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嫌味・きつい言い方をしてしまう

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有り難し有り難し 14

私は主題の通り、嫌味ったらしくてきつい言い方を平気でしてしまう人間です。
そしてその直後に後悔で押し潰されそうになり、落ち込みまくる…という事が多々あります。

昔から沈黙が苦手で、話し相手の受け答えはすぐにしないといけない!という意識がなぜか強くて、オブラートに包む事もなくズバッと言ってしまったり、相手が嫌がることを言ってしまいます。
少し考えれば相手の嫌がる事だと分かるのに…

毒舌、AB型で変わってる、などと言われます。
が、そんな言葉で片付けられるレベルではなく、私は本当に嫌な人間なんです。
嫌味ったらしくて嫌になります。
周りに私みたいな人間がいたら絶対関わりたくない…と思うのに、なぜか口から出るのはきつい言い方。
これ以上、人を傷付けたくありません。

あと、私の父親が母親に対して同じく嫌味ったらしいです。。
母が可哀想なのですが、でも私からは助ける言葉が何も見つからず悩んでいます。
父も娘から注意されるのなんてプライドなどがあって嫌だと思うので(私も注意する勇気はありません)、注意という形ではなく、何か違う形で嫌味ったらしい言い方をやめてもらいたいなと思ってます…
合わせて教えて頂けると助かります。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分を守るためなんでしょう

こんばんは。前回のご質問、結構間が空いていますが読ませて頂きました。
そちらと今回で共通しているのが、「自分を守りたい」なのかな、と感じます。違う意見を表明されたりするのが苦手なのではありませんか?
それはよく分かる話です。攻撃される可能性があるなら、こちらからしておく。涙は「攻撃しないでアピールかも」と思うのです。
でも実際、「自分と異なる考えの人がいる」などというのは、ごく普通のことだと思いませんか?言葉にすると理解しやすいのではないかと思います。
次の問題は、「頭では分かっているけれど現実の状況になると、できない」というパターンです。
それはね、もう練習しかありません。私たちも、坊さんの資格を得る時に、学びます。「お葬式では、家族を亡くしたばかりで気持ちが千々に乱れている人がいます。でも私たちは、僧侶として冷静にお勤めしなくてはなりません」てね。
頭では分かるけど、最初は巻き込まれます。我を失ってお経をあげるどころではなくなります。
それを支えてくれるのは、やっぱり経験です。都度「私はお勤めをするために、この場にいるのだ」と自分に言い聞かす。その繰り返しで「人が亡くなった場でも、冷静に」居られるようになって行くのです。
貴女が「嫌味っぽく」言ってしまうのは、それなりのメリットがあるからの筈です。そのメリットを学習した故に、つい口をついてしまう。私の見立てでは「自身を守るため」ですが、その無意味さに気づくならば、「嫌味」は意味を失うでしょう。
大概の「キツイ言葉」は、あなたの人格を否定しているのではありません。ではなくて、何らかの行動について文句を言っているだけなのです。
そこに気づくなら、大概の「他者の話」に傷つくことは無くなるはずです。
言葉の有難いところは、言ってすぐなら訂正できる事です。「あ、こういうことなのよ」を直ぐに付け足せるなら、深く傷つける事にはなりません。まずは「反論されてもきこう」さというけつい、そして「人と考えが違っても、それはよくあること」と自分に言い聞かせることかと思います。
万事が練習。万事は練習なのです。

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質問者からのお礼

佐藤様

お忙しい中、お返事を下さりありがとうございました。
お礼が遅くなり申し訳ありません…

言われてみれば確かにそうかもしれません!
ストン、と腑に落ちました。
人と考え方が違うなんてよくあることですよね。
人の話も素直に受け入れる器を持てるように心掛けて行こうと思います!

ありがとうございました!!

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