自分らしく生きるってなんなんですか
将来芸術家として生きていきたい。認めてくれる人もいる。けれど自分の立場上、大学院生工学部まできてしまったから周りは親などはメーカー勤務やらを期待しているし当たり前だと思っている。僕の中ではお金を貯めてドイツの美大に行くと決めている。誰にも話していない。毎日が辛い。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
黙っているから辛いのです
拝
動物の親子を見てわかることがあります
例えば猫の親子がいて
まだ狩が出来ない子猫が
危険が沢山ある
外に出ることを親というものは絶対許しません
人間も同じで
親というのは無意識に
自分の人生経験に基づいて
安全な生き方を子に求めてしまいます
問題はもう子供が子供ではないことに
親自身が気がつかないことが多々あるということです
世界は刻一刻と変化する
無常の世界です
ここに安全など決してありえないことは
誰しもわかっていながら安全という妄想に保証を求めるのです
では大人になった子供はどうすれば良いのでしょう?
人生において大事なことは
己と他人と自然に分け隔てなく
和をもって楽しく生き生きと生きる事です
基本的なことを大事に考えると
答えは単純です
まず自分の思いを伝え
理解してもらう事
これは大事な事ですが
ここで理解を得られないこともあるでしょう
例え理解されても
アートは表現してなんぼの世界
言葉で思いは伝えられても
何を伝えたいかは言葉にできない
端的には
貴方は人生がアートである事を
徹底的に作品で示せば道は自ずと開けると私は思っております
これは修行のような茨の道やもしれませんが
如何なる仕事を抱えながらでもできる事です
というか自身でそう思い込ませることが
貴方様がおっしゃる自分らしさなのかもしれません
自身に内在している問題という視点からは
1番自由な生き方に憧れながらも自由を恐れている
自分自身と決別する事が最も大事に思われます
頑張ってください
人生は愛に溢れ自由であるべきものです
合掌
行けばいいじゃない
TTTさん、はじめまして。質問を拝読しました。
TTTさんは芸術の道に進みドイツに留学したいけれど親に言い出せず毎日が辛いのですね。
今から1200年前に、TTTさんと同じように将来を迷った青年がいました。名を空海と言います。
空海は勉学優秀で、将来は官僚となる学校で身を削るように勉学に励みました。しかし、自分の道は仏教にありと見つけて大学を勝手に中退してしまいます。
一族からは非難囂々でした。親不孝者め!と罵られたことでしょう。空海が官僚となれば一族も立場がよくなるので、本人だけの問題ではなかったのです。
それでもなお、空海は自分の信じる道を歩きました。結果として高野山を開き真言宗の開祖となりました。
空海がTTTさんの話を聞いたなら「行けばいいじゃない」と答えるでしょう。必要なのは覚悟だけだよ、とウィンクでもしそうな気がします。