突然死した魂
夫は突然死でした。
人は突然亡くなると自分が死んだことに気づかないと聞いたことがあります。
夫はきちんと死を理解して旅立つ準備が出来ているのでしょうか。
もし理解出来てないとすれば何をしてあげれば良いのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたがしっかり生きていく事
「人は突然亡くなると自分が死んだことに気づかない」という事はまず絶対にありません。
突然死んだことがある経験者が誰一人としていないからです。
「私は突然死した人間ですが、突然死んでしまったので自分が死んだことを気づけませんでした」という死者からの報告があったのでしょうか。そんなわけないですよね。
臨死体験と呼ばれるものがありますが、それも本質的には死んでいない状態ですから夢です。
本当に旅立つのは、ご主人ではなくあなたです。あなたが仏道に旅立つこと無しに、愛別離苦からの救われはありません。
あなたが無くなったご主人が今どうしているだろうか、苦しんでいないだろうか、という思惑に陥ってしまって結果的にご自身の人生を暗くしてしまっている。
悲しいことです。本当に悲しいことですが、人生は自分のこの命を生きること以外にないのです。
思いの中で浸り続けて、いたずらに説きを虚しく過ごす。悩む。苦しむ。悲しむ。周りの人の元気も奪っていく。そういう生き方から離れていく事が仏教であり、仏道なのです。
あなたがしてあげることとは、あなたがしっかり生きる事。
ご主人亡き後もしっかり強く、生きる事。
それ以外にご主人がお喜びになる事はありません。
旦那さまを亡くされて、お辛いことでしょう。
まず、旦那様がさまようということはありませんので、ご安心ください。
旦那さまを亡くされたことにより、まだあなたの心は落ち着かない状況なのだとお察しします。
落ち着いた心で生活をするには、それなりの時間がかかると思います。
娘さんの成長をきっと旦那様も願っていることでしょう。一日一日、目の前のことを行じ、お子さんとともに健康な生活を送ることができるようお祈りいたしております。
いつまでも忘れない
もみいぶさん、はじめまして。
御主人を突然に亡くされたとのこと。突然のことで気持ちの整理がつかずにおられることでしょう。お悔やみ申し上げます。
さて、もみいぶさんは、御主人は自分の死を理解して旅立っていったのかどうかを心配しておられるのですね。
故人が自らの死を理解するのは、遺族が供養をしている姿を見ているからだと言われます。もみいぶさんをはじめ、御主人と懇意であった方々が故人の死を悼む姿を見て、御主人は自らの死を理解していきます。
つまり、もみいぶさんが御主人の供養を続け、御主人のことを忘れないことが大切なのです。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
毎日どうしようもない哀しみにもがき苦しんでいます。
夫は自分の状況を把握しているとのコトですので、そこは安心しました。
未だに気配を感じることもなく寂しさは募るばかりです。
またご相談することがあるかもしれません。
その時はよろしくお願いします。