病気になるのが怖い
はじめまして。
タイトルの通り病気になるのがとても怖いです。今まではその様な事は考えた事がありませんでした。ですが子供が生まれてから、とてつもなく死ぬのが怖くなってしまいました。
少しでも体の不調があると何件も病院を回って調べてもらいます。その時は安心するのですが、数日たつとまた不安に駆られて病気の事ばかり考えてしまいます。
テレビを見ても、ガン保険のCM、ガンで亡くなった著名人の報道、病を題材にしたドラマ、街を歩けばガン検診や死亡率のポスター。
恥ずかしい話ですが、少しでも何処かが痛むとすぐに末期のガンでは無いかと不安になり眠れなくなります。子供を前にして、幼くして母親を亡くしてしまったら…と悲観し涙を流すことさえあります。
とても苦しいです。このような心の状態から抜け出したいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
死亡率100%
はじめまして。死亡率100%の僧、雅史です。
ちょっと過激なタイトルで申し訳ございません。
が、人として命をいただいた以上は誰しもが通っていくのが死であります。
何件病院を回っていただいてもそのときは安心を得られるのですが、残念なことにお医者様は「あなたはこれでもう死ぬことはありません」とは言ってくれません。
お釈迦さまは「人生は苦である」と仰られました。そう”四苦八苦”です。
生・老・病・死、どうですか?ちゃんと病も死も入っています。
本当はあと4つあるのですがここでは割愛させていただきます。
この苦悩の解決のために仏教は存在します。
その答えは様々ですが、、、
でもあなたは素晴らしいですよ。誰もが死を遠ざけたい口にもしたくない考えることもしたくない!と人生を送っているのにここでこうやって自分の思いを素直に吐露できるのですから。
病気にならないことにこしたことはありません。でも誰もが苦の道を歩みます。誰もがその命尽きるのです。
「ありのままにものを見る」ことは大切なことです。病になったらソレを直す手立てを考え、病と上手に付き合う方法を考えるのです。
「死にたくない」という感情は誰もが持つものです。そう、私も。
でもそうはいかない。そうはいかないこの私のために仏様がいてくださる。
お互いに限りある命です。
死に対して向き合うことは大切なことです。死を知らないから怖いのです、泣くのです。
命の大切さは仏様が教えてくださいます。
1日1日を大切に、時には仏さまのお話を聞きながら、笑顔で頑張りましょう。応援しています。
心配事・不安の96%は起こらない
ゆず胡椒様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
既に藤範雅史様もおっしゃられていますが、生老病死は誰もが避けることのできない、代表的な苦しみとしてございます。
しかし、それらの苦しみを滅するための方法を、釈尊は善巧方便にて様々にお説きになられておられますので、是非、これを機縁に仏教へのご関心を高く持って頂きまして、学びも少しずつお進め賜れましたら、有り難くに存じます。
さて、杞憂に悩んでおられる貴女様に先日、朗報がございましたよ。
心配事・不安の96%は起こらないことがアメリカの調査で判明したようです。
http://www.mag2.com/p/news/143272
記事を参考にしますと、心配の8割は起こらず、残りの2割のうち、16%は、準備をしていれば避けられるものであるとのこと。
私たちは、色々と心配すればするほどに、あれこれとキリがありません。むしろ、その方が精神衛生上悪く、今の貴女様のように余計なことで悩み苦しむことも増えてしまうのではないかと存じます。
とにかく、やるべきこと、やらなければならないことを優先して集中し、今は子育てを思う存分に楽しんで頂けましたらと存じます。
一応、ガンにならないように、タバコを避けたり、食べ物に気を付けたりと、最低限のことは必要でしょうが、それでも、何ら兆候もなく、いきなり末期ガンと判明する可能性は、たった4%ぐらいですよ、取り越し苦労に終わりますよ、という感じとお考え下さい。
え、でも、4%もあるじゃないと・・既に考えてしまっていても、仏教を修習していくと、そんな考えも無くなっていくこととなるでしょう。
お子さまの健やかなご成長を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
藤範さま、川口さま、この度はわたしの悩みに答えていただきありがとうございました。お礼が遅くなってしまった事、お詫びいたします。
病を恐れる自分を恥じ、憎んでさえいたのですが、こんなわたしを肯定して下さるお二方のお話を聞いて涙が止まりませんでした。心が軽くなったようです。
怖い気持ちを受け入れつつ、過剰に恐れるのをやめようと思います。子供のためにも穏やかな母親でありたいと思います。
また、仏教に興味が出てきました。身近なようで遠かった仏教の世界ですが、少しずつ学んでみようかと思います。良い機会を与えて下さってありがとうございます。
改めて、本当にありがとうございました。