帰敬式を受けるべきか
地元のお寺や築地本願寺で聞法に通っております。
いまいち腹落ちしない部分はあるのですが、帰敬式を受けるべきでしょうか。
親鸞聖人の教え自体は非常に合理的で分かりやすく、真宗門徒として生きていきたい気持ちはあります。
が、教義とはあまり関係ないところ(政治的主張)で教団に賛同しかねるところはまだあります。
義務ではないから帰敬式を受けなくても良いのでしょうけども…
再発するかもしれないがん。実母との不仲というか、音信不通。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
なぜ浄土門なのか。煩悩ゆえに教団にも過ち
仏教は、自力聖道門と他力浄土門の二種類に分類できます。
自力聖道門とは、自分の力で修行して悟りを目指す教えです。
他力浄土門とは、自力で悟るのは難しいから、まずは阿弥陀仏の本願力によって極楽浄土(悟りやすい世界)に往生しましょう、という教えです。
あなたが、なぜ他力浄土門から入ろうとお考えなのかはわかりませんが、迷っておられるなら、自力聖道門も試してから決めましょう。
法然上人は、若い弟子を天台宗の止観(サマタとヴィパッサナー)の先生のもとで勉強させたりもしました。
法然上人は、弟子に自力聖道門の基礎を学ばせた上で浄土宗の知識を教えようとお考えになったのかもしれません。
現在の日本では、テーラワーダ仏教(上座部仏教)のサマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想を学ぶチャンスもあります。
仏教の基礎知識を学んでから考えてみても良いと思います。
私個人的な意見ですが、浄土系は、この世で煩悩をなくす(悟る)ことを目指していませんよね。
と、いうことは、煩悩があるが故の人間の間違いも、ある程度肯定します。
つまり、宗派や寺院(宗教法人)が、欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩によっておかしな判断をすることも、ありえるのです。
大目に見てあげましょう。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。引き続き本願寺派の先生のご回答をお願いいたします。
ご回答有り難うございました。本山で帰敬式を受け、門徒となりました。