいう諦めるは通常の現代語の意味と少し違い、明らかにする、真実を明らかに見る、ということです。
以上は、自分自身に向けても申していることです。