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題目

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有り難し有り難し 28

 ある本で読みましたが、仏法 法華経の題目は、81画です。この吉祥を唱題することによって、功徳がますます積もると書いてありました。法華経には何か秘密があるのでしょうか?他の宗派の題目にもあるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「あ」といえば「あ」ということが起こるだけになればいい

本当に法華経が読めるようになると。
モノにそれ以上のものをつけ足ししません。
人間は解釈を加えて遊ぶ生き物です。
本当にそれだけで居てみてください。
本当のお題目になりましょう。
南無妙法蓮華経。
本当にそれだけで居るひとは思想・思考に移行しません。
南無妙法蓮華経。
本当にその事にその通りに任せきった心こそが帰依の心であり、無私無作の心です。そういうのを仏の心というのです。
法華経は全章を通して人間のある一心を説いています。
そこが明らかになるためにも本当にそこに何かを加えたりしないままに居てみましょう。
多くの人は法華経というと「ああ、日蓮さんの…」というその後から自分流の思いをつけ足すものです。
法華経それ自体には「日蓮上人の…」ということすらありません。
その事が本当にその通りのままで。
南無妙法蓮華心。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

秘密のようなものは無いと思います。日蓮聖人は法華経を体読しなさいと言われました。体読とは実践の事です。つまり、お題目を唱えるだけでなく、法華経に説かれている教えを日常生活の中で実践しなさいということだと思います。
ですから可能なら、読み易そうな法華経の解説本などを読んでみてくださいね。そして、そこで学んだ事を思い浮かべながら、そして、お釈迦様を思い浮かべながら、お題目をお唱えくださればと思いますよ。

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私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないことも多々ありますがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談についても紹介していますのでどなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

質問者からのお礼

三宅 聖章 様 ありがとうございました。

丹下覚元様 ありがとうございました。日蓮上人は、本を読んだところ、処刑されかけられたり、蒙古軍襲来で朝廷に、意見したり、この国のことを気にかけていたように思いました。悟りをひらき、その時代のことが浮かんできます。回答が心に響きました。ありがとうございます。

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