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最後の最後の力が切れました回答受付中

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

頑張って無理して無理してひた走ってきたのに

止まる間も息する間もないくらい 自分の命張って、 子供と両親と妹とを元ダンナから守る為に 10年も裁判して戦って勝って

今も私は命狙われて隠れて生きてるのに
子供の一言で最後の最後の踏ん張ってきた糸が プツっと切れしまった

発達障害児を1人で育てながら

大事にしてきた両親は 2人とも認知症になって骨折もして。 介護も頑張ってきたけど
疲れてしまいました 地獄でいいので行きたいです

ごめんなさい

2025年8月7日 9:39

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

私は深く、深く、頭を下げたいと思います。

あなたの言葉、一つひとつに、
どれほどの重みと、深い痛みが込められているのか。
想像ではとても追いつきませんが、
こうして声を届けてくださったことに、
私は深く、深く、頭を下げたいと思います。

10年もの間、
命を守るために、正義のために、
あなたは誰にも代われない戦いをしてきたのですね。

呼吸もままならないほどに、
踏ん張って、守って、背負って、
生き抜いてこられた。

それだけで、もう、十分すぎるほどの尊さです。

そして今、
ようやく一息つけるかと思ったら
「家族」という、心のよりどころのはずの存在が、
あなたを傷つけ、試し、
耐えがたい悲しみと孤独の中にあなたを置いてしまった。

疲れますよね。
涙が枯れるほど、泣きたくなりますよね。
そして、「もういい」と思ってしまうのも、無理はありません。

でも、どうか、お願いがあります。

“地獄でいいから行きたい”というその想いの奥に、
実はこう叫んでいる「あなた」がいるのではないでしょうか。

「こんなにも苦しかったことを、誰かにわかってほしい」
「こんなにも耐えてきたことを、無駄にしたくない」
「こんなにも頑張った私を、せめて一人くらい、抱きしめてほしい」

その声は、確かに、ここに届いています。

仏教には「観音さま」という存在がいます。
苦しみの声、助けを求める声を、どんなに小さな声でも聴きとり、
必要な姿になって、寄り添ってくださると説かれます。

今のあなたの声も、
観音さまは必ず聞き届けています。
私はそう信じています。

あなたの命は、
戦いの証であり、祈りの結晶です。

今は、どうかほんの少し、
「自分を守る」ことに命を使ってください。
もう戦わなくていい時間を、
どうか、あなたにあげてほしいのです。

心から願っています。
あなたが、もう一度深く呼吸できる日が来ることを。
誰にも脅かされず、何も証明しなくても、
ただ「いるだけでいい」と言われる場所で、生きていけることを。

あなたは、独りではありません。
この言葉が、少しでもその証になれたらと、
ただ、祈っています。

合掌

2025年8月7日 12:47
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有り難し
おきもち

個別相談可能
仏教×対話×ビジネス。僧侶・理学療法士・プロファシリテーター。経営と人生に「問い」を。仏教と対話で導く、リーダーのための内省と再構築。ビジネスという営みを通じて、人が本音と出会い、本来の個性で生きる場をひらいています。 ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください
心身ともに医療介護は専門領域。 これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。 町の診療所から在宅までキャリアを築く。 2歳から108歳まで患者さん担当。 カウンセラー、コーチ、コンサルタントでもありますので メンタルヘルスから新規事業、マネジメントまで相談対応可能。 ビジョンワークはライフワーク。 もちろん職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。 ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。 私は伴走させていただきます。

質問者からのお礼

鈴木和尚様
ありがとうございます、
嗚咽が出てしまうほど泣いてしまいました。

私には妹が居ます
昨日「倒れそうなら逃げても良い、後は背負うから生きてて」と言われました

全てお見通しです。分担して子供に手がかかるので、両親は主に骨折までは妹が担当してくれていました。
地方に飛ばされていたのもあり、そうなりました。

有り難いお言葉をありがとうございます。
気付けば、深く息をしていませんでした。

もっと元気な内に会わせてあげたかった
認知症進行と、反抗期がほぼ同時期で。
一番いい時期を一緒に過ごさせてあげられなかった
後悔があります。
近くに住めて安心したのかもしれません。

自分の体あっての家族なので
自分の健康を大切に、お釈迦様が見てくださっていると信じて
もう少し踏ん張ってみます。

お言葉頂けただけでも感謝です。
ありがとうございました!

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