親孝行を求めてくる父親
現在生後半年になる赤子の育児をしています。
出産前から、子への愛情が大きくなるのと同時に、親への嫌悪感が増していき苦しいです。
というのも、出産前から今まで思い出さなかったような幼少期の嫌な記憶が蘇るのです。そんな嫌悪感を抱いてる父から親孝行を強要され、本当に嫌です。
父は妊娠前から誕生日祝いに旅行に連れて行ってほしいと私と妹にねだっていました。私たち姉妹は連れて行くつもりでしたが、私の妊娠が発覚し、「旅行には行けない。お金だけ出す」と話をしていました。父は親孝行もしてくれないと私のいないところで妹と母にヒステリックに怒っていたらしいです。
出産直後は母が仕事を休んで育児の手伝いに来てもらうはずが、父が邪魔をして毎日来させないようにしてました。
父は私達が仲良くしてるのが面白くなかったみたいです。
新生児は感染症にかかったら大変だから会うときは手洗いしてほしいと言っても父は「指図されたくない、めんどくさい」と言って孫に会いにも来ず。私としてはそれならそれで会わせません、で終わるのですが、父は私が孫に会わせてくれないと言っていたみたいです。
産後の恨みは一生だと思ってます。大事な時期にストレスをかけた父がうざくて仕方ないです。
それでも、何回か実家に行って子どもに会わせてあげました。本音は会いたくなかったですが。
父の誕生日が最近あったので、プレゼントを渡しました。そしたら、旅行はいつにする?と連絡が来ました。
「今は子どもに時間もお金もかけてるから余裕なくて、プレゼントはそれだけでごめんね」と返しても、旅行楽しみにしているからよろしくね、と話が全く通じません。
あれだけ産後に嫌がらせしといて、出産祝いは1万だけで、自分は好きなところに旅行やコンサートを楽しんでいて余裕があるのに、いま大変な時期の私にねだる?!神経図太すぎるなと改めて嫌悪。
お金は出すと言ったけど、嫌悪感を抱いてる親に使うより、愛しい我が子にお金も時間も捧げたいです。
父とは悪い記憶だけじゃなかったはずなんです。でも悪い記憶しか頭にありません。
自分中心の考えは変われないし、寂しさゆえの行動なんだろうなと思います。でも嫌です。
もう縁を切るしかないんでしょうか。
できれば、親も自分も大事にできる選択肢がほしいのですが、見当たりません。
親孝行を求める親とどう関わればいいんでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
親子であっても他人の問題は、他人のもの
お父様はただ構ってほしいのでしょうね。家族がそれぞれの方向を向いて生活していることで、生きる方向を見失っているのかもしれませんね。
あなたもなんだかんだ言いつつやはりお父様を大切にしてあげようとしていらっしゃる。
そこに気づいて甘えているのでしょう。しかしお父様は表現が不器用なのかもしれませんね。
あなたはあなたでこの先もお子さんを大切にして生活していけばいいし、お父さんにはできることしてあげればそれで十分でしょう。
お父様の欲望を満たすのはあなたの仕事ではなく、お父様ご自身の問題ですから、お父様の生きる方向性がどの方向に向くかだと思います。あなたが背負う必要はないですよ。
能力の欠如
お父さんには、他人の立場を想像できない何らかの欠陥があるのかもしれません。
しかし、お父さんはたまたまそれがまかり通る人生を過ごして来られたので、自分に欠如した部分があるという自覚がないのかも知れませんね。
いずれにせよ、お父さんには能力の欠如があり、いくら説明しても理解する能力がないと思った方が良いでしょう。
だからと言ってお父さんの希望どおりにする必要はありません。
旅行に行けなくて苦しむのはお父さん自身の能力不足のせいであって、あなたのせいではないのです。
お父さんに対して「こんなことも理解できないなんで気の毒に」と慈悲の眼差しを向けつつ、しかしあなたは親として子供を最優先にする責任があるし、人様の息子を夫に迎えたのだから自分の親よりも夫を優先する責任もあると思って、その都度その都度、優先順位を付けて判断していきましょう。
質問者からのお礼
貴重なお言葉ありがとうございます。
父が不器用なのも能力が欠如しているのも納得しました。
父のことを背負わず、今ある家庭に尽くして幸せに過ごそうと思います。
年明けに父に会って、はっきりと貴方の要望には答えられませんと伝えて距離を置こうと思います。父に伝わるかはわかりませんが…。
前に進むための勇気をいただきました。ありがとうございました。
年明けに家族で話し合い、旅行はできないことを改めて伝えました。
父としては、「娘達に祝う気持ちがないなら無理しなくていい」と言って、その後は父のほうが会いたがらず半ば拗ねている状況ではあります。
私も妹も「そういうことじゃないんだけどな…」と思いつつ、お坊さんのお言葉を思い返して、「この人には理解する力がないんだ、私達娘ではなくこの人自身の欲が自分を苦しめてるんだ」と冷静になれました。
私としても自責の念がなくなり、穏やかに過ごせています。改めてありがとうございました。