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学費を返してほしい、医療訴訟を起こしてほしいという父

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有り難し有り難し 45

私は父に怒られ続け、パニック障害になり、20年が経ちます。
現在、私は外で働けていません。
父は自分が原因だとは知らず、私の病気のことも理解していません。
父は私や弟が大学・大学院に行った費用、子供の頃からかかった費用を返してほしいと言います。
「普通の子供は、みんな親に返している」と言います。
何千万円を返してほしい、働いている弟には月に5万円ほど家に入れてほしい、大学にやったのは、お金を子供からもらうためと、父は言っています。
父・母は年金で生活しており、私は両親の世話になっております。
私は会社員だった時は月に数万円お金を家に入れてきました。
今も、わずかですが、収入があった時は1割を家に入れています。
弟は今まで全く入れたことがありません。
弟はこのことを全く知らず、聞いても払わないでしょう。
父は弟のことを「金に汚い」と言います。
父は私が事故にもし遭ったら、裁判を起こし、何千万円を欲しいと言っています。
それは私が生きていて、家に納めるべきお金だからだそうです。
私は全く価値がありませんし、居なければ、むしろ両親の年金が減らなくていいと思います。
父は、「お前は全く金の苦労をしていないから、何でも買ってもらえるから、そんなことを言うんだ」と言います。
私は両親に食事を出してもらい、医療費も出してもらっています。
でも、欲しいものを買ったり、何もしていません。
私は命がお金だと思えないのです。
父は「父や母が死んだら、医療訴訟を起こして、お金を取るべき」だと言います。
命の重みがお金だと思えない私を、父や母は「変人だ」と言います。
①父や母が死んだら、医療訴訟を起こしてお金を得たいと思わない私は変なのでしょうか?
②何かにつけて学費や今までかかった費用を返してほしいという父をどうしたら良いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親の呪縛からの出家 おのれからの出家

目を覚ましていただき終局のシラフになっていただくために申し上げます。
見捨てること、見限ること。
親に理想を求めぬこと。
これも愛の一つです。

第三者の立場としてズバリ真実を申しますが、そもそも娘を家庭という小さなエゴルールの塊の環境に縛り付けて父親の身勝手なルールを強い続けて、自身も齢70,80代にもなって金に汚いことをいつまでも言っているような人間は、かりに父親であろうとも尊敬されるべき人間ではありません。
明治大正昭和には変な思想があり、親イコール偉い、親イコール敬うべき存在という教えがありました。それは今日においてはそれをされるに値する親に限ってのことです。
人生とは残念なことに、また不思議なことに、生命の誕生自体が人間のルールで決められないことですから、この世に生まれてきた時点で生まれた社会に不適合な、また、自分の性格に不適合な父親のもとに生まれてきてしまうということもあるものなのです。
私も体が弱いので仮に今の状態で300年前のウポポ族(仮名)のDVパパDVママのもとに生まれていたらすぐに死んでしまっていたことでしょう。
この平成という人間ジャングルに生まれてきた為に我々の世代の人たちの数割はみなDV、家庭内暴力、ひどい人生を経験するものです。ですが、それに染まってはいけません。あなたはなたを生きる。
7,80年生きてこられて❝円熟・円満❞なる人格からほど遠い、我欲まみれな人間は残念ながらもう変わり様がありません。
人生において優先すべきことを間違ってしまったのです。
それはあなたの責任ではありません。
本人の問題で本人の自業自得です。
父親だからといって無理にかかわらぬことです。
毒親のもとに生まれてきてしまった場合に限ってはゆるされることです。
子どもに家庭愛よりも大人の都合を押し付ける人間はその程度の人間。
あなたに力があれば親をより高い人間性に導くべきでしょう。
ですが、何を言っても聞く耳持たない親というものがある。
あなたもボロボロになる。その負の連鎖を断ち切るためにも、あなたはあなたというその生命体において最良最上最高の自己を見出すべきです。家庭をよりどころとせず、あなた自身をよりどころとすることを成し遂げるべく道を歩むべきです。
そうすれば、あなたはあなたという父親とは別存在、別人格であることが明らかになり、父親の呪縛から解放されます。

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有り難し
おきもち

お金では幸せになれません

拝読させて頂きました。
お金では本当の心が満たされたり幸せになることはできません。
どんなに争いをしてお金を取っても心は満たされることはありません。
ましてお金を持ってあの世に行くことはできません。
お金はこの世の中の道具でしかありません。
本当に大切なことはそれぞれの人が仲良くお互いを思いやり信頼しあって心から豊かになることです。
お金お金という人は永遠に満たされることはありませんから決して幸せにはなれません。

あなたがもしも人生をお健やかに生きるならばお金にまつわるご縁から一度きり離れてみてはいかがでしょうか?
金の切れ目が縁の切れ目のご縁は一度清算なさってみることはいかがでしょうか?

あなたがこれからの人生を心お健やかに豊かに皆さんと共に生きて幸せな毎日を過ごしていかれますようにと切にお祈りさせて頂きます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

丹下覚元様
お返事どうもありがとうございます。
父に無理にかかわらないようにしたいと思います。
その方が良さそうですね。
「あなたはあなたを生きる」とおっしゃっていただき、本当にそうだと思いました。
なかなか難しい環境ですが、心がけていきたいです。
本当にどうもありがとうございました。

Kousyo Kuuyo Azuma様
お返事どうもありがとうございます。
そうですね、お金では本当の心が満たされたり幸せになることはできないですね。
私もそう思います。
お金お金という人は、満たされていないと感じることが多いです。
祈っていただきありがとうございます。
本当にどうもありがとうございました。

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