上司のお叱りが辛いです。
先日に引き続きの質問、申し訳ありません。
上司のお叱りが辛いです。
言っていることは正しいと思うのですが、
事あるごとに人差し指で刺されながら、
「〜だったじゃん!」「〜って言ったじゃん!」「〜だからいけないんだよ!」と言われると、
心がすり減るのを感じます。
1つの質問しても、10のお叱りで返ってきている気がします。
怒られているうちに、自分は何をやっても怒られる、何をしてもダメだ、自分が社会に出てはいけない人間だ、と感じます。
前向きに働きたいのに、自分がどんどん内向的で暗い人間になって行くのを感じます。
どんな心構えでお叱りを受ければ、前向きに働けるのでしょうか。
お言葉いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
仕事が長く続かない。 説明下手で、うまく相手に伝わらない。 すぐ慌てて、パニックを起こしてしまう。 自分のことでいっぱいいっぱいで、周りが見えなくなる時がある。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
上司の話を聞いて、その通りに努めてみましょう
誰でも叱られるのは嫌です。
声の大きさや激しさが怖いという場合もありますが、一番嫌なのは、今の自分自身が否定されるからです。人間はだれでも「自分は本当は大したものだ」とうぬぼれていますので、他人からとやかく言われてそれに傷がつくのが大嫌いなのです。
場合によっては反論したり、あれこれ理屈をこねて言い逃れをしたりしますが、会社の上司と部下という間柄では、それもなかなかできません。
そういう場合には、たいてい耳にシャッターを下ろしてしまって、相手の話を聞かなくなってしまいます。聞こえていてもそれが頭や胸に残ることはありません。
「〜だったじゃん!」という言葉は「仕事の前提や条件はこうだったんだよ」と言っているのであろうし、「〜って言ったじゃん!」という言葉は「こうして進めるんだよと説明してあったよ」と言っているのであろうし、「〜だからいけないんだよ!」という言葉は「失敗の原因はここだよ」と言っているのです。そこには、次に上手くやるためのポイントやヒントが示されているのです。
叱られるのは、あなたは本当はちゃんとできる人であるという期待があるからです。できない人ができなくても叱る人はいません。仕事を回さないだけです。
叱られている時こそ、自分が次に上手くやるチャンスなのです。
仕事で困ったことがあったら、叱ってくれる上司にまず相談した方が良いです。「いいんだよいいんだよ」とか「気にしなくていいよ」などと、甘いうまい事ばかり言っているような人は、本当はあなたのことなど気にかけてもいないのです。
叱られたら、まずその相手の話をよく聞いて、その通りに努めてみてください。
叱られながら、いつのまにかできるようになっていく
叱られながらも仕事を続けていれば、いつの間にか叱られなくなり、仕事ができるようになっている。そういうものかもしれません。
私も会社員時代、新人の頃、よく上司に叱られていました。
その上司は、あまりにも叱り方がきついので、有名でした。(その当時はパワハラという言葉はメジャーではなかったですが。)
多数の店舗がある会社でした。
その上司があるとき、別のお店に異動になりました。(私は内心ホッとしました。)
案の定、異動先でもその上司は部下を恫喝しまくり、異動先の新人は泣いていると噂が入ってきました。
上司が電話で私に言うには、「こっちの新人は使いものにならない。お前の方がずっとマシだ。」
数日後、私もその上司の行った店に異動になりました。
異動してからは、私に後輩ができたこともありますが、私が叱られることはほとんどなくなりました。
あなたの上司も、誰かを叱らないといられない性格なのかもしれません。
しかし、そんな中でもあなたは必ず成長しています。
そして、いつの間にか上司に信頼される日が来るかもしれません。(上司を好きになれるかは別にして)
仏教では諸行無常と言います。
今の状況が永遠に変わらないわけではない。
どんな苦しみも瞬間瞬間ごとに変化し、通り過ぎていきます。
大丈夫。平気へっちゃら。まだやれる。
質問者からのお礼
ご返答ありがとうございます。
言葉ばかりに比重を置いてしまいましたが、お叱りの言葉の中から、次のヒントを探してみようと思いました。
少し心が軽くなりました。
ありがとうございます。