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おさがり

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生まれも育ちも関西です。

法事でお供えをした物は

「おさがり」として皆さんに配るのが普通だと思っていたのですが、

そうではない地域もあると知って驚きました。

宗派の違いではなさそうですし、地域の違いなのでしょうか?

おさがりとして配らないのなら、お供え物はどうなるのでしょうか?

すごく気になります。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

こんにちは。

 お供え物もお布施ですので、お寺でいただいていると思います。
 今は、おてらおやつクラブという活動もあります。
 https://otera-oyatsu.club/

追記
 質問の意図を正しく理解しなくてごめんなさい。こちらではお宅で法事をすることがないのでわかりませんが、そのお宅で何とかするんでしょうねぇ。

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・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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「所有」感を手放す

お布施した供物はお寺のものです。
お寺かわそれをどう使うかまで気にするのは、「所有」感を手放していない、執着心になります。
執着心は悩み苦しみストレス怒りなどの現実になります。

大きなお寺で法事が多い寺ならば供物も余るから、皆に持って帰ってもらうかもしれませんね。
法事では、供物とは別に引き出物(おみやげ)を皆に配るのではないでしょうか?

施主の自宅で法事する場合ですね。
基本的には施主宅の仏壇にお供えするので、所有権は施主になりますから、それを分けるかどうかはその家の人次第だと思います。
食べ物の場合だと、施主の家族だけで食べきれない数があればお裾分けするでしょうね。
法事の施主は、準備の手間も費用も負担しているので、お供え物の「総取り」くらいは大目に見てはどうかと思います。
うちも関西(和歌山)ですが、結論としては、施主の判断に任せればよいと思います。
まぁしかし、お供え物を持参する側が「皆におさがりを配ってもらうつもりでたくさん用意しました」とか、渡すときに施主に一言告げる方法もあります。
そこは、親戚同士でどれだけ口を出せる間柄かにもよりますね。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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お供物は御本尊様にお供えするもの

おっしゃるように私の居住する関東地方ではこの「おさがり」の風習はありません。
逆にお供え物を施主様が持って帰られることに違和感を感じます。

と申しますのも法事はお寺の本堂で行うのが大半だからです。(たまにご自宅のお仏壇で行うこともあります)
おさがりにしないのは、お供物はお寺の御本尊様に供えるものだからです。

例えば友人のお宅に食事に招かれ、お花や手土産を持参したとします。
食事が終ったら私が持ってきたお花とお土産返してとはいいませんよね。それと同じことです。

御本尊様に法事をしたその時だけ供養をお願いするのではなく、「これからも末永く見守ってください」という気持ちを込めてお供物はお寺にそのままお納めします。

Aさんの法事のお供物→Bさんの法事のお茶菓子にする→Bさんの法事のお供物→Cさんの法事のお茶菓子にする→とそれぞれのお気持ちをめぐらすことに、意味を見出します。これを「回向(えこう)」といいます。仏教ではとても大切な行いとされています。

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おきもち

サラリーマン家庭で育った私が作った小さなお寺。目指すは「アットホームテンプ...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。

すみません、質問が言葉足らずでして

私自身今まで参加した法事というのが

お寺さんではなくお家での法事でしたので、、、

来てくださった皆様にいただたお供えものは

法事が終わると皆様に配って持ち帰っていただくというのが「おさがり」だと思っていました。

お寺さんで法事をするという考えが無かったので、誤解を生んでしまいましたね(^^;

単純に、自宅で法事をしてたくさんいただいたお供え物は

持って帰ってもらわないのなら、どうするのかな?という質問でした(^^;

関西だけの風習なのでしょうか?

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ