生活習慣を教えてくれなかった親が憎い
幼い頃、お風呂の入り方、歯の磨き方などの基本的な生活習慣を教えてくれなかった親が憎いです。
小学生の頃、友達に口臭や頭の臭いを指摘されてから自力で生活習慣を身につけましたが、未だにその時のことを思い出して辛くなります。
特に口臭が気になり、口臭外来にまで行きましたが、自分は臭いのではないかという思いが離れず、常に口臭のことを考えてしまいます。
小さい頃に親が生活習慣を教えてくれていれば私は今こんな思いをせずにすんだのではないかと考え、よく気分が沈んでしまいます。
人と話す時も常に口臭と体臭を気にしている自分が情けなくて毎日死にたいです。
でも、自分が臭いに悩んでいることを親に伝えても聞き流されてしまい、親への憎しみが増すばかりです。
最近は普通に親と話すことさえ苛立ってままなりません。
どのような心持ちでいたら親に普通に接することが出来るのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
完全な親はいませんが……。
親の育て方が悪かったからだ! これは死刑囚の人がよくいう言葉だそうです。死刑囚を扱った本を書いた作家が言っていました。だからあなたは死刑囚みたいな人間だ、とは思いません。
私も同じように思うことがあります。親がもっと○○なように育てていれば、と思うことはときとしてあります。その○○は状況により違いますけど……。
ただ、私は子供をやってみて、いまは親をやっているのですが、百点満点の親に育てられきたわけじゃないし、百点満点の子育てをしているわけでもありません。不完全な人間が不完全な人間を育てるのだから、完全な子どもって、いやしませんよね。
それなのに、死刑囚(の一部)みたいに感じる人もいれば、心から親を敬愛している人もいるわけですが、その違いをどう考えたらいいんでしょう。それは文字通りの崩壊した家庭環境がそうさせるところもあるだろうし、愛情たっぷりに育てられきてので感謝の気持ちが自然と湧いて出てくるというのもあるんでしょう。それから、社会に出て働いてみて親の偉大さが分かるということもあります。だから、あなたももっと何年か後には親御さんへの見方が大幅にかわってしまわれるかもしれません。ただ、いまは親御さんにそういう思いを持っておられるのだから、それを無理に変える必要はないと思います。私は以前、子供に、「お父さんなんか死ね」と言われ、落ち込みました。そこで、ある住職さんに相談しますと、「ウチもしょちゅう言われています」とのことでした。親に対して不満に思うのは子供にとって自然な感覚なんです。それを無理にどうこうする必要はありません。
さて、口臭とか体臭とかは人間を含め動物にはかならずあるものですから、完全になくすことはできません。歯については歯医者さんに行って相談を受ける、治療する、磨き方を教わるなどのことをなされば、親御さんの育て方とかかわりなく、口臭はおさまります(なくなりません)。体臭も同様です。その他の生活上の問題も、分からないことはインターネットで調べると簡単に分かるようになったので、親御さんに教えられなくても自分で解決できます。時代が変わっていくと、親の世代では教えられないことがたくさん出てきます。すべてを教えようとするのではなく、自分で学べるような子に育てることが親の役割なのだろうと私は思っています。
反面教師と思えばいいのです。
たしかに生活習慣は、大切です。
言われる通り、一番身近な親が教えてくれないと誰も教えてくれません。
しつけ、教育、教養も同じで、生まれた時から、徐々に教えられ覚えていき習慣となっていきます。とても大切なことでしょう。
さて、啄木鳥さんは、自力で生活習慣を身につけたとのことですが、素晴らしいことです。もちろん他人に指摘されたことで、自己を顧(かえり)みたことで気づかれたのでしょう。
当然、その後も様々な情報を得て生活改善をされたと思います。
もし、今も、自分自身を磨くために、多くの生活習慣や改善に取り組んでおられるなら、同時に心も磨いてください。
たしかに親は、教えてくれなかったかもしれませんが、今更、そんなことに腹を立てても仕方ありません。少し厳しい言い方をすれば、親はそれほどまでに気にしていなかった、されておられない方なのかもしれません。ゆえに、責めても仕方なく解決しません。
親を恨んでいることの方が精神的に悪影響で、それこそ、胃も調子よくなくなり口臭の原因となります。
もう、親をうらむより、自分で、生活習慣を変え、なんなら、その道の専門家になるくらい勉強してください。それには心の持ち方も大いに影響します。
啄木鳥さんの親は、啄木鳥さんに大切なことを教えてくれたのかもしれませんね。
そうすれば、今の問題はあっという間に解決します。
応援しています。
質問者からのお礼
親のことに目を向けるのではなく、問題解決に目を向けて前向きに頑張ろうと思います!
ご回答ありがとうございました!