子供たち自分が好きになれません
どうしたら子供たち、自分が好きになれますか?
三姉妹の子はそれぞれ機嫌のいいときはうるさいくらい話をして来ますが、都合の悪い内容に話が変わるとその場からいなくなり母の話を聞きません。どのように話をすればこちらの気持ちが伝わるのかわかりません。
私自身、口先では子育てや家事等の事を人から聞いたことや経験から【なるほどな】の内容を年下のママ友達に話をしてますが、食事面、子供たちとの接し方、時間の使い方…私自身実行出来ていません。そんな行動を日々反省はするのですが、現在まで何一つ変われてません。そんな気持ちの弱い自分が好きになれません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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親の都合通り子供を育てようとしてませんか?
親の都合で子供を育てようとしても上手くいきません。自分たちの都合で皆世の中を回しております。親の都合、子供の都合、学校の都合、社会の都合etc・・・。世の中都合だらけ、私も僧侶の都合で動いているかもしれないかといつも不安で仕方ありません。そんな時、いつもすることは、黙ることです。静かに人を見守り観察すると、不機嫌そうだった人がにこやかに話しかけたり、悪いと思ったことに対して謝って来たりしていることを見て、これは皆さん悪気はないんだな。と思います。
個人の都合=自立と見るか否かは、自分が如何に相手に対して寛容になれるかどうかだと思います。
今月15日は涅槃会ですので、お釈迦様の遺言の中の八大人覚の「不戯論(ふけろん)」について話します。意味は「妄想分別が言語に表れることをしないこと。」修行には論議や戯言は必要ありません。むしろそれを行うことは修行にとって無駄な時間です。
あなたの親としての気持ちは分かりますが、あなたも子供から親になったわけですから、子供時代のあなたと気持ちを投影させて子供を見ては如何でしょうか?後、あなたの友達にもっともらしいことを言わないようにこれが一番の「不戯論(ふけろん)」です。