生きる意味が見出せません
10月に最愛の母を亡くしました。
父は既に他界、姉は嫁いでいるため、母と二人暮らしでした。
今思うと私の生活はすべの優先順位は”母のため”でした。
母のために食事を作り・掃除をし、母のために扇風機やこたつを買い、母の仕事のための手伝いもしてあげました。
母の最大の趣味である「旅行」に一緒に行くため、私も休暇が取れるように会社にも朝から晩まで、土曜祝日も働いていました。
今はそれが全部なくなり、生きる気力を失いました。仕事をする意味も見出せません。
死んでしまいたいです。何のために生きているかわかりません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お母さんはあなたにどう語りかけてくれますか。
こんにちは。亀山純史と申します。
どのようなことを、お母さんはあなたに語りかけてくれているのでしょうか。
もしかしたらお母さんは、「これからの時間は、あなたの好きなように使っていいんだよ。」と言ってくれているかもしれませんね。あるいは、これからもあなたと一緒にいろいろなところに出かけてみたい、と思っているかもしれませんね。いろいろなことが思い付いても、決して、私のために悲しんでほしいとか、私のせいで不幸になったと思ってほしいとは思ってはいないでしょう。むしろ、私のせいで悲しく思ってほしくはない、と思っているのではないでしょうか。
そして、お母さんとの思い出、それはこれからあなたが生きていく上での大きな財産です。思い出があるから、お母さんをいつまでも忘れずにいることが出来るのです。そうして、これからあなたが歩んでいく人生の中で生まれる思い出もまた、お母さんと共有していける人生の思い出であってほしいと願っています。
以上が私からの回答です。少しでもあなたの心の慰めになってもらえたらと思っています。
「供養」
ETK様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
お母様のために色々となさって下さっておられたのですね。善き孝行をなさられました。
きっとお母様も感謝なさられておられることであろうかと存じます。
全てをお母様のためとして、そのお母様が亡くなられてしまわれたため、どこか虚無的になってしまわれるお気持ち、誠に理解できるところでございます・・
しかし、まだお母様のためにもできることはございます。お母様のご供養、そして、ご先祖様の御供養と、更に、仏教では、お母様も、ご先祖様も、ご自身様も含めて、全てのものたちが悟りへと至るためのご供養とございます。
宜しければ、これからは皆の(悟りの)ためとして、ご供養をなさられて頂けましたら有り難くに存じます。
是非、仏教の実践についてお考えを賜れましたら。まずはお寺の行事への参加からでも。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
ありがたいお言葉を頂きましたが、まだ心の整理がつきません。
でも、私のためにこのようなお言葉をかけていただける方がいらっしゃることだけでありがたいです。