職場の人間関係
以前にも相談させて頂きました。
2年前に、母親の介護のため、24年間勤めた一部上場企業を退職し、転勤先から地元に戻りました。
退職後は、契約社員を転々としています。
勿論、正社員への道もありましたが、職場の人間関係に付いていけず、退職を繰り返しています。
自分では、一部上場企業に勤めていた時は、安全や福利厚生等、諸々の規則やコンプライアンス等、全ての物がほぼ完全に整っていた会社でした。そんな会社に勤めていたという自信からか、転職先の人を尊敬することがどうしても出来ません。
また、私から見ると、程度の低い方が多く、上場企業との格差を感じてしまいます。
次に入った会社の方は、尊敬したいと思いたいのですが、言葉の使い方等、些細な事が気になってしまいます。
昨年に、母親、甥っ子、義父と立て続けに亡くしており、精神が乱れているのか?と思うときもあるのですが、次に入った会社の方とは、気さくに話がしたいのと、穏和な関係を気付きたいと思っています。
良きアドバイスがあればお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
はじめに尊敬あり
ご相談拝読しました。
「迷走中」のユーザーネームが示す通り、あなたは今迷っておられるのですね。
それは一体何に迷っているのか?
あなたは自分に迷っているのではないでしょうか?
一部上場企業で長年勤めた自信がおありなのでしょうが、今現在のあなたはどうなのでしょうか?自分とは一体何のでしょうか。一部上場企業で長年勤めたという経歴は自分なのでしょうか?
さて、浄土真宗のある僧侶の言葉で「はじめに尊敬あり」というものがあります。これは人間関係の基本となるでしょう。
それは目の前の人を評価してこの人は尊敬に値するかどうかまず見定めるという話ではありません。
どのような相手でもまず尊敬(敬意)を持って接するということでしょう。
地方や田舎ではたしかに言葉遣いが粗雑だったり、意外と人当りが閉鎖的だったり、会社の労務環境もきちんと整備されていなかったりという現実もあるのかもしれません。
しかしそこで地に足をつけて生きてきた人々がいるのです。そこに尊敬の眼差しが開かれてこないならば縮まるはずの距離も縮まることはないでしょう。
問題は相手や環境にあるのか自分の中にあるのか?
迷っているのが自分であったとハッキリするならば何かが変わるのではないでしょうか。
あなたが人生に迷っているのではなく、あなたがあなたに迷ってるという人生を今生きているのです。
「郷に入っては郷に従え」という言葉もありますが、なんでもかんでも我慢して迎合し自分を殺して馴染みなさいということではないでしょう。
悪しき習慣やあらためた方がいい部分があるのならばそれは改善が望まれることです。
そうではなく、まず尊敬をもって目の前の人に接していく。その時に問題となるのは相手や環境ではなく、自分のプライドや弱さではないでしょうか。
みんなその人なりの人生を歩んできたのです。それは私には歩めなかった道です。それは果たして尊敬には値しない歩みでしょうか?
人に期待しないことでしょうか
拝読いたしました。
大きな会社にお勤めになった自負も手伝ってか・・・
その後の転職先での人間関係に苦しんだ。
尊敬できない。
見下す。
あなたはそうお思いでしょうが、その通りです。
少なくとも、私はあなたに賛成です。
ただ、一部上場企業に勤めていたことだけが、原因ではありません。
あなたは、頑張ってこられたのです。
尊敬できない人とも、温かい人間関係を築こうと努力されたのです。
追い打ちをかけるように、身近な人を、いや、自分の味方を次々に亡くし、、、
だからもうクタクタに疲れているのです。
次の会社では、よき人間関係を築きたい。
そう思われるのも当然の事でしょう。
しかし、しかしですよ。
自分がいくら努力したって、人は変わりません。
自分は自分でしかなく、それ以上もそれ以下もないのです。
自分と仲良くしてくれる人は仲良くしてくれるし、そうでない人は仲良くしてくれないのです。
変に期待してしまうから、余計に疲れてしまうのです。
今は、続けることが、あなたの課題ではないでしょうか?
継続することで、あなたのなりたい環境を作ることもできます。
居心地のいい環境は、なにもひとつではありません。
朝のニュースを観ていましたが、日本中を震撼させた脱獄犯も、その動機は人間関係だそうです。
どこにでも付きまとうのだなと、改めて考えさせられました。
孤立をするな孤独であれ。
質問者からのお礼
コメントありがとうございました。
自分に迷っている。
その通りかも知れません。
先ずは、どんな相手にも敬意をはらって接してみます。
相手には、相手の生き方、私には私の生き方があり、どちらも正解です。
先ずは、相手を尊重して!を大切にして、次の会社では頑張ってみます。