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面接試験への不安

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今年の冬に退職し公務員試験を受験しています。
3つの自治体を受験しましたが2つは不合格となり、現在3つ目の自治体の面接試験を控えています。

不合格となった1つは、2次の集団面接は上手くできたと思えたのですが、最終面接は緊張から空回ってしまったと感じており、そのイメージが現在も拭いきれずにいます。

平常心で試験に臨まなければいけないと思うのですが、今年最後というプレッシャーや来年への不安など余計なことばかり考えてしまいます。

乱文で申し訳ありませんが、ベストな心の状態で試験に臨むためにはどうしたらよいか、アドバイスいただけると有難く思います。
宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

緊張を認めて当日のシュミレーションをしてみましょう

はまやらわさん

退職して公務員試験に挑戦しているのですね。その決断と勇気、チャレンジ精神、ほんとうに凄いことだと思います。仕事を辞める決断をして、ここまで勉強を続けて、試験にチャレンジしている自分に対する誇りをもってください。これは誰にでもできることではありません。特別なことです。
その試験が今年最後と思えば、プレッシャーや不安があって当然です。緊張するのが当たり前です。まずは、緊張しまいとするのではなく、緊張していることを認めましょう。
はまやらわさんも気づいているように、失敗した時のイメージは心の中に残り、何度もそれが脳内で再現されてしまいます。でもそれは「イメージ」に過ぎませんし、過去のことで、次の試験には何の関係もないものです。イメージだから消すことができます。実体はありません。新しいイメージを上書きして、次の試験に備えましょう。

試験の日まで、ベストな心の状態で試験に臨むシュミレーションをしてみましょう。試験当日の朝、家を出る前に落ち着いて忘れ物がないか確認します。そして玄関でリラックスして深呼吸をします。不思議なくらい落ち着いていることを感じています。落ち着いて電車に乗って、試験会場に入り、落ち着いて席に着きました。そして落ち着いた自信のある態度で試験管の前に出ます。状況をしっかりと把握しています。気持ちが安定して、頭もはっきりしています。質問に対して、落ち着いて、話そうと思ったことが話せています。ちょっと難しい質問がきたときもしっかりと考えながら、言葉を選びながら落ち着いて答えています。もし緊張していることに気づいたら「私は今、緊張しているな~」と確認して認め、緊張を受け入れます。試験なのだから緊張して当然だと思います。そして身体のどこがどんなふうに緊張しているか確認して、ゆっくり呼吸をしてみます。そして緊張に対して、そんなふうに余裕をもって対応している自分に自信と誇りを感じています。

試験の日まで、これまでがんばってきた自分に対しての誇りを何度も上書きして自信に変えていきましょう。どうか次の試験で、はまやらわさんが落ち着いて自分の全力を発揮できますように。応援しています。仙如

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有り難し
おきもち

お釈迦様の教えと瞑想法は苦悩の多いこの世を生きるための「船」のようなものです。 人生には穏やかな波の日もあれば嵐のような日もあります。 どんなときでもお釈迦様の言葉を探すと必要な答えを見つけだすことができます たとえ嵐の日であっても波に飲まれないように「お釈迦様の船」に乗って心静かに瞑想しながら船旅を続けるのが仏教徒の生き方です わたくし≪仙如≫も 抵抗して、もがいてもがいて溺れかけて そんなことがようやくわかってきたところです(まだ溺れそうになることもありますけど!) 苦しいときはもがくのをやめて力を抜いてみてください・・・からだは水に浮かんできます。 そして瞑想してこころを静めましょう。そうすれば自分のこころの中に答えがみつかります。お釈迦様は最期に「自分自身をよりどころにしなさい」とおしゃいました。 諦めないで絶望しないで自分を信じて生きていきましょう。

自分の力以上の力は出ない。そして阿弥陀さまと一緒。

こんにちは。亀山純史と申します。

「緊張するのは、自分をよく見せようとするからです。でも、自分の力以上の力は出ません。そして、阿弥陀さまと一緒だから、安心して面接を受けてください。」と私からはアドバイスさせてください。面接ではありませんが、(私は普段高校の教員をしていますので、)私も大勢の人前で話をしたり、入学式や卒業式では生徒の名前を呼名したりしなければならない時があります。そんな時は、上述したように、「自分の力以上の力は出せない」と自分に自分の力を確認させることと、
「言葉が出ない」(https://hasunoha.jp/questions/30024
のご相談でも回答させていただいたように、「阿弥陀さまと一緒」と思って事に臨んでいます。そして最後に、面接ではある程度の緊張は必要です。緊張がなかったら、締まりのない応答で終わってしまうことでしょう。

以上が私からの回答です。面接試験が無事に終われることを願っております。

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有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

笑顔を大切に

緊張しててもかまいません。
「この人と一緒に仕事したい」と思わせるのが大事です。
笑顔を大切に。
ちなみに、私も公務員です。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

ご回答いただき有難うございます。
不安で失念しておりましたが、自分なりの覚悟と希望を持って受験を決断したことを皆様のアドバイスのおかげで思い出せました。
緊張からは逃れられないと思いますが、それも認めた上で試験に臨みたいと思います。
本当に有難うございました。

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