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39年間生きて今、孤独に苦しんでいます。

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有り難し有り難し 14

わたしは今まで生きてきてほんとうに分かり合える人は一人もいませんでした。

なぜかいつも一人になってしまうんです。

いつも貧乏くじをひくタイプの人間です。
なぜか大役を任されてしまったりみんなが嫌がることをくじで引き当ててしまいリーダーになってしまったり…
みんなからは○○さんに任せておけば安心だね!と言われるようになりますます優等生タイプに見られるようになりました。そのせいもあり、
人からよく見られたい、楽しませてあげたい、すきになってほしいという思いの強さからかいつもビクビクしながらそして、イメージを壊さないように細心の注意を払いながら人と接してきました。
なのに最初はみんなから慕われていても時間が経つと離れていってしまう…
なんだか疲れてしまいました。
わたしの何が悪いのか…

楽しそうにしている人たちをみるとほんとうに胸が苦しくなります。
わたしはこれからも分かり合える人もなく孤独に暮らしていく事になるのでしょうか…
孤独なのにいつも貧乏くじをひく羽目になるのでしょうか…


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

孤独ではありません。鎧を着けていただけ。

はじめまして。亀山純史と申します。

今まで精一杯頑張ってきたことが、ご相談の文面からよくわかりました。人間だれしも、責任ある立場を任せられれば、みんなの期待を裏切らないように頑張るものです。そうして知らず知らずのうちに、自分をイメージさせるような鎧を身につけてしまうのだと思います。

さて、今回のご相談の中で「優等生」という単語が出てきましたので、その単語をもとに回答させていただければと思います。優等生というイメージを持たれている人は、優等生という鎧を身に着けていれば、敵(敵ってだれだ?ということは、ここでは深く考えないことにしましょう。あくまでも、たとえ話ですから。)が襲ってきても、その鎧で身を固め自分を守ることが出来ますよね。でも、頑丈な鎧であればあるだけ、その鎧は重たいものになり、身につけているだけで疲れてしまいます。しかし、自分を守ってくれているものですから、サッサとその鎧を脱ぎ棄てることもできないでしょう。もし脱ぎ棄ててしまえば、自分を守ってくれるものがなくなり、ただ相手に打ちのめされるだけ、と考えてしまうでしょう。でも、果たしてそうでしょうか。人間関係においては、鎧がなければ、これ幸いにと襲ってくるものなのでしょうか。私が思うには、むしろ、鎧かぶとの奥からしか見えていなかったあなたの顔をはっきりと見ることが出来、みんな安心するのではないかと思うのですが。

身を守る術は大切ですが、守るべき身が、その術で病んでしまっては本末転倒です。最後に、決して孤独ではないはずです。単に鎧を身につけていただけ。そう私は思っています。

以上が私からの回答です。少しでもお役に立てれば幸いです。

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有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧...
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質問者からのお礼

お返事ありがとうございます。
鎧かぁ…ほんとに重く、なかなか脱ぐことができないものを気づかないうちに背負っていたのだなぁと気付くことができました。
旧家の長女として生まれ、過度な期待を背負い、妹や弟の見本となるよう頑張りすぎていたのは事実です。
こうあるべきとわたしが思う人物像はただの理想像に過ぎずわたしとは全く違うものなんですね。
足かせを外し、完璧なものを求めすぎず、少しづつでもいいから自分らしくいられるよう生きていけたらと思います。
ほんとうにありがとうございました。

「孤独と向き合う」問答一覧

孤独の力に負けてしまいます

何度かご相談させていただいております。寂しさ、孤独については3回目くらいのご相談になります。 私は孤独を感じるとネガティブスイッチがオンになり、自分が可哀想な理由を思い出の中から引っ張ってきたり(過去に傷ついた出来事など)、涙が止まらなくなったりして、目の前の事に集中できなくなります。幸い、誰にも迷惑かけない程度に自分の心の中にネガティブは収まっているのですが、自分にとって大変迷惑で、今年はこうなってしまう自分を卒業したいです。 現在、恋人はおらず、友達はいますが、この状態になった時にすぐ電話をかけられる人はいません。友達はみんな違う街に住んでいるので、なかなか会えません。時々電話はします。できれば、自分で自分の感情を落ち着かせたいです。 また、今どうしても頑張らないと行けないことがあるので、地元のコミュニティに参加するなど余裕はありません。もちろん、余裕ができたら参加していきたいとは思っています。 前より自分を客観視できるようになって、ネガティブスイッチが入った時、このまま行くと自分を可哀想だと思い始めて、記憶を漁り出すな、と認識できるようになりました。ここまではうまく行っているのですが、寂しい気持ちを処理できずにどんよりして、集中力が落ちたり、眠れなくなったりします。眠れない時は次の日にも響いて、ネガティブを持ち越すこともあります。 寂しい気持ちはどこにやってあげたらいいでしょうか。ネガティブな感情との向き合い方のヒントをいただけると幸いです。宜しくお願いします。

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将来親が死ぬことと自分が孤独になること

中年ですが親の死が怖くてたまりません。 先日祖母を亡くして以来恐怖が強くなり、夜眠れず、朝から突然涙が溢れます。 私はひとりっ子で同居しています。 日頃から絆を感じる友達はおらず、新しい仲間を作りたいと思い行動してもうまくいかず、一人きりです。 親とは他の仲の良い家庭と違って行動は昔から常に別々ですが、今思うと私の人生は親が全てだったと感じます。 本当に何もかもお世話になっていて、たくさん反発しましたが精神的にも常に助けられて来ました。 そのことに気づかないくらい当たり前になっていて、それくらい当たり前のように救われて来ました。 こう書いていてまた涙が溢れます。 若い頃に社会不適応と診断されたことのある自分は職場でも孤立しているため、一般的な大人のようにフルタイムで働くことがとても厳しいです。 でもなんとか自分のものになるようにと、今の職場で新しい勉強に取り組んでいる最中ですが、なぜか身が入らず、メンタル的にも不安定で、将来が怖くて怖くて仕方ありません。 今親は健康で、家事は家族全員で分担し、うまくやっています。 でも当然ですがこの日常はいつか終わります。 だれもが通る道だしそれが世の常だ。って分かっていても、どうしようもなく怖くて、毎日が本当に本当につらいです。 恐怖が心から消える瞬間がほとんどありません。 どうすれば、今目の前なことに集中して、心を穏やかにできるでしょうか。 また、こんな自分が今後孤立して孤独にならない方法はないでしょうか。

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なぜかいつも一人

子供の頃からふとはぐれてしまったり、輪に入れずに一人になってしまうことが多く、ここのところはやっぱり週末も誰かと過ごすというよりは一人で出かけたりということばかり。 誰かとつるむことがそれだけで良いことかといえばそうではないだろうし一人でいる時にはないトラブルや悩みもあろうかとは思います。 他人で自分の穴を埋めようとしてはいけないとは思います。 外国人の友達はよくできていた頃があって、それでも彼らは帰国して物理的距離に反して会いに行けば大丈夫なのですが親兄弟には言われぬ日々の暮らしでの喜び悲しみを共有する相手がいなくて、それは少しつらいです。同時に、一人いればそれはふと虚しさに襲われて、一人でいない時もやっぱり虚しさに襲われて、でも何かを誤魔化す、紛らわすツールとして誰かと一緒にいたいというわけではないとは思ってます。 虚しさ、これが人をして私から遠ざける何かなのかもしれないです。 飲み屋だスナックに行って人恋しさを紛らしている自分がなにを求めているのかもわからないです。コロナ禍の時に父親が極度の警戒心から出歩かないでくれと言っていた時期には達観した気になって私なら孤独感に苛まれまいと平気を貫いてきたかにみえたのですがつらいのは果たして孤独感なのか、自分の声が誰にも届くことない感覚、あ、それも孤独感なのか。 これとても数十年したらみんないないんだろうなとかやっぱり独りになるんじゃなかろうかと、要らぬ心配なのでしょうがまた虚しくなり。 結局は他人は変えられないし自分だって思うようには操縦できないし、世界は自分のためにあるわけではないし思い通りにいかなさを納得するとか泣き出したいこんな気持ちを飼い慣らすかする術をどうにか身につけたいです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ