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子どもの部活のアドバイス

回答数回答 2
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子どもの部活のことについて。
子どもにどんなアドバイスをしてあげたらよいか悩んでいます。

子どもは吹奏楽部で、昨年から部活動に熱心に取り組み、欠席や遅刻もほとんどありません。
今年の夏にコンクールがおこなわれますが、出場メンバー枠が決まっており、数名だけ出られないことになりました。

先日、顧問の先生が「○○(楽器名)と○○(楽器名)は、いりません。」と言われ、子どもの楽器も「いらない」と言われ、かなりショックを受けたようです。
どうも、全体のバランスを考えてのことのようです。
「いらない」という言い方でなく、子どもたちが納得できる言葉があればよかったのにと思います。

これまで、誰より一生懸命練習してきた子どもにとっては、ショックなようです。また、これまで不真面目だった友達が、自分はコンクールに出してもらえる(全体のバランスで)となると、急に態度を変えて張り切り出したのも、納得いかないようです。
「頑張った人は報われるというけど、そんなことはないんだね。」
と、暗い表情です。先日は、号泣もしました。
大好きな吹奏楽だったのに、とても残念でなりません。

確かに、世の中には理不尽なこともあり、ひとつの経験だと思いますが、どのようにアドバイスしてあげたらよいのでしょうか。
よろしくお願いします。

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ここが終わりじゃありませんように。

吹奏楽部。
懐かしい思い出です。
私も中学・高校と地味な楽器を吹いていました。

一生けんめいがんばっていた分、コンクールの枠から外れたことはショックだったんでしょうね。
ぼくもふて腐れたことあります。
でも、、それがすべてではありません。
コンクールで演奏することだけが評価の対象ではありません。
たぶん、頭では理解しているけど、それでも悔しくて、報われなくて、泣きたくなっている気持ち、お察しします。

こどもさんにアドバイスはいらないです。
アドバイスではなく、ただただ、子どもさんの奏でる音楽を聴いてあげてほしいです。
練習の音でも、途中で途切れてもいいので。
評価される音楽だけが舞台じゃないです。
コンクールの観客だけが聴衆でもなく、コンクールの審査員だけが音楽の理解者ではないよ。
演奏がどうだったという言葉も要らない。評価もいらない。

ただ、
「聴かせてくれてありがとう」
「聴いてくれてありがとう」
それで十分。それ以外いらない。

学生のうち活動範囲は限られてしまうけれど、続けてさえいれば演奏の場所は広がります。
好きであれば、どうか続けてください。
誰かに評価されるための音楽から、自分が演奏したいサウンドをする環境はそのうちやってきます。

続けてさえいれば、チャンスはこれから何回もあります。

どうか報われますように。

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有り難し
おきもち

僧侶として長い時間を過ごしてきましたが、 四十年以上経った今でも、言葉や文字にできない思いはあります。 どんなに経験を重ねても、 世の中で起きる出来事や、自分の中に生まれる感情のすべてを きれいに整理して表現できるものではないと思っています。 だから、うまく書けなくても安心してください。 ここでは、無理に言葉を整えることよりも、 いったん息を整えて、静かに耳を澄ますことを大切にしています。 まとまりのない文章でも、途中で止まってしまっても構いません。 言葉になる前の思いが、そのまま置かれてもいい場所でありたいと考えています。
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息子さんが顧問の先生だったら

ひまわりさん、はじめまして。質問を拝読しました。

ひまわりさんの息子さんは、吹奏楽のコンクールに出られないことになり、理不尽な思いをしておられることでしょう。

まずは、ひまわりさんの言うとおり顧問の先生は「いらない」という言い方でなく、子どもたちが納得できる言葉を使うべきでしたね。

そして、ひまわりさんは息子さんに対してどうアドバイスすればいいのか。
私なら、「あなたが顧問の先生だったらどうする?」と逆質問します。
顧問の先生の苦しい立場も配慮できるようになれば、人格がひとつアップすることでしょう。

空海は、「曲がった木をうまく使うのが良い大工である」と言いました。
吹奏楽の楽曲で使わない楽器があると分かったとき、使わない楽器をどうするのかを考えることができるのがよい指導者です。切り捨てるだけが指導者の役目ではありません。切り捨てるなら、どうフォローするかまでを考える必要があると思います。

ひまわりさんも息子さんと顧問になったつもりで考えてみてください。

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有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の月例法話の他に、地域の出張法話の依頼もあります。 出張法話で寺のある地域の特産品「梨」を紹介するので、「梨のおじゅっさん」として有名になりました。 ホームページ http://houwa-kanonji.com/

質問者からのお礼

泰庵先生 
お忙しい中、早々にご回答いただきありがとうございます。感謝いたします。
「続けてさえいれば、チャンスはこれから何回もあります。どうか報われますように。」
というお言葉に、涙が出てきました。その通りだと思います。
子どもには、せっかく出合えた大好きな楽器を、好きでい続けてほしいです。
泰庵先生のお蔭で、わたしも穏やかな気持ちに戻れました。
ありがとうございました。

中村太釈先生
お忙しい中、ご回答いただきありがとうございました。感謝いたします。
空海さんの言葉の引用が心に響きました。
子どもに逆質問をするのは、よい方法だと思い、早速実行してみたいと思います。
余談ですが、「南無大師遍照金剛・・・」をいつも唱えており、お答えが降ってきたかのようで嬉しく思いました。
ありがとうございました。

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