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救いの方法について

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有り難し有り難し 38

念仏を唱えるだけで救われると聞きましたが、その根拠を教えてください。
親鸞の教えは信心正因 称名報恩ではないのでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏の側と私の側

救いの根拠を「私」(私の信心・努力・理解・変化・体験など)の側に求めると迷いを深めます。
救いの根拠は阿弥陀如来であり、阿弥陀の本願であり、釈尊の正覚であり、諸仏のはたらきであり、まあ全部どれをとっても「仏」の側です。

信心はたまわるものです。仏の側にあるものです。「南無阿弥陀仏」に触れた(聞く・称える)状態が信心(救い)であり、私の側にあるのは「信心理解」「救いの理解」です。

「逆上がり仏」という仏様がいるとします。その仏様の本願は全ての人に逆上がりをできるようになってもらうことです。その願いにふれて「逆上がりをした・できた」状態が信心であり、救いです。
逆上がりをしている最中はなぜそれができているのかなどわかりません。逆上がりが終わって後から味わうと「鉄棒にグッとお腹を近づけたから」「しっかりと地面をけったから」(←私の努力ではなく、逆上がり仏の願いによって回向されたテクニック)という信心・救いの「理解」を得られるかもしれません。
しかし、その「理解」があろうとなかろうと「信心いただき救われている=逆上がりできている」ことに変わりはありません。

阿弥陀如来は全ての衆生を救うと誓い、願いをかけて、「南無阿弥陀仏」という言葉になってまで今あなたにはたらきかけています。今も既に届いているのです。

まずはお念仏申してみましょう。それから「お念仏のいわれ」(理解を促すもの)を味わってみましょう。

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個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

尊号真像銘文あたりはいかがでしょうか。

親鸞聖人の教えといわれましても、、、
その著作は
顕浄土真実教行証文類(教行信証)、浄土文類聚鈔、愚禿鈔、三経往生文類、尊号真像銘文
一念多念証文、和讃、ご消息
といろいろあります。
「どれか1つだけ」が正しい親鸞聖人の教えではなく「どれも」紛れもない親鸞聖人の教えです。

念仏往生の根拠といいますと、、
「尊号真像銘文」あたりにふれてみるのはいかがでしょうか。
親鸞聖人一人だけが正しいという立場ではなく、先人から受け継がれた書物や解説書の中のこの部分に共感しているという謙虚さと、念仏の大切さをみんな言っているよという熱意が感じられます。

余談ですが、浄土真宗7高僧(親鸞聖人がリスペクトしていた7人のお坊さん)のひとり
源信の往生要集には、こと細かな地獄の設定と念仏往生のことが書かれています。
源信の浄土観には親鸞聖人も影響を受けていらっしゃっています。
現代語訳はご覧になって損はないです。

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hasunohaに出会えた私は幸せ者。地方の町の小さなお寺に居ます。カニとおろし蕎麦と水ようかんが美味しいですよ。街のイルミネーションはまぶしく、人混みは得意じゃないけれど、ここでの対話があるから孤独じゃない。ありがとう。
一人だけで抱えられるほど軽くないのがイノチ。僧侶となって40年経ちました。 社会福祉士、公認心理師として社会では働いてます。事業や組織を背負うと言えないこともあるけど、仏教を背負うと語る内容も変わります。悩みなくても話してみたいときは相談ください

浄土三部経

浄土三部経(無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経)に説かれている内容によれば、口称念仏で極楽に往生できると考えられます。
阿弥陀仏の四十八の本願のうち、第十八願にそのことが誓われています。
余談ですが、得意なカラオケの歌を十八番と言ったり、野球のエースに十八番をつけたりするのは、それが由来みたいです。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ