裸の王様
いつもお坊さんの的確な回答参考にさせて頂いてます。
今回も職場の人間関係に関しての質問です。仕事での人間関係の中であれ?この人何か変かな?とか違うかも?と感じた時ってその事を直接本人に確認する事はおかしな事ですか?
私はいつも直接本人に指摘というか確認していたのですが他の方に聞いた所「あの人はそういう変わった人だからほっといて影で話してればいいのよ」と言われました。
思い返せば私はいつもこの様な状況でトラブルになったり嫌な気持ちになったりしてました。
人の事なんだからと気にせず知らないふりでもしておくのが良いのかとも感じますがどうしても違和感を感じてしまいます。自分が正しく自分が基準だとは考えてなく、自分が変なのかな?と思いながらの違和感です。
裸の王様に裸だと言った少年はそんなに罪なのですか?それとも裸なのは相手でなく私の方なのかな?等
いつも悩みます。色々な考えをお聞きしたいです。ご回答宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
諭し方の問題ですね。
何かしらの執着に囚われている人間は視野が狭くなるので、問題の全体像を俯瞰することができず、自らの問題に気付けません。
あなたは現状を客観的に把握しているので、問題点が明確に見えるでしょうが、自分が正しいと思い込んでいる人間は基本的に耳を貸しません。例えば、若い社員が「これからはITの時代なんで、どんどんコンピュータ化していかないと!」と諭しても、「この会社を一から築き上げた俺の経験に文句あるのか!」と老害な社長が怒り出すような構図です("プライド"=執着)。
そのような人を納得させるというのは非常に困難で、お坊さんやカウンセラーが日々苦労しているところです。一歩間違えると、怒りだして自分の殻に閉じこもってしまいますからね。一つのセオリーとしては、遠回しに理論誘導して、間接的に自らの執着に"気付かせてあげる"ことです(自分で悟ったのなら怒りは生じません)。
執着に填まった人間は子供みたいなものです。子供を大人げなく論破して泣かせるより、子供のプライドをくすぐるような肯定的な物言いで納得させた方が合理的だと分かるでしょう。相手に気遣いするのもうんざりですが、喧嘩で無駄な時間を過ごすより、結果的にこちらの負担が最も少なくなります。
スルーする時とこだわる時の見分け方を!
ピーコロ丸さん、こんにちは。
付き合いの人との合わない違和感に対して聞きたくなるのですね。素晴らしいですね。なんでも自分のもやもやに解決をしようという気持ちは大切です。でも、その対象が人間である場合は、感情が絡みますので、必ず聞いていいというものではありません。人間は不完全です。完全になろうと思ってもなかなかなれるものではありません。完全にする努力は、本人自ら求めているのは良いのですが、未熟が故に相手から欠点を言われても素直に受けるのは難しいのです。だから伺うのは時と場合によります。普通であれば余程のお互いが信頼している場合であれば、アドバイスしても良いでしょうが、信頼が築けてない場合はスルーが無難ですね。でも仕事では言わなければならない場合もあります。その場合は、例えば上司に相談するとか、先輩に相談するとか相談の上で、判断する方が良いでしょう。もちろん上司が駄目といえばスルーしなければなりません。
あくまでも自分の好奇心に負けることなく、状況判断が大切です。合掌
質問者からのお礼
回答拝見致しました。早速の回答有難うございます。それととてもわかりやすく私の拗れてる心にもスーッと入ってきました。
心の中の疑問の対象が対人である時は感情がからむとのお言葉。確かに‼︎ととても納得しました。自分に置き換えて考えても対して気を許してない相手に色々指摘されても気を悪くされたと腹を立てます。本当に有難いお言葉とお知恵を頂き感謝致します。すぐに上手くは出来ないかもですが少しずつ今回のお言葉を思い出しながらやっていきたいと思いました。それと必ず最初に私の事を肯定して頂けるので笑嬉しくなります。いつも有難うございます。
中山様、ご回答有難うございます。
執着している人は視野が狭い、私のもそうなのかもしれないなと感じながら拝見致しました。
そして教えて頂いた合理的な対応の仕方ですが、私の理想です。物事の表面にだけ囚われるのではなく、その様にいつも落ち着いて行動出来るようにやっていきたいと思います。頂いたお言葉を思い出して頑張ってみます。教えて頂き、気づかせて頂き本当に有難うございます。