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時々ひどく不安になります。

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時々ひどく不安になります。体が震え、誰かに縋りたくなります。
今までこんな事は無かったので怖いです。

この不安と、どう向き合えばいいのでしょうか。

(心療内科に通っているのですが、お坊さんの意見も聞きたいと思い、質問しております。)


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それでいいのだ

人間100年生きれるか80年生きれるか50年生きれるか分かりませんが、まぁそれなりに長いこと生きます。その間ずっと健康でいられるとは思わんことです。身体だけじゃなく、心もね。

昔、学校の野球部の監督がこんなお説教をしていました。
「お前ら打撃陣はな、ピッチャーはどんなに頑張っても2、3点は奪られるものだと思って打てよ!1点先制しました。安心しました。油断しました。その後2点奪られて逆転負けしましたってな、それはピッチャーがあまりにも可哀想だぞ!1点取ったら、最低でももう2、3点は取らなきゃと思って打て!5点取っても、もう2、3点保険かけておかなきゃ負ける、そういう想定をして打て!」

人生もそんなモンだと思います。
この身体や心はどんなに頑張ってくれても2、3回は病むものだと思っておきましょう。たとえ実際に3回病んだとしても、残りの人生のうちにもう2、3回は病むものだと思っておきましょう。

病むから人生ってモンは不幸の連続だと言いたいのではありません。人生のうち何回かは病むものなんだから、病むことを悪者扱いしなさるなということです。
人は病むもの。病んで当然。病んで良い。それで自然なんです。

お坊さんだって病むことがあるんですよ。

不安体験
https://hasunoha.jp/questions/15574

病んだ体験
https://hasunoha.jp/questions/2961

お坊さんだってこうなんです。だから大丈夫。その不安を治したいと思うことは良いことです。心療内科にも通いましょう。でも、不安になることを恐れたり否定しなくていいんです。それでいいんです。

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有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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