人がいることを感じると震えたり痺れたりします
このようなお坊さまに相談できる機会をいただき、誠にありがとうございます。お忙しいことと思われますが、何卒よろしくお願いいたします。
今回ご相談させてほしいのは、私の【対人恐怖症】と【自身のなさから仕事もプライベートも辛い現状】についてです。
私は今、社会人1年目で研修に来ています。金融関係ということもあり、皆、協調性が高くひとりでいる同期はいません。
私の性格は場面場面で変わるので1つ統一されたものがなく、本当に思考回路が人の話を聞くたびやきっかけ1つで変わります。そのため一貫性がなく、周りを疲れさせてしまう一面もあります。しかし明るく話せる過去の私は消え失せ、今は全く話さない人間として優しい人たちに仲間に入れてもらっている状況です。
(今は人と合わせることが辛く、優しさもしんどい状況なのですが…。ただ入れてもらっていてもお盆を遠くに置かれたり、私と二人になると嫌そうだったり、二人にならないように用事を作ったりします)
大学のとき所属したボランティア団体でひどく人に疲れる年月があり、そこから数年間、親とさえ連絡をとらないほどに人と距離を置いて引きこもりました。買い物は夜に行き、LINEも既読無視。友達はどんどん離れていきました。
疲れてしまった原因は、周りの人の愚痴と秘密事の多さです。当時の私は謙虚で人の気持ちが分かる人間になりたかったため、心を込めて肯定的に話を聞こう聞こうとしていました。あなたを信頼してるから、あなたにしか相談できなくて。
本当に周りの人の非常事態や言いたいけど言えない内容なんだと、心を折り重ね、他言せず聞き続けました。
ある日の朝、ニュースや隣の住民さんの声を聞くとパニックになる私になっていました。親からのLINEも携帯を壊したいほどに煩わしく音信不通になりました。
誰かに助けを求め周りの人を頼りましたが無視や批判をされました。人の愚痴や秘密を聞いてきたことが間違いだったと考え、距離を置くようになると心配を装って連絡をとり、自分の話をする人が複数人いました。
そこから引きこもりや病気を駆使して、離れました。結果、人と話さない期間が長く、会話が思いつかない上に、だらけた体型、ボソボソ話す姿になり、周りの人に避けられています。恨みや憎しみはないものの、悲しいです。でもまだ人が怖く頑張れません。私は何から改善すればよいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あわてることはありません
拝読させて頂きました。
あなたの思いや状況を読ませて頂きました。
あわてることはありません、あなたの今までのことや思いをゆっくりとこの場所でもお話なさってみてくださいね。
今迄あなたの中でたくさんのことを背負っていらした胸の奥に抱えていらしたのではないかと思います。
今すぐにあわてて変えようとするよりもゆっくりとじっくりと人との関係性を見つめながらあなたのペースでお付き合いなさって頂ければと思います。
先ずは今まで抱えていたことを少しずつでも言葉にして手放していって下さいね。この場所やあなたの菩提寺さんのご住職様やあなたのお住いのお近くのお寺様にお参りなさってもしもできるならあなたの思いをお話なさってみてご相談に乗って頂いても良いと思います。
或は信頼できる第三者の方にご相談なさってみても良いと思います。
それぞれ人によっても答えは違うでしょうから参考になさることあれば受け取っていって頂ければいいのではないかと思います。
生きていればどうしても人との関係で悩んでしまうことはあります、それはあなたに限ったことではありません。この多様な複雑な社会や人間関係や仕事の関係では様々な軋轢やトラブルは起きてしまうのはやむを得ないことです。ほんのちょっとしたことで関係が壊れてしまうことも良くあるのです。
そのことを踏まえながらもできるならば心おおらかに皆さんと仲良くなさっていける関係も作ることはできます。
宜しければまたあなたのお気持ちをお聞かせくださいね。
いつでもあなたをお待ちしております。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma 様
お返事いただき、誠にありがとうございます。
胸の奥に抱えている
ゆっくり自分のペースを掴む
言葉にして手放す
という言葉にすごく救われた気がします。
あまり自覚していなかったのですが、自分の想いであっても溜めると苦しいのですね…。
そしてしばらく自分のペースを見失っていたので、自分の気持ちに気づけなくなっていて、
さらに言葉にすることが難しくなっていたんだと思います。
ひとつ、手放させてください。
私は大学当時の友達が嫌いなわけではなかったのに、自分の我慢不足で人の話を聞けなくなり、縁を切ってしまったものだと後悔しているのかもしれません。
今でも思い出すだけで鼓動が早くなり、冷や汗が出てしまいますが、もっと穏便にすませられなかったのかな。と考えてしまいます。
ただ、あのときの私にはもう我慢できる余地はなかったことが正直なところです。
後悔していることを認めつつ、自分の状態や気持ちも前向きに受け止めたいです。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。