愛犬を失った悲しみと後悔がとまりません。
数日前、私の一番の宝物だった愛犬(プードル)が亡くなってしまいました。まだ5歳でした。
死因は、父の運転する車にひかれてしまったことです。決してわざとではなく、単純な確認ミスでした。
そして母はその一部始終を見てしまいました。プードルちゃんの小さい体が車の下敷きになる直前の表情からその体が下敷きになって、やがて冷たくなっていくまで、ずっと。
私はその時現場におらず、一報を聞いて急いで帰宅し、遺体を見て触れ、その事実を知りました。
私を虚無感と深い悲しみが襲いましたが、その事実を知り、両親の苦しみを思うと気持ちはさらに混乱しました。
私は少し憤っているのかもしれませんし、自分がその現場にいれば違っていたかもという後悔もあります。
しかし自分より苦しみが深いであろう両親には絶対に気持ちは言えませんし、両親の苦しみがあまりにも深いため、自分が満足に心ゆくまで悲しむことが出来ずにいるような気もするのです。
両親は自分たちが殺してしまったのだとずっと苦しんでおり、その苦しみは計り知れません。
大きな後悔と深い悲しみと少しの憤り、これらを私はどうしたら良いのでしょうか。
そして、なにをしてあげたら亡き愛犬の魂は楽に、幸せになるのでしょうか。
皆さま、教えてください。
よろしくお願い申し上げます。
他人の気持ちを気にしてしまう。 誰かに必要とされたいという欲望
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うーん。うちに三人まとめてお越しください。
はじめまして。
リアルお悩み相談もやっております、犬猫大好き、ワン下ニャくゲン(丹下覚元)ともうします。
先日ウチの飼っていた犬が亡くなりました。
うちのお寺ではトータルで何匹飼っていたかワカランです。
犬は首輪を外してあげた時、本当に自由になるものです。
あなたがたは飼ってあげた代わりに首輪をした。
飼ってあげたけれども故意ではないにせよ事故死させてしまった。
首輪は外して自由にしてやれたものの、まだ家族の中でそのワンちゃんの首輪で締め付けられている。
犬の立場であったらどうかねぇ。
せっかく飼ってもらったのに、自分が関わっていたとはいえ自分のせいであなた達家族がケンカ不仲、苦しめられた状態。私が犬の立場でも心苦しいです。
つまり全員が苦しんでいるのです。
別に近所のお寺でもいいですが、敷居が高い意と感じられるなら三人ともそれぞれ言い分があると思いますから、一度うちのお寺に来るとイイです、とウチのマネキネコが招いています。
誰もが誰かのせいにしたくなる。
これはちょっと1000文字では答えられないです。
仕事開けの夜にでも、車でウチのお寺にお越しください。
そのワンちゃんの写真でもあればそれも持ってきて下さい。
金はイランですから、皆さんの心の苦しい所をここ掘れワンワンしてください。
ただ一心に念仏すべし
非常に深い悲しみ、誰を責めることも出来ない苦悩がひしひしと伝わってまいります。
「もし私が」、「もしあのとき」などの if を考えても今を変えることは出来ません。
ちーかまさんに出来ることは写真に対してでもいいので「ただ一心に愛犬の極楽往生を願い、往生させてもらっているのだと信じて疑うことなく」お念仏をお唱えください。
お念仏を称えたから愛犬が帰ってくるわけではございませんが、だからこそちーかまさんに出来ることは合掌して往生を願うことだけです。
阿弥陀仏に「愛犬は5歳という若さで不慮の事故により亡くなってしまいました、ただその苦しみは計り知れません。どうか阿弥陀様のお浄土へ往生させてあげてください」と願ってください。それが今貴方とご両親に出来る愛犬への愛情です。
ご両親にはそのことを伝えて貴方が寄り添ってあげてください、当事者として居合わせた悲しみ、光景は非常に心に残ります、寄り添ってあげてください
私も幼いころ一緒に暮らしていたウサギがおりました、公園に連れて行ってはよく遊んでおりました。
あるとき旅行へ連れて行った際海へ立ち寄りました、夏の日差しの中遊びました。
そのとき私はウサギがバテていくことに対して疲れているものだとばかり考えて疑いませんでした、車に戻ってしばらくすると亡くなりました、脱水症状でした。
これは私の中でずっと鮮明に残り続ける記憶ですし私が命を奪ったようなものです、愛する命を私自身が奪ったのです、現在において私が生き続ける限り覚えて抱えて背負っていく罪です。
ただ一心にお念仏を唱えてあげてください、、南無阿彌陀佛
これは…辛いですね…
プロフィールを拝見しました。他のご兄弟に事情を話して、一時的に帰ってきてもらいましょう。女性の姉妹がいらっしゃるなら女性の方が良いかもしれません。ご両親にご自分の気持ちを話せないとのことですが、確かにその通りでしょう。でも、ご両親こそ誰かに気持ちをぶつける必要があります。そして、ちーかまさまも誰かに気持ちをぶつけ、悲しまないといけません。
こういう時は1人で苦しんでいてもどんどん苦しさが増すだけです。きっと3人が3人とも、誰にも言えなくて苦しんでいるはずです。誰か兄弟姉妹に頼りましょう。丁寧に事情を話せば、血を分けた家族がきっと助けてくれます。いや、血を分けた家族がそばに駆けつけてくれるだけでも、嬉しいものですから。
誰かが帰省してご両親を見ていてくれれば、ちーかまさまも安心できると思います。その上で、少し家から離れてみてはいかがですか?友達の所でも、兄弟親戚の所でも、あるいはせっかく声をかけてくれるお坊さんもいますし、お寺でも良いでしょう。難しければhasunohaでもかまいません。怒りましょう。当たり前ですよ、お坊さんの私だってちーかまさまの立場ならきっと行き場のない怒りがこみ上げてくるはずです。それを怒っちゃいけないと感じてしまうのは、あまりにも哀れです。可哀想すぎます。怒って下さい。悲しんで下さい。もし今すぐにでも涙を流せるなら、とりあえず泣きましょう。そしてひとしきり泣いたら、ご兄弟に連絡を取りましょう。
体調管理にご留意ください
お辛い出来事でした。自分がその場にいればという後悔と共に、憤りがあるのはもっともなことです。憤りをぶつけてはいけませんが、そういう気持ちがあるのだということを誰かに話すのはある意味必要なことです。よくお話しくださいました。
愛犬の御霊の幸せは、ご心配なところですが、ちーかまさんとご両親の供養の気持ちは必ず届いていますからご安心ください。
私は、ちーかまさんとご両親が苦しみのあまり、体調を崩してしまわれないかが心配です。つらい気持ちは誰かに話すことで、少し楽になります。あとは身体のことを忘れずにケアしてください。
好きな食事をしたり、大声で笑うことなど、できる状況ではないと思いますし、もしかしたら、そんなことをしていけないのでは、と考えてしまうかもしれません。
ですが、くれぐれもご自愛いただき、体調や呼吸を整えることによって、気持ちも安定することもあるのだとお知り置きください。
愛犬の冥福を離れた場所から私もご祈念申し上げます。
質問者からのお礼
皆さま、丁寧な御回答ありがとうございました。
翔玄 様
心のこもった御回答をありがとうございました。
亡くなってしまったことで、もうあの子になにもしてあげられない…と思っていましたが、まだ愛情をかけてあげることができる。そのことがわかっただけでも、前に進めそうな気がします。本日よりさっそく愛犬の極楽往生を願いお念仏を唱えたいと思います。
本当にありがとうございました。
増田 俊康 様
私たちの体調までも気遣っていただいて、本当に感謝の言葉しかありません。
また、私たちの供養の気持ちは届いていると言っていただけたことで、とても救われました。
まだ時間はかかるでしょうが、つらいことを皆で分け合って、少しずつ薄くしていけたらなと思います。
本当にありがとうございました。
丹下 覚元 様
有難いお言葉、感謝いたします。
苦しんでいるところに、おいでと言っていただけることの有難さを今痛感しております。
愛犬の立場から考えると、苦しみは連鎖していく一方だということも気付きました。
お言葉に甘えて、まずは私だけかもしれませんが、近いうちに愛犬の写真をもって、伺いたいと思います。
本当にありがとうございました。
大慈 様
有難いお言葉、感謝いたします。
私は、今回こみあげた僅かな怒りは、「当事者でない自分が、何故怒る権利があるのか、自分勝手な感情だ」と決めつけていました。
ですが、当たり前だと言っていただけて気持ちが軽くなりました。
そして可哀想だという言葉を読み、一気に涙が滝のように流れました。
誰かにそう言って欲しかったのかもしれません。
無事兄弟とも連絡がつきました。少し自分の時間もとろうと思います。
本当にありがとうございました。