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一つになれない人類

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なぜ人間たちは一つになって一つのことを成し遂げられないのでしょうか?
北海道の地震のニュースを見るたび心が痛くなります

こういう時、大変なことが起きてるのに、どうして悪質なデマや不安を煽るようなツイートや情報を流す人たちがいるのでしょうか?
こういった人たちに強い憤りを隠せません

こんな一大事が起きたのなら、日本全体で被災地の北海道をみんなで一丸となって復興するまで支援するべきだと思います

しかし、世間の人々は虐待やいじめ、あおり運転や飲酒運転をして周りの人を悲しませ苦しませる
本当にガッカリすることばっかりで、生きていても面白いことも楽しいこともないんじゃないかと思っています

どうしてこういう時に、人間たちは一つになって問題を解決していこうとはしないのでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

みんな自分の善意があるべき一つの姿だと思っていたら…

北海道に思いを馳せていただき心から厚く御礼御礼申し上げます。

さて、もしかしたらですが…

みんながそれぞれ善意だとしたらどうでしょう。

悪質なデマや不安を煽るようなツイートや情報を流す人が自分が正しいと思っているツイートをしているとしたら

あおり運転をしている人が急ぐ理由があってそのためには多少せかすのはしょうがないと思っているとしたら

飲酒運転をしてしまった人が(絶対にいけませんが)これくらいの酔いで代行をつかうのはもったいないという(ゆがんだ)善意だとしたら

みんな自分が正しいと思う行動を自分の善意で、あるいは行動が正しいかどうかを疑う必要も感じていないくらい無意識的に自分の判断を肯定しているとしたら

恐ろしいですね

でも、もしかしたら自分の行為も誰かにそう思われているかもしれない。

自分が正しいと思っている言動が誰かを傷つけているとしたら

もっと恐ろしいですね

それくらい善悪の基準は人それぞれ。そして自分の都合は何ものにも代えがたい。

悲しいですね。

だからこそ、いよいよこの私こそが自分の姿を仏法に明らかにされなければいけないのでしょう。

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個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

お釈迦様は言いました。
「他者のしたこと、しなかったことを見るな。
自分がしたこと、しなかったことを見よ。」
私達にもできる支援をしましょうね。

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おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないことも多々ありますがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談についても紹介していますのでどなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

一つ一つが大切だから、ひとりひとりを想像するこころ

北海道の災害に心を寄せて下さり、心がとても温かく励まされました。ありがとうございます。

この間、電気もなく、携帯の電波も途切れ途切れ。情報から遮断される経験をしました。
そうすると、もう目の前のことにしか気持ちが向かわなくなり、そんな何も見えていない自分の状況にハッとさせられることも経験しました。

こころを一つに、気持ちを一つに。とても勇気づけられる言葉ですが、その一つにするこころや気持ちの向かう先は、実は一つ一つが違う多様なひとりひとりに向けられるべきなのだと思います。

普段でさえ、私たちは多くのことを見過ごし、見落として生きていますが、災害などの非常時にこそ、人は自分自身かせいぜい半径10mの物事にしか目が向かなくなることを経験しました。

被災地で常に置き去りにされ、見えなくされがちなのは、私を含めたひとりひとりの姿です。
避難所に身を寄せながら、人に言えない悩みを抱えている方。見た目では分からない病を抱えている方。日本語の情報をうまく理解できない方。

あるいは、被災地に目を向けるばかりでなく、どうして全戸停電が起きたのか、どうして仮設住宅よりオリンピック建設が優先されるのか、関西の台風被害はもう終わったことなのか、沖縄の問題はどうなのか、、、等々。

浄土真宗の親鸞聖人というお方は、わたしたちの中にひとりの課題を見、わたしひとりの中にわたしたちの課題を見ようとされました。
人類が、日本人が、という括りのなかでしばしば見落とされるのは、わたしやあなたという他に代えがたい尊いひとりひとりのいのちです。

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個別相談可能
北海道の内陸にある浄土真宗の寺院を預かっています。法名(仏弟子の名前)、釋 真慧(しんえ)と申します。 私へのメール ichijoji@outlook.jp ウェブサイト http://tompe4.wixsite.com/ichijo-ji お寺のほか保育園/学童保育を運営、日々子どもたちと向き合っています。心身の障害や発達障害の子ども、ご家庭の困難などに丁寧に向き合っていくことを心掛けています。保育園はすべてベクレルフリー食を実践しています。

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