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お通夜で口論になってしまった

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先日、兄弟の義親が亡くなったとの知らせを受け、私は遠方に住んでいるので葬儀場と日時が決まり次第ホテルと交通機関を手配しました。勿論お通夜と葬儀に参加する予定でした。

しかし、旅行会社の手配が済んだ後に、「大変だから葬儀には来なくて良い」との連絡が兄弟からありました。そのため私はお通夜にだけ参加し、葬儀の日には夕方まで時間を潰して帰宅することにしました。釈然としない思いでしたが、故人の方は血縁者ではないし、ほとんどお会いした事のない方だったので、一般客扱いになるのかなと自分なりに理解しました。

お通夜当日、私は朝から喪服や靴や様々な物を持ち電車に揺られて式場へ向かいました。ホテルで着替えて休む間もなく式場へ向かえば、15分前には間に合う予定で、実際に間に合いました。
ところが、スマホを手に取ると兄弟からラインが来ていて「親族扱いになるから、着いたら連絡して」とありました。着信は約2時間前、私が大荷物と格闘しながら電車を乗り継いでいた時間帯です。当然気がついていませんでした。

慌てて電話を入れると、「なーに⁈今頃着いたの‼︎」と、ひどく怒った兄弟が出ました。その後、受付まで出てきた兄弟は「アンタは親族扱いだって連絡したでしょ‼︎‼︎」等、物凄い剣幕でまくし立てました。

この人は今余裕がない。冷静に。大人の対応で…

一生懸命自分に言い聞かせていましたが、とうとう私もキレてしまいました。その後は大変後味が悪く、故人を悼むために遠路はるばる来たはずなのに、一体何をしに来たのだろうと、泣きたい気分でした。

今思い返しても、どこが悪かったかよく分かりません。

「大変だから来なくていい」というのは私を気遣ったのではなく、葬儀を準備する側が大変だから、お通夜の参列自体迷惑だったのか?
故人の方が私の親族に当たるとして、葬儀に「来なくていい」ことはあり得るのか。
親族の通夜で、15分前に式場に着くのが受付で罵倒されなければならないくらい失礼だったのか?
何分前なら常識の範囲内だったのか?

心の整理を助けてもらえると嬉しいです。

ちなみに兄弟と近距離にすむ私の両親は、小一時間前には式場に到着し、自由に時間を潰していたようです。葬儀への列席も断られる事もなく、「来なくていい」と言われた私の話を聞いて驚いていました。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お腹立ちはもっともです

お尋ねの文面を拝読していて、私がそういう状況になればもっと腹を立てるだろうな、と思いました。

ご兄弟のおっしゃることが変わってきていますし、ラインで連絡があったのも2時間前ということですから、どういうことなんだろうと理解に苦しんでしまいます。

実は、叔父の葬儀の際に面白くないことがあったのですが、その時のことを思い出してしまいました。嫌な思い出がよみがえってきて苦々しい感情に支配されています。無理に時間を作って遠方まで駆け付けたのに、そりゃないやろ、と思ったのですが、同じようなことをお感じになったのですね。私だけじゃないんだ、と楽になった面もありますが……。

ただ、同時に私の家内の親や家内の親類に私の兄弟が結構、酷いことを言われてきましたが、かるく受け流していることも頭の中に浮かんできました。簡単に水に流せる兄弟ってすごいなぁ、と思います。実は叔父と兄弟もいろいろあったのですが、それも水に流して円滑に親戚づきあいを続けていて、通夜葬儀にも何事もなかったように列席し、世話を焼いていた兄弟をみて、凄い奴だなぁと思ったときのことも思い出しています。

親戚づきあいは難しくて、ことに通夜葬儀の折には気が立ってしまっていたり、決め事が多いのに時間がなかったりで、口論や後に憂いを残すタネはたくさんあります。気が高ぶり言い争いになったこともありました。

ながい親戚づきあいのなかでは、その場では腹が立っても、後に尾を引かず水に流す態度も必要なのかもしれません。

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私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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葬儀はトラブルになりやすい

葬儀はとにかく、喪主や施主が大変です。自分で形を決めても親族や故人様の友人からガヤガヤ言われます。花の置く位置、焼香の順番など決めていても急に替わります。僧侶の葬式は特に細かかったです。
 喪主や施主の苦労に気づいて下さい。普段から人の動向や気持ちに寄り添うことをしていれば気づくものです。
 そして何を言われても「はい。はい。」と言っておきましょう

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あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのでは...
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気になさらずに

拝読させて頂きました。
故人を偲びご供養頂くことが大切ですからいらして頂くだけでもありがたいことです。
あなたが時間に間に合っていらして頂いた事は尊いことです。
ご兄弟も喪主としててんぱっていたのでしょうからだいぶ感情的になってしまったのでしょう。
ですからやはり水に流して故人をご供養なさることでいいと思います。

お亡くなりになられた親の方が心より安らかになりますようにと切にお祈りさせて頂きます。
至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

おそらくその亡くなられた親様も、ご親族の中でお怒りになるような喧嘩になるようなことを一番悲しまれるでしょうからね。

どうか気になさらずご供養なさって下さいね。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

皆さまへ

今回は短時間の間に沢山の御回答ありがとうございます。

実は、真夜中に帰宅後悔しくて眠れずにイライラしながら上記の長文を書いていたのですが、不思議なもので推敲を重ねるうちにだんだん冷静になっていました。そして、コメントを頂いて視野が広がった気がします。

あの時、確かに私の知らない所で突然のアクシデントがあり、ラインをくれた時には半ギレ状態になっていたのかもしれません。
私は粛々と…とは言い難いですが、お通夜で故人に手を合わせるという役目を果たしました。
そして、散々な気分を引き摺ってホテルに戻った後、兄弟から「おつかれさま」のラインをもらいました。他の人から何か言われたか、自発的にかは分かりませんが、本人もある程度は気にしていた…と思う事にし、矛を収めます。

本当にありがとうございました。

「葬儀」問答一覧

海外からの祖父の葬儀参加について

先週に私の祖父が逝去したと妹より一報がありました。 今週末に予定されている祖父の葬儀への参加に悩んでいます。 きちんと見送ってあげたい気持ちがあるのですが、正直なところ複数の理由から、参加を見送ろうかと悩んでいます。 私は初孫だったので特に可愛がってもらったと思います。今でも小さかった時の祖父との思い出が記憶にあり涙が出ます。大人になってからは頻繁に会いに行ってあげられていなかったので、薄情な孫であったことが申し訳ないです。 悩む理由の一つとして、私が今現在海外在住(日本へのフライト時間が半日以上かかる場所)であることです。帰ろうと思えば帰れなくはないのですが、既に一ヶ月後に一時帰国を予定しておりその予定はキャンセルできないため、葬儀の2日間のためにフライトチケットを手配して行くことになります。 帰るなら早急にチケット手配や荷造り等をしなければいけないので、迷う時間も限られています。 また、参加できたとしても直後に家族での遠方への旅行を予定しているために、また帰ってすぐに長距離移動をすることになり精神的・体力的に厳しそうだなと憂慮しています。 もう一つの理由として、私が毒親である両親との縁を一方的に断っているため、もし葬儀に参加できたとしても精神的に受けつけない両親と顔を合わせ言葉を交わすことになることが恐怖に感じています。 (体調が悪くなる可能性があります。) きちんと祖父を送ってあげることに集中したいのですが、夫は仕事の都合で帰国しての参加が難しく、妹も仕事の都合で欠席予定となり、孤立してしまうので、精神的安全がなく、親戚への気遣いも必要な場ではかなりしんどいのではと危惧しています。 こういったときの常識がないため、色々調べ、花が好きだった祖父へ、せめてもの供花を妹夫婦と私夫婦で贈ろうかと考えています。 香典は海外からは送れないため、後日の一時帰国の際に連絡の取れそうな叔母に手渡ししようかと思っています。 (おそらく喪主は長子の父親かと思いますが、一番祖父母のケアをしているのは近くに住む叔母で、話の分かる優しい方です。) 今更ですが、きっと気落ちしている祖母にも声をかけに会いに行ってあげたいです。 帰れるのに帰らないのは、卑怯でしょうか。 欠席の場合、供花を贈るだけでは祖父に失礼にあたるでしょうか。 最後まで言い訳がましい孫で祖父には申し訳ない限りです。

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祖父の葬儀での出来事

先日祖父が亡くなり、生前からの祖父の意向もあり、家族のみ参列し、所謂直葬を執り行いました。 無宗教ということと、以前身内の葬儀の際にお坊さんの振る舞いについてとても嫌な思いをしたことがあったようで、それ以来自分が死んだら戒名もお経もいらないから家族だけで見送って欲しいとのことでした。 祖父の希望通りに直葬を執り行ったのですが、せめて火葬場ではお経を1回くらい読んで貰った方がいいのではないか、と親族の一人から声が上がり、じゃあそうしようということで、その際お世話になっていた葬儀屋さんに相談し、お坊さんを手配して下さるとのことで火葬の前に読経していただけることになりました。 お経が始まり、喪主である祖母がまず焼香し、それに続いて参列者が順番に焼香を行っていたのですが、一人ずつではなく三人ずつ焼香を行って欲しかったようで、お坊さんが読経中ですが参列者のいる後ろを振り返り、すごい目付きで睨んできました。 確かに焼香台は三つありましたが、特に何も言われなかったため、喪主に続き一人ずつ焼香を行っていました。 お坊さんの様子に気付いた火葬場の職員の方が、三人ずつどうぞと声をかけてくださったのですが、その間も時折こちらを睨みつけるように見ており、更には肩を竦めため息を吐いていました。 あまりの出来事に唖然としたと同時に頭にカッと血が登り、動悸が激しくなりました。 そのくらいの衝撃を受けました。 そのお坊さんにとっては数ある内の一つかもしれませんが、私たち遺族にとってはそうではありません。 大切な祖父を侮辱されたようでとても腹が立つと同時に悲しくて仕方ありません。 祖母も気付いており悲しがっていました。 こんなことなら祖父の言葉通り、読経してもらうべきでは無かったと後悔しております。 そのお坊さんへのお布施は一万円お渡ししましたが、お金さえ貰えれば後はどうでもいいのでしょうか? 腹の中で何を思ってようが自由ですが、それを表に出さないようたった数分も我慢できないのでしょうか、それが不思議でなりません。 上記したように、以前にもお坊さんのことで嫌な思いをしたことがあり、それに今回のこともあり、もちろんそんな事はないと分かってはいるのですが、こんな人ばかりなのですか? また、この悔しい気持ちの落ち着け方が分かりません。 アドバイスいただきたいです。 よろしくお願いいたします。

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母の葬儀を神式でやりたい父を理解出来ない

2月5日に、母がガンで他界しました。まだ60代の若さでした。今、悲しみと喪失感に暮れて居ます。 そんな中でも、葬儀の準備を進めなければなりません。我が家は、代々仏教式での葬儀を行なって来ました。 しかし、何故か父が神道式にしたいと言い出したのです。 ちなみに、父は特別神道を崇拝している訳でも無く知識もほとんどありません。 神式では、代々のお墓に遺骨を入れられません。魂も輪廻転生の輪に入れず、神棚に奉られる状態になると聴きました。 私は、生前散々苦労して来た母を、極楽浄土に送りたかったのです。 生まれ変わって、来世こそは、苦労無く、幸せな人生を送って欲しい。 しかし、神式では嫌な思い出ばかりが残る我が家に、魂を縛りつける事になるのでは無いかと心配しています。 父が私に相談も無しに依頼した葬儀屋さんも、神式葬儀の事例はほとんど無く、儀式なども曖昧に形だけやっている状態です。 母の亡骸は、まだ自宅に安置されています。枕直しの儀に必要な小刀などを担当の方が置いてくれました。 しかし、刀の置く向きが違います。葬儀屋さんのスタッフさん側に、神式の知識が無いのです。 用意出来る祭壇も小さく質素で、どうにも必要な用具が足りていません。これでは、あまりにも可哀想です。 まさか、お葬式の件で父とケンカをするとは思いませんでした。 どうしても神式で葬儀を行いたいのであれば、そこは仕方がありません。 ですが、せめて今の葬儀屋さんをキャンセルして、神式の儀式に詳しい、専門の葬儀屋さんに変えて貰いたいのです。 枕直しの儀を取り行ってしまった後のキャンセルは、失礼に当たるので出来ないのでしょうか…。 逆に、儀式をしたにも関わらず、別の葬儀屋さんで2度目の儀式を取り行う事は、 母の魂が迷ってしまったりなどの影響があるのでしょうか…。 葬儀業者をキャンセルして切り替えた経験のある方。 そして、数多くの魂を送って来られた、お坊様。 もう時間がありません。何卒、救いの手を差し伸べて戴けます様、お願い申し上げます。 大切な母親が人生の最後に、主役になれる日が葬儀だと考えています。 とびきり美しく、良いお式だったと言って戴ける様なものにしたい。私が出来る、最後の親孝行です。

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檀家総代について

先日父方の祖父が亡くなり、週末にかけて葬儀等を済ませたのですが 実は父が檀家総代をしているお寺の住職の母親の四十九日が祖父のお通夜と告別式が終わった次の日にあり 父は間もなくその手伝いに向かいました。 亡くなる1ヶ月前から祖父は施設のベッドから落ちて大腿骨を骨折したのちに入院と手術をしていたのですが その際はちょうど住職の母親が亡くなったあたりのタイミングだったため 本来であれば医師からの説明のためずっと病院に居なければならないはずが 檀家総代であるという理由から葬儀をまとめなければならず あまりそばに居ることができないような状況でした 「なんとかして祖父のそばに居てやれないものか」と言っても 父は「俺が葬儀のまとめをやらなければいけない」と返され聞き入れてもらえませんでした その時でも色々と疑問に思うことはありましたが まだ祖父は生きている状態だったので とりあえずはあまり口を出さずにいました でもなんだか今回は話が違うような気がするのです 昔からお世話になっているお寺なので 色々と感謝することがあるのは間違いなく 手伝う義務のようなものがあるのは十分理解しているつもりなのですが 身内の、しかも自分の親を見送るという時に葬儀から荼毘まで最低限のことだけして それが過ぎたあとは先にひかえている他人の葬儀を優先的にまとめるというのは なんだか祖父をないがしろにしているような感じに見えてしまってわたしは納得できません。 せめて四十九日までは自分の親のために集中できないものなのかと ただでさえ葬儀の前も後も大変だというのに… 檀家総代というのは、大切な家族の時間を犠牲にしてまでこなさなければならないものなのでしょうか? 本人に言っても、まわりに相談しても 「仕方がないことだから」と言われて終わってしまいます。 自分の行いは大なり小なり必ず自分にかえってくるものです もし自分があの世に行くときでも同じようにないがしろにされても良いということなんでしょうか。 あまりに薄情な気がしてなりません。。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ