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飲み会の悪口大会への処方箋をお願いします

回答数回答 3
有り難し有り難し 15

度々書かせていただいております。
貴重なお時間割いて回答してくださる僧侶の皆様、いつもありがとうございます。

今日は職場の飲み会の悪口についてです。
先日、仲の良い同期に誘われ飲み会に行ってきました。
お酒が進むと自然と職場の特定の人の悪口が話題に上がり、気がつけば凄い盛り上がりに。
私はお酒は下戸を地で行くような人間でして、ホントにきついですね。
私自身も裏で言われてるのかな…と思うとまぁレモンサワー一杯で気持ち悪くなってしまいます。
誘われたのが仲の良い同期です。
集まったのは先輩後輩合わせて4人ほど。

伺いたいのは
・飲み会との距離の取り方
・悪口大会になってしまった際の自分の振る舞い方
・早く帰りたいときはどの様な言い訳が波風たてないか
飲み会での悪口は、魂の波長的にも低い波動で最悪というのは聞いたことがあります。
よろしくお願いします。

2025年8月22日 0:38

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それは憂鬱ですね…

私も下戸なので
そのきつさはホント分かります。

その飲み会に参加しないと業務上不利益がありますか?
それならその飲み会も業務と割り切るしかありません。
私もサラリーマン時代はそのように考えていました。

愚痴大会に成ったら
私はニコニコして聞き役に徹していました。
そしてウーロン茶とビールを飲み分けて
しばらくしてトイレに吐きに行って
それを理由に早めに帰っていました。

僧侶になった今は
安心できるメンツとの飲み会にしか参加しません。
その人たちはウワサ話も悪口も言わず
仕事や趣味の話ばかりなのでとても居心地が良いです。

先ずは
いろいろな飲み会に参加して
飲みに行っても良いメンツを
見定めてはいかがでしょうか。

2025年8月22日 9:54
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有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

ストレス発散の場だと受け止めてあげる

飲み会との距離のとりかたは、
職場の飲み会はストレス発散の場であり、アルコールの有無に関わらず、普段言えないことを言ったり、普段話す時間がない相手とゆっくり話せる機会ですね。
ですから、飲み会での陰口や愚痴はある程度「ストレス発散」として許してあげてはどうでしょうか。
悪口への対処は、
「悪口を聞かされている」と被害者意識になるとムカつきますので、「悪口を許してやっている」と上から目線で聞いてあげるのです。
ただし、あなた自身は極端な悪口には加担しない(共犯者にならない)よう気をつけましょう。
もちろん、せっかくの飲み会なので愚痴を言うのはけっこうですが、例えば僧侶の戒律には、「他人の罪を言いふらしてはいけない」というのと、「謝罪している人には怒り続けず許してあげねばならない」という内容もありますので参考になるかもしれません。
早く帰りたいときの抜け出し方は、
たしかに難しいですよね。
一次会の締めなど分かりやすい区切りがあれば帰りやすいですが。
やはり、最初は抵抗があっても勇気を出して早く帰ること。そのうち、「あの人はいつも早く帰る人」として定着すると思います。
お酒に弱い(気分が悪くなる)というのも理由に使えそうですね。
事前に気安い人に「私はすぐに酔いが回って気持ち悪くなるので、早めに帰る可能性があります」等、予告しておく(誰か一人にでも許してもらえている)と、当日に気が楽かも知れません。

2025年8月22日 7:05
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

飲み会での悪口にどう向き合うか

1. 飲み会との距離の取り方
お釈迦さまは「悪友を遠ざけ、善友と親しめ」と説かれました。これは「一切の悪い人を避けよ」という意味ではなく、心が濁る場に長居しないように、という戒めです。飲み会があなたの心を濁すと感じるなら、出席は最小限でも構いません。「毎回は参加せず、時々顔を出す」など、自分が疲弊しない範囲をあらかじめ決めておくと安心です。

2. 悪口大会になったときの振る舞い方
悪口に同調しないことが第一です。とはいえ黙り込むと不自然に見えることもあります。

・軽く笑って流す
・話題を変える(「そういえば…」と別の話を持ち出す)
・「へえ、そうなんですね」と相槌だけで深入りしない

これで十分です。仏教では「悪口に加担せず、心を守る」ことが修行です。反論して場を荒立てる必要もなく、自分の心を濁さないことを優先してください。

3. 早く帰りたいときの言い訳
波風を立てずに抜けたい場合は、「体調」「翌日の予定」を理由にすると自然です。

「明日朝から予定があるので」
「少し体調が悪いのでお先に失礼します」
「電車の時間があるので」

これ以上突っ込まれない、誰でも納得できる理由を選ぶと良いでしょう。

4. 「悪口=低い波動」との付き合い方

悪口は自分の心を曇らせ、聞くだけでもエネルギーを奪います。お経でも「耳から入るものが心をつくる」と説かれています。ですから、悪口の場に居合わせてしまったら、「これは自分の修行の場だ」と切り替え、できるだけ流し聞きに徹してください。その場を出た後は、静かな音楽を聴く・お風呂で深呼吸するなど、自分の心を清める習慣を持つと良いです。

結びに
あなたが感じた「きつさ」は心が正直である証拠です。無理に場に染まらず、自分を守る術を身につけることが、仏教でいう「智慧」なのです。どうか、相手に合わせすぎず、あなた自身の心を大切にしてください。

合掌

2025年8月22日 13:55
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有り難し
おきもち

個別相談可能
仏教×対話×ビジネス。僧侶・理学療法士・プロファシリテーター。整うコンサルタント。仏教と対話で導く、リーダーのための内省と再構築。ビジネスという営みを通じて、人が本音と出会い、本来の個性で生きる場をひらいています。 ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください
職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。 ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。 私は伴走させていただきます。 理学療法士でありますので、これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。 町の診療所から在宅までキャリアを築く。 2歳から108歳まで患者さん担当。 カウンセラー、コーチ、コンサルタントでもありますので メンタルヘルスから新規事業、マネジメントまで相談対応可能。 ビジョンワークはライフワーク。

質問者からのお礼

御礼が遅くなり大変申し訳ございません!
心が濁る場に長居しない。
きつく感じるのは心が正直である証拠である。
響きました!
業務上不利益かと言えば、少しだけ障りがある程度でそこまで大きな影響はありません。
少なくとも先日参加した飲み会に限ってのお話ですが。
悪口を許してやってる。位の上から目線で加担しすぎず、聞き流せるように訓練してみます。

御三方、誠にありがとう御座いました!
感謝合掌

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