真面目な質問なのです。
いつも大変お世話になっております。今までの相談の回答をして下さったお坊様の言葉がやっと心に染み込んできたようで、フラットな自分。私が、私がになっていないだろうか?
等、心にとめながら生活するように心がけております。
お墓のパンフレットも取り寄せました。落ち着いて考えたいと思います。
お坊様方にご相談なのですが、菩提寺ではないのですが、長年お世話になっている曹洞宗の老師様が近々、古稀をお迎えになるのです。有志約10名位で老師様にお祝いの品(記念になるもの)をプレゼントしようと思うのですが、お坊様が喜ぶ品物とはどんな物なのか、教えて頂けないでしょうか。なるべく沢山のご意見を頂けたら幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
老師様に直接尋ねてみては?
ご本山に納金した際に完納記念として輪袈裟を頂くのですが、毎年のことなので使わないものが溜まる一方です。正直もったいないなぁと思っています。
普通は気に入ったものを使い続けるでしょうから、好みではないものはタンスの肥やしになるだけです。
私であれば、そういう有難いお申し出であれば、事前に相談してくださった方が嬉しいです。
真面目に回答します
パッと思いつくのはお袈裟ですね。
布施という言葉がありますが、「布を施す」と書きますように本来はお袈裟の布を寄進するという意味です。
お袈裟はお釈迦さまから伝わるお坊さんの衣服であり、お坊さんの持ち物の中で最も尊い物の1つです。禅宗では「衣鉢を継ぐ」と言いまして師匠のお袈裟を弟子に与えることが、人びとに仏教を伝えるに値する一人前の僧侶に育ちましたよという証とされることもあります。それだけお坊さんにとって特別な意味を持つ物です。
私が学生のころに通過儀礼の修行をした時に、1人のお檀家さんから「ファンになりました」と言っていただき、私の師匠と話し合ってお袈裟を寄附して下さいました。資格の都合でそのお袈裟をすぐに使えたわけではありませんが、そうして応援していただいたことが心の支えとなって、本山の修行を逃げ出したくなった時を堪えることができました。
また、本山のとある老師は「これはウチのお寺の婦人会がみんなで縫って下さったお袈裟じゃ。」と事あるごとに胸を張っていらっしゃいました。法話の会でも檀信徒さんがたに話していらっしゃいました。そのくらいお坊さんにとってお袈裟の布施は嬉しいものです。
お袈裟は仏教めぐる人びとを繋ぐ架け橋です。師弟を繋ぎ、寺檀を繋ぎます。
きっと喜んでもらえると思いますよ。
お袈裟と一言に言っても何種類かあります。よだれ掛けのような形をしたラクス、日々のお勤めなどで使う木蘭(もくらん)のお袈裟や色のお袈裟、大きな法要や葬儀の導師をお務めする時の金襴のお袈裟や刺繍のお袈裟、手縫いのラクスやお袈裟。有志の方がたに提案しやすい価格帯のものから頑張らないといけないものまで幅広くあります。ご予算や老師が持っていらっしゃるお袈裟との兼ね合いもあるでしょうから、よくよくご相談の上、ご検討いただければと存じます。
追記します
こんにちは。
お寺にはすでに必要なものが揃っていますので、記念品というのはなかなか難しいですよね。
普段からお世話になっているとの事ですので、趣味などもご存じでしょうか?
何か趣味のものを差し上げてはいかがでしょう?
私だったら香木とか書画などがうれしいです。
お礼を拝読し追記します。
書画は、「何が書いてあるか」ももちろん大切ですが、「どなたの書なのか」の方を重要視します。追記しておきます。参考にして下さい。
質問者からのお礼
大慈様
早速のご回答、どうもありがとうございます。
お袈裟はお坊さまにとって、大切なものですよね。皆で相談してみようと思います。
林鴬山 憶西院 超覚寺/和田隆恩様
お坊様しか知らない慣わしを教えて頂きまして、参考になりました。
老師様にご相談してすんなりお気持ちをおっしゃってくだされば良いのですが、、、。
鳳林寺/光禪様
ご回答頂きましてどうもありがとうございます。香木も良いですね。書画で老師様がお好きな禅語などをお聞きして購入するのも方法ですね。老師様は趣味を極めてプロになってしまわれる方なので、、。う~む、難しいですね。皆で相談してみます。
お坊様方は様々な機会に良い物事に触れていらっしゃるので本当に難しいです。