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誰かに自分の生を望まれたいと思ってしまいます。

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 質問といいますか、誰にも言えないネガティブな話を聞いてほしかったため書き込ませて頂きました。

 ここ数年、母や兄たちから「死ね」と言われつらいです。彼らが悪いわけではありません。もちろん、日常的にそのような暴言を吐かれているわけではないのです。わたしの自己管理能力の問題ゆえになに迷惑をかけてしまったときです。母の説教に加担するように兄二人にも怒られます。説教は甘受しますが家族からの「死ね」という言葉だけは本当につらく、いつも黙り込んでしまいます。すると、追い打ちをかけるように「ここまで言われてもなにも思わないのか」と言われます。実の家族に「死ね」と言われなにも思わない人間なんているのでしょうか。

 何度も同じことで怒られる自分に嫌気がさします。くずでのろまで愚かでいつまでたっても成長しないで、彼らの言う通りだと思います。家に居場所がありません。しかし、家庭内で一番立場の弱いわたしを母と兄たちが同時に責めることで、彼らのストレスの捌け口にされている気もたまにします。自分に非があるのでなにも言い返せませんが。

 別に自殺願望があるわけではありません。むしろ生への執着はあるつもりです。しかしああも「死ね」と言われてしまうと自分の生を疑ってしまいます。自分のためだけに生きるのは悲しいです。誰かにわたしの生を望んで欲しいと思ってしまいます。友人だってそれなりにいるのに、前々からいつも孤独を感じます。

 家族は、わたしがここまで深く悩んでいるなんて夢にも思っていないでしょう。いつも能天気で楽観的に振る舞っているので、こんな暗い話は友人にもできません。話がまとまっていなくて申し訳ございません。誰かに聞いてほしかったのです。おこがましいかもしれませんが、どんなことでもいいので、もし、一言でもお言葉が頂けたら幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心理的虐待を受けている可能性もある

あなたが18才未満であるなら、あなたに対するご家族の言葉な、
児童虐待(心理的虐待)に該当する可能性があります。
「189」に電話して児童相談所に相談してみてもよいと思います。

ただ、仏教では、悩み苦しみの原因は自分自身の煩悩だと考えます。
煩悩とは、欲・怒り・怠け・プライドなどの、ストレスにつながる感情です。

他人から認められたい、自分をすばらしい存在だと思いたい気持ち、プライドの煩悩は誰にでもありますよね。
しかし、頭の片隅にでも、「プライドの煩悩はストレスの原因だ」と、自分の感情を冷静にみつめる考え方を持つようにしましょう。
家族に何を言われても、平気へっちゃらで幸せに暮らせるメンタルになるために。

毎日「欲・怒り・怠け・プライドは煩悩」と念じるようにしましょう。
それを続けるだけでも、きっとこれから、あなたの人格が成長します。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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