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老いて死に向かう事

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有り難し有り難し 37

介護の仕事をしています。
そして家では相棒の20歳の猫が弱っていく様を目のあたりのして、
人間も動物も歳をとり身体が思うように動かなくなり肉体的にも精神的にも痛く辛い思いをするように思います。
なぜかはわからないけれど命には寿命があって、皆いずれ死なねばならない。なのになぜ命は、わざわざ苦しみやすく出来ているのか、
脳ミソが、老いて寿命が近くなったら自動的に幸せホルモンのようななにか痛みを緩和させて穏やかになるような麻薬物質でも分泌すればよかったのに(そういうものがあるかもわかりませんが)、なぜそのように進化せず、やはり苦しみがちになるのだろうかと疑問に思っているのです。
また、相棒の猫は確かに20年いっしょに暮らしてきた家族だけれど、言葉を通してなにをしてほしいか、なにが食べたいかを迅速に伝えられない訳だから、きっとひとりぼっちで寂しくて、体も痛かろう、初めて老いて初めて死に向かうのに淋しかろうと、100%助けてあげられなくてすまなくて悲しくて眠れません。
やはり施設で暮らす高齢者の方々も寂しい思いで暮らしているだろうと思います。猫と比べるなと言われるかもしれませんが、同じように思ってしまいます。

道元禅師の生死の巻で、薪と灰の話、
前後裁断があったかと思いましたが、
今の私には死はやはり老いた先にあるもののように思えてなりません。身体の細胞ひとつひとつが活動できなくなった先にある死で、やはり苦しまずにはいられないんじゃないかと感じてしまいます。
あのお話だったか、生と滅にそれぞれ“さきありのちあり”とあった気もしますが、なにか私が今目の前にしているものの解釈のヒントになりそうなのに、いまいち理解ができません。

わかりにくい質問で申し訳ないのですが、ようは、なぜ命は苦しまなければいけないのか、なぜ苦しむのに生まれてくるのか、そしてそれをずっと繰り返してきたはずなのに、脳ミソが苦しみを除外するよう進化しなかったということはやはり必要があっての苦しみなのかしらと素人考えをしているわけです。かといって私の相棒の猫さんが死に向かって1人老いて苦しむのは切ない事です。。。それらが不思議で切なくてならないのです。
自然の摂理だから仕方がない事なのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そうして生きる意味を問いながら、いのちを繋いでいくのでしょう

本当にね。。。
なぜ、死んでいかなければならないのか。

それは、生を受けたからでしょうね。
そして、生きる中で出会い結ばれた縁により、人はそれを手放すのが恐ろしく苦しくなる。

仏教では、人生は苦であると説いていますが。
でも、死は、全ての終わりではなかった。

仏様のお救いに出遇うことがなければ、苦しいだけの人生であったかもしれない。

でも、死が不幸なことではなかったと、生まれていける世界があるのだと。それが、どれだけの安心か。

介護のお仕事、大変なご苦労もあるでしょうね。いつも、ありがとうございます。

私は、法務と同じように、施設や病院にいらっしゃるご門徒さんに会いに、施設訪問も大事にしています。
施設で暮らす高齢者が、必ずしも寂しい思いでいらっしゃるわけでもありません。お念仏をたよりに生きてくださっているお方は、その人生から命の在り方を学べと教えてくださいます。
人生を振り返り、いろんなことをお聞かせくださる中で、生きてきてよかったと、力強くお念仏を(信仰心)勧めてくださいます。
こうして、あとに続く私たちを導いてお育てくださる、そのお姿に、手を合わせずにはおれんのです。

老い病み死んでいくことは、決して むなしいばかりではない。
そこに、仏様のお救い、尊さがあります。

だから、私は、最期まで一緒に生きぬいてもらいたいと、施設訪問を重ねています。
その方の人生に、耳を傾けています。

医療福祉従事者や ご家族、縁ある人、みんなが、その人らしく生き抜くために、命の尊厳を守るために、その環境を整えていますね。

私たちも歩む道。そうして人は、生きる意味を問いながら、その いのちを繋いでいくのでしょう。 合掌

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おきもち

個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
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火とはなぜ?生まれ死んだらどこにいくのでしょう?

初めまして、こんばんは。

生きているから悩み苦しみ、そこから様々なことに気づきを与えて頂き成長をするのでは・・と思います。

人はなぜ?生まれてくのでしょう?その理由はない・・と思っています。

お釈迦様も、このなぜ生まれてくるのか?という問いに「無記」と答えています。
答えようがないという事です。そして、生まれてすぐに7歩あゆみ・・天上天下我独尊、三界苦我当度之(てんじょうてんげゆいがどくそん さんかいくがとうどし)と話されたそうです。”我”とは個々人のことです。私たち一人ひとり尊い存在であり、この世の困難や障害を取り除くことが出来るとも解釈できます。

六波羅蜜の六道(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)を人は行き来します。人は誰でも迷いながら生きていきます。色々なことに迷いながら人生の足跡を残していくのです。

お釈迦様も霊魂があるかどうかについても”無記”とあるともないともいわないとおっしゃっています。生きとしいきるものは必ず通らなくてはならない死。形あるものには終わりがあります。それを理解していても納得できない部分もあると思います。

”霊魂”私はあると信じています。あると思い生きる方が幸せだと思っています。そして、人は亡くなったらおわりではありません。

亡き妻も、父も、私の中で”霊魂”となり入って生き続けています。

相棒の猫ちゃんもその時が来た際は、hanakoさんの心にすっと入り生き続けるはずです。

大切な愛した人や家族のなかに霊魂となって入って生き続けるからこそ、そう言った依りしろになる方が居なければさみしい・・と思います。

亡くなったあと依りしろに現代に戻れるように・・家族や周りの人を大切にしていきたいです。そして日々の行いも死後の世界に影響があると思っています。

あなたらしい希望の人生を仕合せに歩めますように。

合掌。

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有り難し
おきもち

皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、悩みを相談し気軽に参拝出来る”心のよりどころ”であって欲しい・・・その願いを叶えさせて頂きました。仏縁を頂き真言宗の小さな手作りのお寺を開山させて頂き4ヶ月が過ぎました。妻を脳腫瘍で看取り、東日本大震災で彼女を失い、父を心筋梗塞で看取り、障がいのある長男と健常児の次男を育てる父子家庭の父、押し寄せるこれでもか!と来る障害。・・どうにかなるさ!と思考を変え、今日に至っております。一切衆生をお救いする事、それは経験させて頂いた出来事があるからこそ、その痛みがわかるからできるのことです。迷わず、負けずぶれず道一筋に、あなたの希望ある光輝く人生を楽しめますように。濃霧も時がたてば天晴の如く見通しが良くなるように人生の羅針盤となり皆様に寄り添い、慈悲の回向の光を届けさせて頂きます。 開かれたお寺と志を忘れないよう挑み続けます。合掌 礼拝

質問者からのお礼

永寛さま

貴重なお時間より暖かいお返事頂きましてありがとうございます。何回も読み返しました。涙が出ました。
悟られたお釈迦様が無記といってしまうこの世の奥行きってなんかすごいと感じました。。私の相棒の猫さん、今はぐっすり眠ってますが、今一緒にいれる事をまず喜ぼうと思います。尊いですね。
ありがとうございました。

中田さま

ご多忙の中、親身になってお返事書いてくださったこと、本当にありがとうございます。今、猫さんがちょっと目を覚ましたところです。今は穏やかに過ごしているみたいです。
なるほど施設の高齢者さんたちみんなが寂しい思いをしてるとも限らないな、と思いました。侮ってはいけませんね。
仏様のお救いが、こういう小さな命にもあるといいなあと、思います。こういう小さな命も生きれる世界になりますようにと、祈りたい気持ちです。
ありがとうございました。

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