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母親に暴力を振るってしまいます。

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私は今年26歳になる女性です。
1年ほど前から、母親と口論になると
母親の頭を殴ったり、頬を叩いてしまったりします。なぜ、そのような衝動に駆られてしまうのか自分でもわかりません。

ただ、幼い頃から母親は躾に厳しかったのと、母親の仕事のストレスなどで、よく私や兄を叩いたり殴ったりしていました。私が中学生を卒業する頃には、母親から暴力を受けることはなくなり比較的仲の良い母娘関係になっていたと思います。

私が大学院を卒業し、24歳後半ごろになると自分自身の将来に不安を覚え心が不安定になることが増えました。そのことで母親と言い合いになることが増え母親に暴力を振るってしまいます。

もう、自分自身が怖くてどうすればいいのかわかりません。だれか相談できる友達もいないし、精神科に行く事も考えましたが行く勇気もありません。私はおかしい人間なのでしょうか?

これは、私の悩みと関係があるのか分かりませんが、昔から母親と仲良くなればなるほど、自分が暴力を受けていたときのことを不意に思い出して、その感情のギャップを自分の中でどのように処理をしていいのか悩む事がよくありました。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

負の連鎖を断ち切ろう、と志す。自分の家の負を救う。

学生時代、剣道部・バレー部だったのですが、あまり向かないと思って別の部に入りました。拘束されない自由を得ました。帰宅部!
環境を変えることって大事です。
あなたは立派です。人生大事なのは「これじゃいかん」と思って行動しようとすること。
その志をもっと高めれば自然に怒りはよくないと気付いて引っ込めるようになれますよ。
感情的にならないためにはガをおさめることです。
家庭はつい配慮なしに言ってしまうものですが、車だって譲り合いは大事。埼玉県だって事故の多さ全国一位でしたが、これじゃいかんと恥じて少しずつ事故が減っています。みんな自己チュー事故チューすれば暴走運転になる。人間も同じ。そもそも人生にはこの自分自身の人間性運転しかありません。
人が暴力をふるってしまうのは心がヤんで=病み 闇 止み(心の停滞)いるのです。
心のブレーキが壊れているのでしょう。
ヤんでいるといっても病院に行くほどの病みではなく、それしか自分の気持ちを表す方法がないということ。子供だって👶ばぶぶー!となればバンバンたたいたり、ライオンのような大きな声を上げて何かを言わんとします。獅子カバブ👶ーーー!
大人も同じです。バブバ部に所属している状態ならば転部しましょう。人間性の向上を求めること初めて人生は始まるのですから。それまでは人間といえど自己チューバブバブなまま。ジコチューでいこう?トンデモナーイ。
それは負の習慣。因縁。過去における何か負の連鎖。
そこに継続するのは進歩も向上心もありません。
お母さんだってぺちぺち(👩イメージ:かわいく)叩いたりしちゃったのは、何とかあなたたちを言うとおりになってほしいからバブバ部流にひっぱたくことしか知らなかったのでしょう。
学生時代にいろんな部活があるように、部活動を変えてみることです。
バブバ部でもいいのですが、大人になってもバブバブわがまましていると周りも大変です。
愛されキャラになれればバブバブもかわいがられますが、基本的に白馬の王子さまは絶滅危惧種。仮に身近に居たとしてもすぐに剛力系女子がGETしてしまいます。あなたがあなたの性格のままでいいと思うなら急いで白馬の王子さまを探しましょう。(おいおい)
ですが、もちろんそれではパートナーも参ってしまいます。他人に頼らず心の成長を遂げるのが仏教です。あなたの家に続く、これはいかん!は治せるのです。

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警察に逮捕される自分を想像する

よくご相談くださいました。
相談するだけでも勇気がいったかもしれません。
ここにご相談できたのは、自分で自分の弱さに気付けた、一歩成長できた証拠ではないでしょうか。
人は変われるのです。
さて、殴れば殴るほど殴り癖がついてしまうかもしれません。
意識的にストップする癖をつける、殴らない癖を上書きする必要がありますね。
仮にお母様が警察に相談した場合、やっかいなことになります。
最悪、あなたが逮捕されてしまう恐れもあります。
意識的にストップする方法として、自分が逮捕される場面を想像する、ちょっと先の結末まで想像するのはどうでしょうか。
あては、カッとなったときは、とりあえず人ではなく物に当たりましょう。
要は、「私はこんなにも怒っているのだ」と、あなたの怒りをお母様に表現する方法があればこと足りるのです。
ですから、物に当たることで表現してはどうでしょうか。
あとは、自分の心の中で「私は怒っている」「怒りの煩悩発動中」と言語化して確認してみましょう。
煩悩は悪魔にたとえられます。その悪魔の弱点は、正体を見破られること、つまり煩悩だと見破られることです。
あなたが「私は怒っている」と煩悩に気付くだけでも、怒りの悪魔はかなりパワーダウンするのです。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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