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先輩と後輩の関係について

回答数回答 2
有り難し有り難し 19

私にはどうしても分からないことがあります。
それは、中学校の部活動などで先輩が片付けや準備などをしてたら後輩が率先して代わりに行きなさいという教えです。
私は先輩の仕事を代わってきましたが、後輩にどうやって仕事をかわらせたらいいか分かりません。
なので代わらないといけない理由を知りたいです。お願いします


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

上下関係や協調性、団結力などを学ぶ場。自己PRの力にも◎

なるほどね〜
率先して動いて、先輩の代わりにと〜
それで、何か学んだこと、得たことはありましたか?

ただ、先輩の代わりをするだけなら、交代しただけのことよね。そこに、先輩から こういう意味があるから、こうするんだよ とか。こうやって大事に伝えられてきたから、みんなで守っていくんだよ とか。上から下へ、引き継がれるものもあるでしょう。そうしながら、関係性も身につく、それも大事な目的だと思いますよ◎

部活動では、人間関係、目上の人に対する礼儀や挨拶、言葉遣い、先輩を立てる、後輩を育てることを、学ぶ場でもありますね。
社会人になり仕事をする上でも協調性や団結力はとても大切なことです。社会に出てからでは簡単には身につくことはないでしょう。

先輩が、いちいち、こうだ〜あぁだ〜と、説明してくれるとは限りません。
上の人が動いていたら、一緒についていき、目で見て学んでいこうという姿勢が、率先して動くという意味なんですよ。

あなたが上になれば、またその学んだ.得たものを、後輩に、自分の姿や行動、言葉で伝えていけばいいのです。それが、下を育てることになりますからね。

先輩だから、皆 偉いかと言われたら、、、
そうでない人もいるかもしれません。
そこはちゃんと人間性を見ていきましょうね。また、あなたも、周りや後輩に見られているということです。

大人になると、やはり年長者は、人生経験も豊富ですし、物知りです。
敬い、丁寧な対応が出来る、素敵なあなたになってくださいね(﹡´◡`﹡ )

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
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儒教(じゅきょう)の教え

ご相談拝読しました。

部活動でそのように教わったのでしょうか?

そういうことに「なぜだろう?」と疑問をもつことは大事だと思います。指導の先生に尋ねてみましょう。
と、同時に「なぜか」ということにとらわれ過ぎて自分については身動きが取れなくなったり、他に対しては押し付けになったりすることは避けたいところです。

さて、疑問の件についての様な価値観・考え方は元々は中国の儒教の精神であると思います。

儒教では、五常(仁、義、礼、智、信)という徳性を重んじ、五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)関係を維持することを教えるそうです。

この中では五常の「仁」(人を思いやる事)・「礼」(人間関係で守るべきこと)の精神に基づいた五倫の「長幼」という教えが「年少者は年長者を敬い、したがわなければならない」という内容ですので、「なぜか?」というならば「儒教のこの教えによるから」ということになるのではないかと思います。

ところで、そのような価値観・考えは現在はどのように捉えられているでしょうか。

あなたの世代的にはもう違和感を感じるものであるのではないでしょうか?

ましてや後輩が何を言われずとも上記のような精神を理解してすすんで行動すべきというのも難しいでしょう。

なので後輩の指導についてどうしたらよいかはあなたが一人で悩むのでなく、同学年のお友達や指導の先生に相談したらよいと思います。

ちなみに仏教では「年長者だからと言ってそれだけで尊敬すべきということはない」という教えもあります。
そうなると後輩がやるべきということはなくなり、この業務はいつ誰がすべきか皆で協議してルールを定めてそれに従うということになるかもしれません。

なお、個人的には部活動において上下関係を学んでおくことは社会に出てからの立ち回りに有益だと思いますので、押し付けない程度に「こういう時は後輩がすすんで代わるといいよ」と言うくらいは問題ないかとは思います。

儒教影響を受けた精神は日本でも長らく尊重されてきたものですからね。これからはどうなるかわかりませんが…。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
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