hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

とある難病を告げられ、自殺について考えています

回答数回答 2
有り難し有り難し 56

おはようございます。
僕は今高校生です。
先日から、体が動かしにくい、物忘れがひどいという症状があり、大きな病院で検査をしてもらったところ、ALSという神経の病気と若年性アルツハイマーの疑いがあると言われました。
ALSというのは、筋肉を動かす命令を受け取る神経が壊れ、全身を動かさなくなってなくなる病気です。
本来、それらの病気はわかくても30代からというものらしいのですが、先生も原因はわからないそうです。
正直どうしていいかわかりません。

僕は昔から弱虫で、習い事や学校で嫌なことがあるとすぐに行かなくなってしまう人間でした。
それは今でも変わらず、昨年の9月、クラスメイトと揉めてからは学校にも行かなくなりました。
家にいてもスマホやパソコンばかり見て、両親の励ましは無視したり、怒鳴ったりしてしまっていました。
きっとそのような行いが罰当たりしたんだと思います。
本当に、どこまでも親不孝で愚かな人間なんだなと思ってしまいます。

もういっそ、体が動くうちに、認知症が進む前に消えてしまいたいなと思ってしまいます。
どうしたらいいでしょうか?
本当に真っ暗で、どうしようもなく怖いです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

『次の一歩』。

はじめまして。
浩文(こうぶん)と申します。

『どうしようもなく怖いです。』

正直なお気持ちをよく打ち明けられたことと思います。
たろうさんの、その自らを振り返ってのご投稿、
ゆっくり読ませていただきました。

まだ、何が起こるか分かりません。
これだけはお伝えさせてください。

どんなことでも
「正直な思い」を
どんなかたちでもいいので
多くの方々に向けて発信してみてくださいませんか?

今できること。
ご自身の正直な思いを
かたちにあらわす。ことばにしてみる。

どんな内容でも構いません。

たろうさんの言葉に
多くの方が耳を傾けると思います。

人のせいにせず、自らを責める、その誠実さが
果たして弱虫でしょうか?

そうではないと信じています。
多くの方が、信じているはずです。

多くの人々が、みな
恐怖に向き合っています。
しかし、どう向き合えばいいかわからず
苦しんでいる方がたくさんおられます。

たろうさんにだけ
できることがあります。

たろうさんが
その正直な胸の思いをつづるならば
その胸の奥の熱が、必ずや生きる原動力になるはずです。
きっと多くの人々の支えになるはずです。

私が知りたいのは
その「支え」になるものはなにか?です。

たとえどんなことがあっても
どんな陳腐な考えや行動だったとしても
「次の一歩」を踏み出すことのできたなら
それが
「生きる情熱」であり
「原動力」であり
「支え」であると、信じています。

私はそれが知りたい。
たろうさんも、
嬉しい気持ち、嫌な気持ち、怖いと思う気持ち。
分け隔てなく
湧き上がってくるものを
ことばにしてみてください。
きっとそこに
かけがえのない「支え」があると信じています。

                       南無釈迦牟尼仏 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

吉井浩文
Buddhism. knowing what it actually i...
このお坊さんを応援する

シャーンティデーヴァ大師「入菩薩行論」

たろう様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

大変に不安な中で過ごされておいでであり、どのようにお声掛けいたせばよいのか、なかなか言葉が見つからずでございます・・

ただ、罰が当たったからではないと存じます。

一つ、もし宜しければ、シャーンティデーヴァ大師の「入菩薩行論」をお読みになられますことをお薦め申し上げたいと存じます。

チベット仏教・菩薩行を生きる―精読・シャーンティデーヴァ『入菩薩行論』(大法輪閣)

しかしながら、上記は古書しかないため、9章以外では、下記の中でPDFファイルにより読むことができます。

http://www.tibethouse.jp/about/buddhism/text/

私たちの生は、何もこの生だけで留まるところではありません。過去世から今世へ、そして来世、来来世へと続いてゆくものでございます。

そして、身体、粗い意識上ではなく、存続してゆく微細なる意識において、確かなる仏縁と共に、「菩提心」をしっかりと受持できていければ、今世ももちろん、来世へ向けても、悟りへと向けてのより善き心の状態、その流れを保てることに資するところとなって参ります。

仏教を是非、学び修していけるように調えて頂けましたら有り難くに存じます。

川口英俊 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ