心(感情)の取り扱い方
お世話になります、皆様いつもありがとうございます。
自分の心の、マイナスの感情に苦しんでおります。
仕事中では、なんで周りの人達はもっと仕事を手伝ってくれないのか? 同僚達より頑張って働いてるのに、上司はなぜもっと評価をしてくれないのか?
自分一人が頑張って働いてて、周りの人達はある意味すごく気楽に仕事をこなしているようで、自分だけ損な役割みたいな感じがしております。
そういった、自分のネガティブな思いに苦しんでおります。
良きアドバイスを頂ければ幸いに思います。どうかよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
その通りご自身のマイナス感情こそが真犯人です。
あなたを苦しめているのはあなたのマイナス感情だとあなたは❝知っている❞。
ですが、知っているだけなのがそこが改善されない理由です。
自分のマイナス感情が自分を苦しめていると知ったのですから、それをやめる方法を工夫するべくそのように心を動かす。
それ以外にあなたを劇的に改善させる方法はありません。
あなたの心のドライバーはあなただからです。
心の能動的なはからいを一切休める。
それが坐禅です。
禅定。
禅定はプラスでもマイナスでもありません。
プラス感情、マイナス感情は思考だからです。
禅は思考以前。
思考活動、能動的な活動をする前の事実に生きることです。
感情は思考の後に出てきます。
事実は感情よりも思考よりも先なのです。
そこをアドレスにする必要がある。
あなたのアドレスは思考なのです。
そこに浸り続ければ感情にリンクして喜怒哀楽や損失感覚、ネガティブ感情に支配される。
心が向かう方向性を根底から変えるためには坐禅がよいでしょう。
坐禅をして思考以前の事実に目覚めることです。
思考の立ち上がりは早いです。
その軌道の速さたるやレーサーXポールギルバートよりもイングヴェイよりもインペリテリよりもパンテラよりも激速です。
ですが、坐禅はそれ以上の速さに君臨するのです。
思考以前だからです。
事実をアドレスとしているから思考を配下にすることができるのです。
統理大衆、一切無礙とは、おのれの心の衆生をして一切を統理すべきことです。
人間が一日に想起する数千、数万の思考活動❝大衆❞を統理し、おのれが己の想念に打ち克つことです。