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疲れました

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有り難し有り難し 23

お寺に嫁ぎましたが、もう疲れました。

お寺の仕事はお義母さんの言う通りに全てしています。

でも生活も、食べ物も、全て合わせなくてはいけないのでしょうか?

ご飯も義父に全て合わせる、お風呂のタイミングも指定される、お義母さんはお義父さんに全て合わせる。当然です。旦那さんだから。

でも私はお義父さんと結婚したわけではない。なんで全て住職が一番だからと食べたい物も食べれない生活をしなくてはいけないのだろう。

今は隠れて食材を買い込んで、隠れて食べる、そして暴飲暴食で太る、吐く、眠れない

もうボロボロです…自分を押し殺して、もうどれが本当の自分かわからないです


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは良くやっていらっしゃいます。

私も一般の家からお寺に嫁ぎました。
お寺の将来の不安、家族に馴染めない孤独。お察しいたします。
まず、修行嫁さんは良く頑張っていらっしゃいます。お義母様にあわせて一生懸命良くやっていらっしゃいます。そこはご自分を誉めてあげてください。
嫁いでまだ日が浅いので、お義母様のやり方に慣れないのは当たり前です。お義母様のやり方が理解できないご自分を責める必要はありません。文句を言われたら口では「ごめんなさい」と言ってもお腹の中で文句をいっても良いんですよ。怒っている自分をダメだって思わなくて大丈夫です。
次に、修行嫁さんは一日中お義母さんの事を考えていませんか?一人の時でもお義母さんの事を考えてわざわざ嫌な気持ちになっていませんか?
今は嫌な事で頭が一杯な状況だと思います。
隠れて食べたい物を食べる時くらいはお義母さんの事は考えずに憂さ晴らしではなく「美味しい」と食べ物に集中しましょう。隠れて食べるご自分を責めなくていいですよ。
もし、可能なら少しパートで働いてみるとか、ボランティア活動に参加するなど、お寺から出る時間を作って気分転換してくださたい。短くていいのでホッとできる時間を作りましょう。
そして、少し気分が落ち着いたらお義母様を“観察”してください。今年嫁いだばかりですから、まだ理解できなくても観察しているうちに理解できる部分、改善する部分が見えて来ると思います。今は不安が先に立って客観的に見れていないのではないかと思います。客観的にお義母様を観察しましょう。
お義母様もいろいろご苦労されて今の状況になっていると思います。たぶん修行嫁さんの言動がお義母様には自分を“否定”されたと感じていらっしゃるように思います。そうなるとお義母様も修行嫁さんを否定してしまいます。良い悪いの判断をしないでちょっと高い所から見る感じで観察してください。
焦りは禁物です。敵を知ってから対策を立てましょう。
あとはご主人様にも困った事を相談しましょう。その時も客観的に事実を伝えてください。
最悪、別居してもいいのです。ご自分を追い込まないて、気持ちを楽にすることを探してみてください。

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有り難し
おきもち

5年後にはこうなる、10年後にはこうなる、とイメージする

「私の家は一般的で平均的」とほとんど誰もが思っていますが、それぞれのお家の習慣や考え方は千差万別で、隣のお家から見れば「ずいぶん変わった」生活を送っているように見えるものです。
それはお寺であっても、一般のお家であっても同じです。
お義父さんも、お義母さんも、御主人も、それが当たり前と思って何十年も生活してきたところに、それとは違うお家から来たお嫁さんが「何で?」「どうして?」と思うのは当然ですし、「こうして欲しい」と思っても、それがなかなか受け入れられないのは当たり前です。なにしろそれで何十年も生活してきたのですから。

しかし、それぞれのお家の生活は、お嫁さんやお婿さんが他のお家からやってきてくれることで少しづつ変わっていくのも、事実です。
おっしゃるように、これからのお寺は大変、厳しい時代を迎えます。これまでのようなやり方では、ほとんどのお寺は生き残れないでしょう。だからといって、今日まで何十年と続いてきたことを明日から変えるということはできません。
松に竹を接ぐことはできないように、全く新しいやり方というのは一回や二回、イベント的にやってみることは簡単ですが、続けていくことは至難の業です。
目的が「若い人に来てもらう」ことであれば、突然、目新しい行事を始めるのではなく、今現在行っている行事にどうしたら若い人に来てもらえるのか、工夫する方がリスクも少なく計画も立てやすのではないでしょうか。
お家の生活も同じで、突然「私流」を通そうとしても難しいでしょうが、調理の仕方とか小さい所から私のやり方に少しづつ変えていく方が良いように思います。
今すぐに結果を得たい、というのは誰でも思うことですが、それがかなうことはほとんどありません。5年後にはこうなる、10年後にはこうなる、というイメージをもって生活していると、自然に小さなところから自分の思いが形になっていくように思います。

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有り難し
おきもち

新潟県上越市、龍興山宗恩寺住職。
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