お客様同士の悪口を聞くのが辛いです
自分は介護施設で働く職員です。職場のご利用者様同士の悪口が嫌でも耳に入り、本当にメンタルが削られます。
どのような心構えでいれば、他人同士の悪口を軽く受け流すことが出来るのでしょうか?
私が働いている介護施設は、軽度の認知症を持つ方が中心にご利用されています。高齢者施設は女性が多く、更に閉鎖的な空間でストレスが溜まるせいかご利用者様同士の悪口や人間関係が歪んでしまう事が多いです。
私が担当しているユニットは特にで、数人のご利用者様が相手へ聴こえるような声量で悪口を言っているのをよく耳にします。
食事中噎せただけで「あんな咳、聞いているこっちが気分悪くなるわ〜」や、普段から穏やかで優しいご利用者様に対し、「口が臭い」等の悪口で盛り上がる始末です。
悪口を言うのは個人の自由だと分かっています。施設という閉鎖的で不自由な空間の中で、生活を共にする人同士での悪口は共通の話題であり娯楽になりうることも理解しているつもりです。
あまりにも目に余る場合には空気の読めない振りをして仲介に入ることもありますが、やはりあまりいい顔はされません。職員という立場上、片方の肩を持つというのは難しいです。
自分は歳を取るにつれ、人の悪口を自分が口にするだけでも己にダメージが来るようになりました。けれど学生時代は人様の悪口で盛り上がっていた人間なので、ご利用者様方の気持ちは分かりますし否定する権利はありません。しかし、その方々がいらっしゃる場所を担当する事が多い分、嫌でも耳に入ってくるのは嫌味や悪口の羅列でそろそろ限界です。日に日に内容が酷くなるんです。でも悪口をやめてくださいなんて言えません。
だからどうか、少しでも軽く受け流すことができる心構えかあえて耳に入ってこないようにする気の持ち方があれば、是非教えていただきたいです。
切実に悩んでおります。よろしくお願い致します。
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悲しいことですが、変えれません。
悪口(あっこう:わるぐち)両舌(りょうぜつ:にまいした)妄語(もうご:うそ)綺語(きご:きべん)を弄び(もてあそび)と、懴悔する文の一句にあります。
芳乃さんが言われる通り、聞いている方が辛くなることもあります。また、その場にいただけで、今度はその人があたかも言っているように、次には話を広げるので迷惑なことです。
上に書いたように、人として反省すべきことの中にある、口(発言)から罪を作る意味ですが、これは、恥ずべきことと自覚しない限り続くでしょう。
お客様(たしかにそうですね)同士や、時には職員も含め、人の欠点をあげつらうことで、ストレス解消もしているのでしょう。でも、嫌な人にとってはストレスが溜まるのでたまりません。
これは、現状では、どうすることもできません。まして高齢の方です。子供たちなら訂正してあげることも必要ですし、すべきことです。しかし、そのようなことを悪いとも恥ずべき事とも思っていない人たちには、なぜ、いけないのか分からないでしょう。
まずは、そのような会話が聞こえても無視し、受け流すしかありません。又、そのようなことが嫌いな人もいるはずです。そのような方には遠ざけるようにしてあげるとか、同調しないように、さらりとかわすなど、そして自ら発してた醜い言葉はいずれ自らに返ってくるという、ある意味、残念ですが、それが因果応報でもあります。そのように自分がならないよう戒めとして対応していきましょう。
この世には、良い人ばかりではありません。そうでない人からも学ぶべきことがあると思いましょう。
自分を鍛えてくれているんだ!ということです。