殿鐘三会の打ち方
納僧です。
普段、通夜・葬儀や回忌や棚経ばかりで、殿鐘を打つ機会が滅多にない中、今度大きな法要があり、おそらく殿鐘の配役が当たることと思います。
そこで、お恥ずかしい話ですが、殿鐘の打ち方について、下記の通りで合っているか確認して頂ければ有難く思います。
当日は慣らしをする時間も無さそうなので、今のうちに間違いなくしておければと思っております。
殿鐘三会
(一会目)
中 小 大 中 小 大 中 中 中 中…(点上)
中 小 大 (手磬交打)(点上) 中 小 大
(二会目)
中 小 大 中 中 中 中…(点上)
中 (手磬交打) 中
(三会目)
中 中 中 中…(点上)
(手磬)小 大
いかがでしょうか。
一般家庭に生まれ、10代の終わりに曹洞宗にて出家。 一般職と納僧職を兼業する繰り返しを経て、現在は関東の田舎にある檀家100件足らずの小さなお寺に身を置き、副住職まがいのことをしております。 とは雖も、法要随喜や派遣法務のほか、托鉢や坐禅会の指導、各地の師家への拝登などで各地を転々としており、年間の殆どを寄る辺のない立場で過ごしております。 現在は特に澤木興道老師、内山興正老師らの提唱する禅を軸にしております。
煩悩とは「煩わしい悩み」と書きます。 足ることを知り、心身脱落することこそが、煩しい悩みを手放す特効薬ではないでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
先輩や師匠に聞いて下さい。必ずです。
こんばんは。大きい法要で殿鐘が当たるのかもしれないのですね。私の地域でも、新入りが当たる配役です。
「質問の通りで合っているか確認」、との事ですので、ある程度お調べになった上でのご質問かとは思いますが、私の安居した僧堂(總持寺)や私の住んでいる地域(静岡市)とはずいぶん打ち方が違うので、地方の作法があるのかもしれません。「ネットでお坊さんに聞きました」なんていう変な予備知識を付けるよりは、何にもわかりませんと先輩や師匠に聞いた方が良いと思いました。
何も教えないのも意地悪みたいなので、以下に「曹洞宗行持規範」の内容を私なりに要約してみたものを載せておきます。
(第1会)中中小 大 -緩く七声- (戒尺または小鏧二下)-転畳- 大
(第2会)-緩く五声-(手鏧二下) 転畳 小大
(第3会)-緩く三声-(手鏧二下) 転畳 中小大
ともあれ、自分の判断でやらずに、必ず(いいですか必ずです)先輩か師匠に聞いて下さい。
質問者からのお礼
お礼のコメントの書き込み方が分からず、かなりの時間が経ってしまいましたが、ご回答の通り、禅兄諸師を参考にし、適宜に鐘司をお勤めさせて頂くことが出来ました。
とはいえやはり、山規山風によっては、未だに合わせにくく苦言を言われるお寺もありますが、少なからず質問の際に鐘司お勤めしたお寺や、現在身を置いているお寺など、日頃お勤めしているお寺では、鐘司の配役は問題なくお勤めさせて頂けております。
先般の御指導につきましては、改めて報恩感謝申し上げます。
合掌九拝。