これからの母との付き合い方
初めて相談いたします。よろしくおねがいします。誰に聞いてよいかわからず、悩んでおります。
私の母のことなのですが、心の持ち方についてご教授願いたいと思っております。
両親は私が15歳の時に離婚し、それから母親だけで育てられてきました。ちなみに私は一人っ子です。
大学、大学院はバイトと奨学金でなるべく母には迷惑をかけずに勉強し、就職後は毎月母の収入以上の仕送りをしています。
母は私が就職をしたころから、依存するような発言をしており、それが不快です。
また私の生活に色々とアドバイスをくれるのですが、その発言が耳障りでつい辛く当たってしまいます。
母の面倒は生涯に渡って見るつもりでいますが、何か納得してないような気がしています。
心のどこかで、両親のせいで貧しい思いや嫌な事があった上に、就職してからも仕送りをし続けている私は何のためにこんなことしているんだろう?と考えています。
見返りが欲しい訳ではないのですが、私が苦労する(労力を使う)意義が母親のためだけなのか?と思うとやりきれないです。
自活してちゃんと働いて生活しているのに、どうして色々言われないといけないのか。と思ってしまいます。
最近私が結婚して、母がより一層私に依存してきます。
今は別々に暮らしていますが、いずれ一緒に住むと思うと不安です。
どのような心の持ち方をすれば、母に優しく接することができるようになるか教えて欲しいと思います。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
子供の修行は柔軟心。親の修行は柔和心。二つで両輪。
どの家庭でも起こる問題ですが、みんな恥ずかしくて口には出せない問題でもあります。
この質問が多くの方の心のとげぬきになることでありましょう。ありがとうございます。
子供は自立独立に向けて子供なりに一生懸命やっている(つもり)。
その評価として親も「よし、よし」とホメてくれるならまだしも、
「アレがダメ、これがダメ」と小言のようにいわれ続けると、子供は低評価されていると感じ爆発しそうになる。
この問題の解決方法は2つだけ。といっても一人一つ。
①親は子供に否定的表現をやめて肯定的に伝える技術(柔和心)を身につける。
②子は、親のどんな否定的表現にもめげずにハイ、ハイ、ひょいヒョイとかわせる心のナイススルー技術(柔軟心)を身につけることが大事です。
どちらも一つ身につければいいだけですから、生活習慣の一つとして取り入れてみてください。
子供は自分もいい加減いい大人(のつもり)にもかかわらず、永遠に子ども扱いする母親を抑圧的に感じる。その結果親からの精神的な解放、独立を求める。
これはお互い、親離れ、子離れの時期がやってきたということなのです。
映画「ブラック・スワン」では母親と娘の確執が描かれています。
あまり強調されてはいませんが、主人公があのように発狂してしまう原因の一つに、母親の抑圧からの解放を求めること映画はデッドエンドを迎えますが、ポジティブエンドにするためには、それぞれ相手から自由になること「お互いに干渉しすぎないこと」です。
親が子供を私物化、所有化、ワタクシせず、子供の独立を認め、自由を尊重してあげることが柔和心。
してくれない親に対しては、自分で柔軟心(にゅうなんしん)を持つことがベストウェイです。
「いずれにせよ問題になって苦しんでいるのは私」
「ならば私が風を受け流せれば問題はない」
「風はどうすればかわせるか 当たるモノ(我)が自分にあるから当たる」
依存が強いと、私も しんどいんだよと、打ち明けてみましょう。
大変な ご苦労の中、頑張ってこられたのですね。
奨学金を受けながら 勉強に、就職してからは 仕送りにと。本当に立派ですね〜◎
偉いな〜泣けてきちゃう。
我慢してきたことも、いっぱいあるのでは? 親にとったら、自慢の娘さんでしょうね。
お母様の 依存や 発言が、どの程度のものか 分からないのですが。。。
女親が、一人で 子どもを育てあげるのは、大変な事です。あなたの苦労とは また別の、大変さが お母さんにも あったと思いますよ。そりゃ、離婚は親の勝手で、子どもからしたら、他の家庭のほうが豊かに思うこともあったかもしれません。それだけに、お母さんは、いろんな苦しみも、抱えてこられたことでしょう。
人一倍、あなたの幸せを願って、あれこれ 口出しがエスカレートしているのかも知れません。また、親も 歳を重ね、経済的に 助けが必要になり、甘えてしまわれているのでしょう。
お母さんの 置かれた環境も分かるし。年頃のあなたの これからの幸せも、大切にしてもらいたい。
喧嘩腰にならないようにね〜お母さんと、ゆっくり話してみましょう。
あなたは、今まで お母さんの力になりたいと、頑張りすぎてきたのかも。しんどくなりすぎて、いっぱい いっぱいになっちゃダメだよ。
今の正直な気持ちを伝えて、依存が強いと、私も しんどいんだよと、打ち明けてみましょう。
あまりにあなたの負担にならないよう、控えてくださるのでは(*^^*)
縁あり親子となりて
vege様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
さて、親子関係に関しましては、下記における各回答も参考になることがあるかとは存じます。
http://hasunoha.jp/questions?tag=両親に優しく
拙生は、よく「父母恩重経」を扱わせて頂きました。
父母恩重経・親の大恩十項目について
http://hasunoha.jp/questions/142
この内容を少し鑑みられて、vegeはお母様のことをどのように思われるでしょうかね?
この世において縁あり親子となりて、感謝すること、有り難いこともあれば、迷惑なこと、煙たいこと、腹の立つこともある・・色々あるのが親子関係であります。多くの人間がいる中で稀有なる不思議な縁による関係ですが、胎内記憶や懐妊前記憶のある子どもたちの例によると、「子は親を選んで産まれてくる」ということのようです。但し、このことについては、厳しい反対・批判の意見もあります。
胎内記憶の第一人者・池川明先生によれば、子どもが親を選ぶ理由として、下記の三つが代表的にあるということのようです。
一、親が色々と優しそうで、自分が楽しくて幸せな人生が送れそうだから。
二、親が色々と寂しそうで、自分が産まれることで親の役に立てれそうだから。
三、親が色々と厳しそう、逆境を与えてくれそうで、自分の修行や成長に役立ちそうだから。
vege様は、このこともどう考えられるでしょうかね。。
仏教では因果を考えるため、各々の持っている業の力も色々と作用しつつ、やはり何らかの様々な「縁」が複雑に絡んでの結果として、今の状態があると考えます。このような立場にあるのも何かの因縁によるものとしてあり、またこの世にての行いの数々が、必ず死後の状態に影響を与えていくことになります。
そのため、仏教ではできる限りに心を清らかに保ちて、悪いことはなさずに、善い行いに努め励みなさいということが基本となります。
その中では、報恩に努めることも大切な善い行いとなります。もちろん、過度な負担、依存など状況によっては悪い行いへと変わってしまうことや、逆に迷惑となることまで、何でもかんでもというわけではありません。そこは中田様のおっしゃられるように、意思の疎通を持って解決を図られるのが良いのではないかと存じております。
川口英俊 合掌
大雨、小雨
vegeさま。
なごみ庵の浦上哲也と申します、よろしくお願いします。
vegeさんの学生時代から社会人までのお姿を拝読し、自分はなんて甘い環境にあったのだろうかと頭が下がりました m(_ _)m
またお母さまも、女手ひとつでvegeさんを育てられたのですから、頑張り屋さんな所は似ているのかもしれませんね。
読んでいて思ったのは、お母さまは今のところ、子離れに失敗しているのではないか、ということです。
お母さまから見たら手塩にかけて育てた一人娘、卒業後は仕送りをしてくれる自慢の娘。いつまでも自分の影響下にとどめておきたいのに、どんどん立派になっていってしまい、結婚もしてしまった。
嬉しい気持ちもありつつ、自分から遠くなってしまうようで、寂しさと不安から依存と干渉が強まってしまうのではないか、そう感じました。
今後、お子さんが生まれればお母さまはアドバンテージである「子育ての経験」の部分で強い干渉があるかもしれません。vegeさんが、仕事に子育てにと疲れている時にそれが来たら、大きな波風が立つ可能性もあります。
「雨降って地固まる」という言葉もりますが、大雨(大ゲンカ)になる前に、小雨(話しあい)をしておく方がよろしいかと思います。
いかがでしょうか。
親への許しは難しい
vege様へ
親への許しが許しの中で一番難しいと言われているそうです。
でもvege様を育てるに当たりいろいろなことがお母様にもあったことでしょう。
今はきっとお母様はさみしいのではありませんか。
やはり話をすることが大切であると思います。
客観的にお母様の気持ちも受け取ってあげてください。
焦ることはありません。
合掌
この本は如何でしょうか?
質問者からのお礼
水上昇真様
早速のご回答ありがとうございます。
本を読んでみます。また思うことがありましたらお返事させていただきます。
中田三恵様
ご回答ありがとうございます。
母のために頑張るのが当然だと思い込んでいたと思います。やはり一度向き合って話してみることが必要だと感じました。
母の今までの苦労を考えると私も居たたまれない気持ちになりますが、一人の女性として話し合ってみたいと思います。
川口英俊様
ご回答ありがとうございます。
子供が親を選ぶ理由は初めて聞きました。私の場合は①のつもりが②③になって困った状態なのかな。とも思いました。
父母恩重経・親の大恩十項目も初めて拝見いたしました。親の苦労子知らずと痛感しました。
母の苦労は解っているつもりでしたが、十分ではありません。
このことを心に留めて話し合いが必要だと思います。
浦上哲也様
ご回答ありがとうございます。
今読み返すと、私が頑張った自慢のようでお恥ずかしい限りです。
浦上様の文章を母に読ませてみたいです。きっとハッとすると思います(そう願っています)。
子供のことも既に、早く産みなさいなどと色々言われ、仕事もしたい私にとっては辛い状況です。
やはりみなさんのご意見通り、一度話し合いが必要のようですね。
丹下 覚元様
ご回答ありがとうございます。風のかわし方ですか。真正面で受けると確かに辛いですね。少し体を斜めにしてみます。親離れ、子離れと思うのですが、永遠に親子である以上今まで全部受け止めていたのかもしれません。これを機会に柔軟な対応を身に付けられればと思います。
鈴木光浄様
ご回答ありがとうございます。
今は結婚式の内容その他参列者について、色々と言われています。
聞かないで聞いたフリをしていますが、やはり疲れます。一番許しが難しいというのも納得です。
今は会話するのも億劫で、話し合いができるのだろうかと思ってしまいます。
ですが、前に進むためにも必要ですね。