先月末に鬱で会社を退職しました。
退職して賃貸も引き払い、実家に戻り母親の扶養で暮らしています。
実家に戻って以来、自分の生きる意味についてよく考えます。
私にはやりたい事も、楽しみな事もないです。
ただ、なんとなくいまを生きています。
しんどくはないですが、無味乾燥しています。
だからといって、すぐに働きたいかと問われると、働きたくないです。
仕事の辛さや人間関係の事。
支払うべき税金の事。
それをこの先何十年も苦しみながら続けなければいけないのかと考えると、この先も働きたくないと思います。
親にいつまでも頼れるわけではないですし、甘えた事を考えているなと思います。
自分の心情は「死」に傾いてると思うのですが、それでも毎日生きようとしてしまいます。
死を選択して首を吊っても、橋の上に立っても、いざとなれば死ぬ事に恐怖します。
半分は生きたいのかもしれません。
しかし、生きる意味が見つからず、毎日生と死の狭間で揺れ動いています。それがしんどいです。
・生きる事は苦痛なのに、なぜ生きなければいけないのか?
・全ての人間に等しく死が訪れるのに、なぜ自ら死を選ぶ事はダメなのか?
よろしければ、お知恵を拝借させて下さいませ。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
こんにちは。結局のところ、「しんどい」のですね。
それが分かったのは、良かったですね。きっと、それ以前は馬車馬の如く生きていたのでしょう。
さて、「お知恵を拝借」との事ですが、効率良いやり方をお教えします。
それは、「過去問をご覧なさい」です。
「何よ、直接話してくれないの?」とお感じでしょうけれど、その方が良いのです。
同じ問いにぶち当たっているのは、貴女だけではないから。
色んな経緯があって、同じ問いに辿り着くことがあるのを知るから。
それぞれの問いで、色んな「仏教的」回答を見られるから。
視野が広がるから。新たな視点を得ると言ってもよい。
ここhasunohaの良い所はいくつかありますが、その最たるものは「過去の問答を見られる」ことです。それを活用しないのはもったいない。
あなたは自分の生活経験から、大きな問いに辿り着いた。その問いにたどり着いたのは、あなただけじゃない。あなたの生活経験…だけを材料にするのではなく、もっと多彩な事柄を材料に考えた方が、良い答えが見つかると思いますよ。あなたなりの、ね。
こんにちは。亀山純史と申します。私からの回答です。
1つ目の問いへの回答
「生きる事は苦痛なのに、なぜ生きなければいけないのか? 」
確かに、生きることに苦痛は伴いますが、もしも生きることに苦痛がなかったら、「なぜ生きなければいけないのか。」という問いは生まれないでしょう。皮肉なものですが、苦痛があるから、私たちは自分の人生を精一杯生きようとするのでしょう。
2つ目の問いへの回答
「全ての人間に等しく死が訪れるのに、なぜ自ら死を選ぶ事はダメなのか?」
それは、あなたのこの世での命は、あなただけで作った命ではないからです。あなたの今ここに生まれた命は、あなたのご両親の命はもとより、多くの命の中で生まれた命だからです。
少しでも、私からの回答がお役に立てれば幸いです。