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心をおさめる方法

回答数回答 2
有り難し有り難し 22

とても一生懸命に愛情を注ごう、と頑張ってくれている大事な人にデリカシーのない発言(結婚に向けて頑張ってくれている彼を理解しつつも、責めるような発言)をしてしまい、初めて彼の心を折ってしまいました。

今週頭を整理して今後について話し合いたいと言われ私の方は取り乱してしまっています。

仕事も食事もとても手がつけられる状態になく、彼を失ったらという恐怖で毎日涙が止まりません。とても反省し、彼がどういう判断をしようとも彼が幸せならば良いと必死に自分に言い聞かせているのですが、どのように精神的に安定させ金曜を迎え、彼のどのような返事も落ち着いて受け止めれば良いのか何かアドバイスいただけないでしょうか。。お忙しいなか申し訳ありません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

イザナギノミコトとイザナミノミコト

イザナミノミコト
「吾が身は、成り成りて成り合はざる処一処在り」
イザナギノミコト
「我が身は、成り成りて成り余れる処一処在り。故、此の吾が身の成り余れる処を以ちて、汝が身の成り合はざる処に刺し塞ぎて、国土を生み成さむと以為(おも)ふ」
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古事記にはこのように夫婦の性について記されています。
女性は今ひとつ考えが足らず、男性は今ひとつ考え過ぎるのも、この神話からうかがえます。
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あなたの失言はそれで構いません。それが女性だということ。
彼は彼で失言に対し考え過ぎているかもしれません。
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「刺し塞ぎて国土を生む」は単なるセックスの描写ではありません。男女至らぬ想いを補い合うことで新しい関係が生まれると理解できます。
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あなたは思慮に欠けていたことを認め、
彼に欠けた所を補ってもらえたならば、彼を満たすことができるという思いで話し合いをすすめることが肝要です。

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有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

そこに気づいたら謝るのみ

やっと気づいたのであれば、今できることは謝ることのみ。
後の結果はどうなっても受け入れるしかありません。
そこに気づかせてもらったことに感謝し謙虚に生きていくことです。(^-^)

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有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

アドバイスありがとうございます。
お二人のお言葉にとても気持ちを支えていただきました。

1日の中でも何度も、彼を責める気持ち、自分への後悔、先の不安、罪悪感、むしろ奔放になる気持ち、、といろいろ葛藤がありましたが、何が一番大事か?を掘り下げ切るくらいに考えて、彼への愛情が変わらないんだから、それは必ずしも一緒にいることに執着しなくても良いのではないか、という結論に達しました。

彼がもし苦しんで離れたいならそれも大事に受け止めようと決めたところ、彼からも「一時的なネガティヴな面にとらわれ、そこに執着してしまい申し訳なかった。ただただ申し訳なく反省しており、これからも一緒に乗り越えていきたい」と連絡をもらいました。

以前、こちらで「執着の捉え方について」ご質問させていただき、「執着があるからこそ資格試験の合格など目標を達成できるのでは?悪いものではないのでは?」といったご質問をさせていただいたのですが、少しだけではありますが自分なりに今回気づきがありました。

ありがとうございました!

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