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法事に行けない

回答数回答 3
有り難し有り難し 23

はじめてご相談させて頂きます。

私の実家は 父方の祖父を中心に親戚がよく集まり
みんな仲良く楽しく過ごせる家族でした。
そのうちに、祖父母も亡くなり 父も病気で亡くなってしまいました。
その直後 母も病気になり 入院も長くなりとても 悩みました。
それで、母の治療法の事で 悩み色々調べたりしました。
その、治療法の事で 叔母との意見が合わずに大ゲンカになってしまいました。
あまりに腹が立ってしまい 私が 叔母に暴言を吐いてしまい その後疎遠になってしまいました。

その、叔母とのケンカ後 兄も叔母には頭が上がらず 私に実家に来るなと言い。
母も、長男の嫁と言っても 何の発言権もなく、
叔母には 逆らえず兄にも気を使い 兄と同じ様な感じでした。

それ以来、私は 実家での行事や集まりには 一切呼ばれなくなりました。
祖父母の法事や挙句の果てに 父の法事まで 呼ばれなくなり とても悲しい気持ちになりました。

従姉妹や他の叔母で私の事を心配してくれる人もいますが、誰も叔母には逆らえないので
法事があっても 私が呼ばれる事は 今後もないと思います。

叔母との関係修復は、難しいと思うので
実家にも ほとんど帰らなくなって仏壇に手を合わす事も出来ず。
たまに お墓参りは行きますが
祖父母や父の供養の事で いつも このままでいいのかと悩みます。

法事に行けなくても どの様な気持ちでいれば供養が出来ますでしょうか?

宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

供養

エリー様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

本来の「供養」とは、字の如く、「供」(とも)に「養」(やしな)うことが大切となります。

何を養うのかと申しますと、悟りへ向けた善い行い、功徳となります。

仏様と供に、祖父母様、またお父様と供に、皆供に、悟りへと向けて、仏様の教えの下、善い行いを積むことが大切となります。

法事も大切ですが、何よりも、一緒に皆が悟りへと至れるようにとして、功徳の行いに励むことが、祖父母様、お父様への供養ということになります。

何が悟りへと向けた確かなる善い行い、功徳となるのかは、しっかりと仏教を学び進めていきながら調えることが必要となります。

皆が悟りへと至れますようにとして行う功徳を、祖父母様、お父様、並びに、もちろん、その叔母様も含めて、皆へと廻り向かわしめていけるように(回向)して参りたいものでございます。

えー叔母様もーと思われてはいけません。叔母様に対しても何とか慈悲の思いを持てるように、是非努力なされてみて下さい。

きっと、善き功徳が、善き結果をもたらすことになっていくでしょう。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
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亡き人にお経をあげているのではありません

エリーさま、
祖父母の、そしてお父様のご法事に自分が参列できない心の痛み、お察し申し上げます。
本当は関係修復の方法を探したほうがいいのですが・・・
実家のご法事に行かないという前提でお答えさせていただきます。
結論から言えば自分が実家で法事に参加できなくとも他の場所でご自分が施主となり祖父母をはじめ、お父様の法事を勤めていただけばいいかと思います。お手次のご住職に事情を話せばもう一度勤めていただけるかと思います。
勘違いしやすい方が多いのですが、僧侶は亡き人にお経をあげているのではありません。
亡き人を通して(ご縁に)生きている私たちにお釈迦様のお説法をお釈迦様に代わって私に説いているのです。お経はこの私が聞かせていただかなければいけません。
亡くなられたお父様も、魂となってご実家(仏壇)にとどまっているのではありません。
お仏壇には宗派によって様々ですが仏さま(本尊)がご安置されています。ご実家と同じご本尊をご自分の家にもご安置し、毎日手を合わせることが一番よろしいかと思います。

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おきもち

供養より、叔母さまや親戚の方々との問題かと

私には亡き人に対する供養のことより、叔母さまはじめ親戚の皆さんとの人間関係のところで悩んでおられるように見受けられます。

叔母さま(たち)と簡単に仲直りができるとは思えませんが、たとえば信頼できる方に仲立ちしてもらって、上手にとりなしてもらうということは考えられませんか。

お寺さんや、そのほか、叔母さまが一目置いておられる方はおられませんか。そんな人がおられるなら、あなたが反省し詫びる態度をおとりになれば関係が修復されることも考えられます。自分が悪いと思っていなくても、頭を下げたほうがよいときもあるのかもしれません。

見ている人は見ているもので、上手に関係を修復できたなら、ほかの親戚のみなさんもあなたを信頼し、親戚らしいつながりが復活するかもしれません。

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おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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質問者からのお礼

川口様 藤範様

ご回答 ありがとうございます。
お二人の ご回答を読み涙が出てきました。
法事に出席出来ない辛さを共感して頂けただけでも気持ちの救いになりました。
何度も読み返して
供養の意味 自分での法事の仕方など 改めて色々と考えたいと思います。
本当にありがとうございました。

藤岡様

ご回答ありがとうございます。
回答して頂いたように ずっと叔母との関係が苦になっていました。
今までも 2度程 謝る機会を他の叔母が作ろうとしてくれたのですが 許してはくれませんでした。
その事もあり 関係修復は もう諦めました。
法事に行けないのも 仕方ないと思い
自分で供養をしていけたらと思い始めたところでした。
諦めたとはいえ 藤岡様のおっしゃるように いつか関係修復が出来たら いいのかもしれません。
ご回答 本当にありがとうございました。

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