hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

考え方が合わない

回答数回答 1
有り難し有り難し 15

飲食業で働いている者です。
これまで給与の向上を求めて数度転職してきたのですが、今回の職場の仕事の考え方がどうにも合わず辛いです。
これまではマニュアルなどがしっかりあり、先輩社員が事務仕事を含めた調理業務などについて指導してくれる現場ばかりでした。
しかし、今回の職場はマニュアルもなく、調理は見て技術を盗めと言われています。
見た上での不明点を質問しても「もっとしっかり見れば?」などと返されてしまい、これまでとあまりにも違う状況に適応できません。
給与面は確かに良いのですが、あまりにも周囲からの対応が厳しく、通勤途中に「電車に飛び込んだら楽になるだろうか」などと考えてしまうような状況です。
とはいえ、無職になるのも年齢的に再就職への不安が大きく、どうしたら前向きになれるのかわかりません。
仕事に対する私の考え方が甘いのでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

基本があるから型破りができる

拝読させていただきました。

飲食店限らず、多くの職種も限らず、人と共に働くことは十通りあれば、十色でもあるということですね。

今まで培ってきた経験・体験が人は「普通」という基準を作ります。
そこには自身の固定観念等があるだけであり、その「今まではこうであった。マニュアルがあった。」などなどです。

北海道の人が沖縄に住むとすれば、やはり沖縄の気温に適した衣服を身に着けるように、わたしたちもその今の環境で生きるなら、その環境に馴染んでいく「応変」が必要となると思います。

給与が高くなれば、雇用者はそれなりに求めてくるものも高くなるのは常です。

厳しいのではなく、厳しい環境でも強くなってやる。私ならできる。雇用してもらったのだから、あなたには出来るから雇用したのです。と、色々な双方の思いがあることと思います。

上皇后陛下の美智子殿下さまは
「幸せな子を育てるのではなく、どんな環境でも幸せになれる子を育てる」
と、あります。

電車に飛び込もうなんて、まだまだまだまだ!ですよ。
人は何もしなくても寿命がありますから。
試練・修行と捉え、邁進邁進を心より応援いたしております。

合掌
南無大師遍照金剛

{{count}}
有り難し
おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

お返事を読んで、気持ちを落ち着けて考える事ができました。
そして、やはり自分には向かない職場だという結論に至り、この度雰囲気の合った職場へ転職することができました。
心機一転頑張りたいと思います。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ