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自己嫌悪と向き合い、自分自身を好きになれるようになりたい

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今年に入ってから一向に心が晴れず、沈んだ気持ちが上がってこないためにご相談させてください。
自分自身に自信がなくなり、嫉妬と無力感に包まれる生き物になってしまいました。

4年前の学生時代に、資格試験と就活の多忙な日々からうつ病発症→就職を断念してしまいました。

それから半年間養生していたのですが、あるときにやってみたかったが諦め続けていた「絵を描くこと」に挑戦してみることにしました。
はじめのうちは何をしたら良いのかもわからず苦しみつつも、気が付くと数年続き、TwitterというSNSでのフォロワー数も一万という大台を超えて、かつ絵の依頼や自分自身が出した作品をお金で購入してくださる方もいらっしゃられました。本当に嬉しかったです。

しかし、去年の春から絵を描くことが辛くなってきてしまいました。
(知り合いなど)世の中には絵を描くのが好きで、1日に12時間以上絵を描いていても楽しまれている方や、上達がとても早い方がいます。
物凄く魅力的な絵で私自身もその方々のことは好きで尊敬しています。

ですが、その一方で自分自身のなかで嫉妬や自己否定に近い感情や
(その方々のように)絵に夢中になれない自分自身が嫌いになる感情がどこかで日々増幅してしまいました。

はじめは自分自身の捉え方の問題だと思い、何とか気をまぎらわそうとしました。
しかし今年の始め頃から、自分自身の絵が全く魅力的に思えずつまらない、絵を描くのが楽しくなく、楽しんでいる方々に酷く歪んだ感情を持っている私自身を自覚してしまいました。

その感情を他の趣味(テレビゲームやアウトドア)に費やして忘れようとするのですが、一時的に気分は晴れても絵は上手くならない(楽しくならない)とより一層気分が落ち込んでしまうばかりでした。
毎日絵を描きたいと思う時間も気力もどんどん減ってしまい、描かないと絵が下手になり評価も貰えなくなる…といった悪循環に陥り、言い様もなく無気力になってしまいました。

今はとにかく絵を描くのが辛いです。そして輝く楽しげな人達を羨む自分自身を酷く醜く思います。
仲の良い知り合いにも相談しました。しかし一向に気分と気力がこの2ヶ月戻る気配がなく、とても辛いです。

何か…この気持ちを整理するきっかけとなるお言葉を頂けないでしょうか。
お忙しいなかと存じ上げますが、宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

新たな扉を開けるチャンス、転換期かもしれませんよ。

スランプの時期なんじゃないかしら。
好きなもの、夢中になれるものがあっても、行き詰まったり 今の状態を越えられなかったり、常に継続しながら上を目指していこうとすれば、誰だって自分の壁にぶち当たるんじゃないかしら。
刺激を受けようと、同じ仲間に目を向けると、自分に無いものにばかり目がいき、羨む気持ちが生まれる。

こんなときは、一旦、目の前のものから離れてみてはどうかしら。
絵の事を考えずに、全く縁がなかったようなものや場所、景色に目を向けてみませんか?

新たな扉を開けるチャンス、転換期かもしれませんよ。

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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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汚いのも自分。それすらも表現の糧にして下さい。

お世話になります。質問の内容ですが…。
ポイント:自分自身に自信がなくなり、嫉妬と無力感に包まれる
概要:4年前に鬱を経験→3.5年前絵を書き始める→絵で食べていけるようになる→1年前絵を書くのが辛くなりだす→2ヶ月前嫉妬ばかりで面白くなくなる。他の趣味を試してみるも駄目、描かないと下手になり評価が落ちてしまう。

さて、大体の方が「なんでかイライラする」で止まってしまうのに、その感情を「嫉妬」と名付けることができる、まずここが凄いです。自己分析の能力がとても高い方だとお見受けします。
ただ、嫉妬を無くそうとしているのが、今回の悩みの原因ではないかと思いました。
嫉妬はあっていいんですよ?真っ黒い感情。黒色が無かったらペン入れ出来ませんよね?どんな感情でも、ろくろさんの人生を描くのに必要な絵の具です。
嫌な自分を否定しないで、そのまま認めて、その次を考えましょ?
誰だって綺麗なままでいたいです。でも、黒い感情は湧いてきます。
ろくろさんは、人間として一つ成長したんだと思います。だから、もしかしたら「綺麗なだけの自分の絵に満足できなくなった」のかもしれません。清濁併せ呑むじゃないですが、全ての色で絵を書いてみてはいかがでしょうか。

「売れる絵」や「流行りの表現」ってありますよね。食っていくためにはこう言った技法を取り入れる事も必要かもしれません。
でも、それは誰かの真似をしているのであって、自分の絵じゃない。まず、自分が納得できない。そして、この不満感は閲覧者に伝わり離れてく。だって、貴方の絵を見に来たのであって、誰かの絵を見に来た訳じゃないから。
「嫉妬は無知であり模倣は自殺行為」と言ったのはエマーソンですが、学び続ける事が肝要だと思います。

では、どう学ぶか?
一旦絵を離れるのもいいと思います。魔女のキキと絵かきのウルスラの会話を思い出します。色々な経験が蓄積していくと、「これを表現したい!」という感情が湧き上がってくるはずです。ここに至ると、神様と呼ばれた彼の言葉を思い出します。

『君たち、漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ。』-手塚治虫-

苦しい事も含めてろくろさんです、そこを否定しないで、それすらも表現の糧にしてもらいたい。そんなふうに思います。

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おきもち

長野県にある曹洞宗の寺院の住職です。 「苦しみ」は財産。がモットーです。...
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質問者からのお礼

お返事有難うございます。
私が描けない最中に次々と前へ進む方々を見ていると辛く
様々な感情がひしめき息も詰まる最中で、それでも尚一旦離れるという選択肢は殆どありませんでした。
お言葉通り一度頭を空っぽにしてみたいと思います。

また辛く苦しくなってしまった際にはお話を聞いて頂けますと嬉しいです…!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ