言葉が出ない。
私は幼少の頃から吃音があり、不安や緊張を感じると喉や口の中が固まってしまう感覚になって言葉を発するのが難しい時があります。時には言葉を発せなくなる時もあります。
(親しい友人、恋人と話すときは言い換えができるからあまりそれを感じることはありません。)
職場でうまく言葉が出ず、気の毒そうな顔で見られさらには吃音を陰で笑われたことがありました。話し方を真似されたりも。
かつて『かわいそうな体質』と言われ不安と焦りがさらに強くなってしまいました。
心を強く持つこと、なるべく笑顔で過ごすことで今まで生きてきましたが…。
言葉がうまく出ない恐怖と周囲の『この人大丈夫か?』っていう不安そうな顔が怖く、手が震え、今まで逃げるように転職したこともあります。
自分に負けたくないって気持ちもあるけれど、逃げ出したいと思ってしまう自分もいます。
どうか私に喝を入れてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたに必要なのは喝では無く、工夫と周囲の人の理解だと思いますよ。
例えば、言葉で伝えられない時は、一旦ノートに言いたいことを箇条書きに書いて、書いた字をゆっくり読むように言葉を発してみてはどうでしょうか。
また、報告や連絡などは、細かいことはスルーして最初に結論だけを言うようにしましょうね。
その後で聞かれたら理由を言うように。
結論だけなら一言で済みますからね。
それに、今の時代は急がない報告ならメールでいいですからね。
また、もし会議室で何か発表をしないといけない時は、事前に会議室が空いている時に練習しておきましょう。
大勢の人の前で話す時は、自分一人しかこの場に居ないと思うようにしてみてください。
吃音の人は100人に1人といわれています。
それぞれ何かしらの練習や工夫をしていると思います。
あなたも練習や工夫に努めてくださいね。
そして、あらかじめご自身のことを周囲の人に伝えて、知っておいてもらって、理解してもらっておきましょうね。そうしたら雰囲気が悪くなる事もないと思いますよ。
緊張したら、「なるようにしかならない、阿弥陀さまと一緒」
こんにちは。亀山純史と申します。
「なるようにしかならない」と言えば、後ろ向きな発言に聞こえるかもしれませんが、この世は縁起の世界です。奇跡はありません。原因によって結果が生まれる、そういった世界なのです。そして、そのような世界を阿弥陀さまの世界と呼んでいます。あなたも私も阿弥陀さまの世界の中での生きています。阿弥陀さまの世界は、限りない慈悲と智恵の世界とも言えます。すべての不安を取り除いてくれる世界なのです。その中にあなたも私もいるのです。あなたはそのことを知らないかもしれません。でもそれは、あなた自身がそれに気づいていないだけなのです。心配はいりません。緊張したら、「なるようにしかならない、阿弥陀さまと一緒」と思ってください。言葉が出るようになりますよ。
質問者からのお礼
勇気を出して周りに自分のことを話してみようと思いました。気持ちよく仕事をするため、日々を過ごすためにも理解してもらうよう努めます。
ありがとうございました。