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人生の目的とは

回答数回答 2
有り難し有り難し 20

いつもお世話になっております。
ありがとうございます。

私自身毎日の生活の中で、なかなか自分の生き甲斐とかやりたいこと、目標などを見出だせずに毎日をただ漠然と生きています。

スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんは著者の中で、人生の目的は、魂の経験と感動であるとおっしゃっていました。

仏教では、人生の目的とは一体何かとお示しになってますでしょうか?

良きアドバイスを頂ければ幸いに思います。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏教の真髄を人生の目的に

お釈迦様は、慈悲の心は人間、誰もが持つ最高の心である仏性であるとお悟りになり、この心を持って「世の為、人の為」尽くすことにより、住みやすく、より良い世の中になることをお示になり、仏教として確立しました。
私には、40才代の息子二人がいます。今、話題の池上彰さん推奨の「君たちはどういきるか」は、62年前中学1年生の時、先生から薦められて読み感動し、私の心の拠り所としていました。そして、息子達が中学1年生になった時、此の本を講読させた所、今でも「コペル君」の本で通じ、立派に育ってくれました。僧侶になって改めて講読し感じたことは、子供向けの仏教の本と思いました。 私達もあまり知らない、現在の仏像は、ガンダーラが発生であり、日本人の先祖は、遠い外国の文物でも、優れた物には心から感心して、それを取り入れ、日本の文明をぐんぐん高めていったことが説明されています。そして、この本の冒頭には
たれもかれもが力いっぱいに、 
のびのびと生きてゆける世の中
たれもかれも「生まれて来てよかった」 
と思えるような世の中
じぶんを大切にすることが、
同時に人を大切することになる世の中
そういう世の中を来させる仕事が
きみたちの行くてにまっている
大きな大きな仕事 
生きがいのある仕事              
              吉野源三郎
と、記述されていて、その中の一節に「人間は、常に自分の体験から出発して正直に考えていけ。そして、人間の立派さを魂で知り、心の底から立派な人間になりたいと思うことだ」と記述されています。 hasunohaさんの質問を見ると若葉さんの質問に類似した内容のものが多く見受けられます。平和で、世界に誇れる国に成長した日本でこのような質問が多いのは、「日本が抱える現代病」かもしれません。今の自分を見つめ、何故このような心境になるかを解き明かし、世の為、人の為になることが、お釈迦様の教えであり、仏教の真髄ですので、人生の目的にしたらどうでしょうか。

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サラリーマンでしたが、第二の人生は、在家から出家得度し僧侶に転進。現在、ブ...
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幸せ(煩悩を弱めたり消したりする)が目的

まず、人生の目的とは、あらかじめ誰か(神様とか)が決めてくれているわけではないと思います。
しかし、私達は、自分の人生の目的を決めることができます。

なので、今、人生の目的を決めましょう。
人生の目的は、幸せになることだと、決めましょう。
はい、決めましたか?
目的が決まったら、目的を達成するための方法が必要になります。
仏教には、幸せになる方法がたくさん説かれています。
それは、言い換えると、悩み苦しみを減らす方法です。
悩み苦しみを減らすためには、
悩み苦しみの原因である「煩悩」を減らすことが有効です。

煩悩を減らすためには、
仏教の知識を学び、仏教の修行をすればよいのです。
それは、お坊さんじゃなくてもできます。

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質問者からのお礼

この度もいろいろなアドバイスを頂きまして、誠にありがとうございました。

ついつい自分の悩みにばかり囚われてしまいがちになっておりましたが、これからはもっと自分の周りに居る人達のことを考えて、少しでも周りが楽になるよう、助かるようにやっていきたいと思います。

それがおのずと自分の喜びや満足感に繋がっていけば幸せなことですね。

今回も貴重なご一緒を頂きまして、誠にありがとうございました。

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