人のことを嫉妬したり、羨んだりする自分が嫌いです。
はじめまして。
たくさんの質問、相談が来ていてお忙しいと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。
私は20代前半で1歳半の息子がおります。
23歳年上の優しい旦那さんがいて、可愛い息子がいて、何より家族みんなが健康で、とても幸せです。
お金はないけど、義母が保育園なんて可哀想!と反対派なので在宅で子どもを見ながら仕事をしています。
もちろん日中は息子優先なのでお外で遊んだり、仕事が終わらない日は朝まで徹夜する日もあります。
大変なこともあるけど、幸せなのです。
そんな私は他人と比較してしまいます。
他人と、というより知り合いのAちゃんと比較してしまうのです。
Aちゃんは年下の知人なのですが、私が息子を出産した直後、Aちゃんの妊娠もわかりました。
Aちゃんはまだ高校3年生でしたが、産むことを決め、すぐ結婚し、出産しました。
ここまでは祝福できたのですが、その後Aちゃんはまだ遊びたい盛りなので、
赤ちゃんをお母さんに預けて友達と遊んだり、
自分のおしゃれの為にお金が欲しいからバイトしたい〜と言ってみたり、
ご主人のお母さんにお金を出してもらって車の免許を取ったと思ったら今度はバイクの免許を取りたい〜と言ってみたり…。
自分が母親になると決めたのに、私は彼女の行動が鼻について仕方がありません。
周囲は「あの子はおバカなんだから気にしたらダメだよ。」と言ってくれるのですが、気にすると言うより、これはもう嫉妬なんでしょうか?
私は夜中まで働いているのに、彼女は何もしなくてもお金が入ってくる。
私だって買い物はずっと古着屋さんなのに…。
子どもを預けて都内に友達と遊びに行く、私にそんな時間があるなら息子を公園で飽きるまで遊ばせてあげたい。
何より、普段は携帯ばっかりいじって子どもを構わないくせに、外に出たときは子どもをペットやアクセサリー感覚で「主婦頑張ってます!母親やってます!」みたいなのが本当に許せません。
彼女に対するこの感情は醜い嫉妬なんでしょうか?ないものねだり?羨ましいのでしょうか?
幸せな時間に溺れて他人のアラをつつきたいのでしょうか?
何にせよ、全てをひっくるめてそんな自分が嫌なのです。
醜く、恥ずかしいと感じるのです。
自分の非を認めて、このモヤモヤをごくんと飲み込んで、スッキリしたいです。
よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
楽してカッコよければ幸せか
他人と自分を比べて、他人の境遇を羨み我が身の境遇を嘆く。
私はあなたの倍以上の人生を生きておりますが、そういうことを繰り返してきました。いい歳になっても、他人の境遇を羨み、他人の才能を羨むことを繰り返しております。「嫉妬」自体否定的にみられることが多いようですが、一概に悪いこととは言えません。他者と比較することを通して、自分の改善点をしることが出来ます。自分が目指すべき目標が見えてきます。
ご質問を読んで一番に感じたことは、「嫉妬してもしょうがないものに嫉妬しているなあ。」ということです。
Aちゃんはたまたま子守を引き受けてくれる人が居るから、免許や資格を取ったり自由な時間を楽しんでいます。Aちゃん自身の努力の結果と云うよりも、たまたま表面的に恵まれた条件の中に居て、自分の時間を自由に使うことが出来ている訳です。あなたの嫉妬は「表面的に恵まれた条件」への嫉妬だと思います。この「表面的に恵まれた条件」というのが結構くせものなんです。
自分の努力で築いた地位や業績や名誉だって結構壊れやすいものです。たいして努力もしないで得られた「表面的に恵まれた条件」なんて、もっともっともろいものです。所詮長続きしません。言わば、砂上の楼閣の中で、つかぬ間の休息を謳歌しているようなものです。Aちゃんは、はっきり言って、主婦業も母親業も手抜きしているようですね。手抜きを続けていれば、家庭にも子供にも必ず影響が出ます。いい影響なら喜ばしいですが、いずれ手抜きした分の悪影響がでてくると思います。一見人生を謳歌しているかのようなAちゃんの現在は、嫉妬するに値しません。Aちゃんの人生を豊かにするものでもないし、Aちゃんという人間を成長させてくれるものでも無いと思います。
どんぐり君のママ さんに次の言葉を贈らせていただきます。
「楽してカッコよければ幸せかと言う事
逆に骨を折る事は不孝かという事
人間の本当の幸せはいったいなんだと言う事。
私は人間の本当の幸せとは『充実感の有る行き方』だと思っています。
骨を折らない,努力を必要としない仕事に充実感は有りません。」
相田みつを 著 「にんげんだもの(1984年4月発行)」より
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
とても勉強になりました。
本当に聞いて頂いて良かったです。
気持ちが晴れました。
確かに今の若いときにした苦労は確実に私の糧になっていると思います。
『充実感の有る生き方』、座右の銘が見つかりました。
ありがとうございました。
自分を、『自分が目指すべき目標』を見失わないように頑張ろうと思います。