hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

妻の飯は盛らずとも仏飯を毎朝盛る男

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

はじめて質問させていただきます。
病気の妻に食事ひとつよそうことすらしないのに、毎朝仏飯を仏壇にもっていき南無阿弥陀仏と唱える父親にどうしようもなく腹が立ちます。

母はもともと持病もちではあったのですが、ここ数年でがんや骨折を経験し、なおのこと弱っている状態でした。しかし父はいっこうに心配せず、体調を気遣うどころか、平気で妻に食事や家事全般、身の回りの世話をさせようとする人です。
幼いころからそれを見て育ってきたので、娘である私ともう一人の兄弟も一種の嫌悪感をもっています。

先日母の体調がより悪化しているようだと父に情報を共有したところ、本人を労りもせず、実家から仏壇を持ちこみました。まず病院に連れて行くなどやるべきことをやってからそうするなら100歩譲ってわかるのですが、まるで母が弱るのを見計らってそうしたようにしか見えず、仏教に悪い印象はないのですが、父のその行動がおぞましく思えます。
寺に持ち込む自身の両親への花代一万五千円はポンと払うのに、妻の通院費・検査費を家族や親戚に前もって一万円預けることには納得がいかないといいます。

今生きている妻をいたわらないものが教えにすがったところで、何か意味はあるのでしょうか?またこのような人物からこころを守るにはどうしたら良いですか?
どうぞよろしくおねがいいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

逆縁として学ぶこと。他人のフリみて我がフリ直せ!

すなさん、こんにちは。

父が信仰を熱心にするのに、母に対してはお世話をしないのですね。
まずは子供でも親夫婦の関係はわからないものです。たとえ親でもあっても一人の違う人間です。それぞれの生き方があります。父とはそういうものだと理解して触れ合い、その事に対しては怒らずに対応することが大切です。怒ると同じ穴の狢になってしまいます。その上で、父のような夫婦にならないように、今から夫婦が仲良く生きる努力をすることが大切です。良い触れ合う人だけでなく、合わない人も逆縁として自分の生き方の参考にしていくことが大切です。

そしてその分、娘としては母への親孝行をしていきましょう。父は仏教を謝って受け取っているので、あなたがご先祖様を大切にして、正しい信仰を見せていくと父は逆に焦ってくると思います。そして父が行ったことの報いが自分に降りかかってくるのです。あなたも少なからず父の性格の影響もあると思います。いつ何かの縁で起こるかも知れません。たとえ父に対して怒っても父は変わることはありません。怒るだけ損なのです。自分は父のような人間にはならない。今の夫にどう触れ合えば仲良しで生活できるか、ここが本来の仏教の教えです。そのこともまた父の後ろ姿で学ぶことができるのです。

がんばって!応援します。合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
★僧伽(お友達)になりましょう。一緒に仏教を楽しみましょう★ Email;kongozaji@renge.net(気軽にメールしてね!)  直通電話:090-6041-0193(最初はショートメールで) ※※※※※※※※※※※※ 山寺の小さな金剛座寺は10月23日に襲った台風21号で、大変な被害を被りました。大規模な斜面の崩落で客殿が倒壊の危機に陥っています。人生は何が起こるかわかりません。復興に向けて20年努力してきましたが、またリセットになるとは思いませんでした。でもあきらめません。仏さまの教えは「一切皆苦」苦難をなくすことではありません。苦難は必ずきます。それを乗り越える心を作ることが、御仏さまの教えなのです。  ハスノハに訪れる皆さん。私と一緒に人生の苦難に正面から立ち向かい、乗り越えていきましょう。仏さまと共にならば、必ずできます。合掌 ※※※※※※※※※※※※ Email;kongozaji@renge.net 在家から天台宗僧侶になりました。田舎のお寺だからできる新しいお寺ライフを試みて活動しています。特技は手話で現在某大学の非常勤講師で初歩の手話講義をしています。NPO手話技能検定協会理事の役職を頂いて手話学習の普及に努めております。社会貢献として保護司のお役を通して社会更生のお手伝いをしております。 どうぞ伊勢にお越しの際は遊びにお立ち寄りください。また活動は三重だけでなく、埼玉・東京・神奈川などの首都圏、または車でいけるところはどこでも出張で活動しています。仏事のことなら気軽にご連絡ご相談ください。お寺には宿坊もありますので、心のリフレッシュをされたいのであれば、いつでもお泊りくださいね。 私と一緒に、お寺の復興を手伝ってくれる方を募集しています。私とお友達になってください。そして伊勢の山寺をあなたの第二のふるさとにしてください。 ●お葬式や法要、納骨をお受けしております。 エリアは三重・中部・近畿から東京・埼玉・神奈川まで、車でいけるところはどこでも走り回っております。どうぞご相談ください。  (メールが有難いですが、直通電話 090-6041-0193 でもお受けします。なかなか出られないので着信を残してください。またはSNSでご連絡くだされば折り返し電話します。なお電話での悩み相談は10分と決めておりますのでご了承願います) ※もし少しでも回答がお力になれましたら、その感謝のお気持ちを、ご本尊如意輪観世音菩薩さまへのご志納(布施行)でお願いします。ハスノハ活動ができるお寺の維持活動に使わせて頂きます。 ゆうちょ銀行100010-67608891 名義コンゴウザジ 百五銀行多気支店(普)221446 名義シュウ.コンゴウザジ 檀信徒・弟子になって一緒に仏教ライフを楽しみませんか?(檀信徒費志納年1万円) 仏教を人生に活かして楽しみましょう。合掌 

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ