他人に興味が持てません
初めまして。
早速質問させていただきます。
私は自己中心な性格で、人に興味が持てません。
友達が相談してきても、「へ―そう、あなたはどうしたいの?」としか思えません。
全く興味がないわけではないのですが、自分のことが第一で、相手に同調するということができません。
本などを読んでいても、本の世界に入り込まないで第三者的に俯瞰して読んでいます。
パッと思うのは自分の利益のことで、あまり深く考えることをしない性格も相まって、我儘だし気の利かない、配慮のできない人間です。
それでいてかまってちゃんなので、他人からは大層うざったい人間に思われているでしょう。
恋愛に対しても、まず他人がどうしているかに興味がわかないので、好きな人ができません。
できないのは個人的にはどうでもいいのですが、両親に結婚式を見せてあげたいので、困ります。
相手のことを考えられるようになるにはどうしたらよいでしょうか。
少なくとも、友人の悩みを親身に聞いてあげられるようになりたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
確かにね。
推論に過ぎないことは予め承知しておいて下さいね。
「他人のことはどうでもいいけれど、両親には結婚式を見せたい」
この世界の狭さ。あーあ。多分その志向では相手も見つからないし、式を見せたらポイするか・ポイされるかの結末です。縁起でもない話ですが、もしご両親が事故か何かで彼方へ行ってしまったら、あなたの人生やること終わり、ですか?
推論に推論を重ねます。
あなたのご両親は、まだあなたを育て終わっていないと感じます。育てあげる積もりがないのかも知れない。現代では「実年齢は7掛け」と言われていて、30歳なら21歳相当という訳ですが、内容から推測するに、思春期の入り口といった感じです。だから結婚云々を語るには早すぎる・若すぎる。「パパのお嫁さんになる!」と大差ありません。
お気づきですか?「他人への興味のなさ」と「両親への義理立てというか思いの強さ」は繋がっているのですよ。自己中心的な性格と言いながら生きてこられたのは、環境がそれを許容してきたからです。その環境とは、ご両親そのものです。
そんなことを感じつつ、「読むの嫌だろうなぁ」と思いつつ、なお回答を書いているのは、あなたがまさに独り立ちしようとしていることを、同時に感じるからです。
まず、ここに書き込みをしていること。ご両親の許可を取りましたか?いいえ。ご自身の判断だと感じます。次に、その内容。「相手のことを考えられるようになるには、どうしたらいいでしょうか?」これは、親子関係以外の人間関係を求めている言葉です。そこを応援したい。貴女が世界を広げる、何かヒントとか力になるといい。そう思って書いているのです。
人間の生きる意欲を支えているものの一つに、「役立ち感・有能感」があります。自分は万能ではないけれど、小さいけれど、何か何処か誰かの役に立っている。そういう自覚とか実感がないと、生きていくことは大変難しい。それを得ようとしているのではないでしょうか。
どうやって?ヒントは「まず自分の利益を考える」。ここ、手放しましょう。どうやって?「無財の七施」です。あなたから相手に与えられることがある。そこに気づくことです。「七施って?」は、ぜひググってみて下さい。その中に「これならできそう」というものがあると思います。案外、簡単なことですよ。
怒る練習
てもなさん、はじめまして。
てもなさんは、自分のことを自己中心的で人に興味を持てず、わがままだと思っておられるのですね。
私には、てもなさんのふわふわした感じがよく伝わってきます。
てもなさんは何かに怒ったことはありますか。誰かのこと、社会のこと、生活のことについて。
おそらく、怒ったことはないのでは?
何かについて真剣に考えるとき、怒るという行動に出ることがあります。
怒りが出るほど、何かに真剣に考えを巡らせてみてください。
仏教では自分を見つめることを「内観(ないかん)」といいます。
そうすれば、友だちは何を悩み、何に悲しみ、何に怒りを感じているのかが分かるようになります。
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。
ここ数日、頭の片隅で考えながら過ごしてみました。片隅ですいません。
確かに、キレることはあっても怒った経験がないように思います。これだけは許せない、という信念がないのではなかろうかと自省してみました。人生何とかなるという精神で生きてきてしまいましたが、物事を真剣に捉えられていなかったということなのでしょう。
意思を尊重する、という名の思考放棄だったのだと思います。自分ならこうするけど、あなたは自由にしたら? という自己本位な考えをやめ、この人ならこうするほうがいい、というような真摯な対応を心がけようと思います。
推論はまさにその通りで、読んでてつい反発したくなりました。せっかくお返事いただいたのにすいません。
反発ついでに頭を冷やしながら、結婚が恩返しになるかというと、親は必ずしも喜ばないということにも気が付けました。ありがとうございます。
「無財の七施」、調べてみました。真心こめて人に接する、そのように解釈しました。
目に見える変化ではありませんが、笑顔でいる、それだけでも役に立っているという意識を持てたらいいなと思います。
本当にありがとうございました。
一年と少し、考えてみました。
まだ小さなことだけですが、人の喜びそうなことをやってみようと思うくらいにはなりました。
誰かを不幸にする前に、人に興味を持てるようになりたいと思いましたが、まだ決定的な不幸にさせてはないと思いたいところです。
やはり親の希望は結婚することなのだそうですが、私が実際に結婚しようがしまいが喜ぶかどうかは未知数と気づけたので、よかったです。
ひっそりとなら生きていても赦される程度を目指します‼