hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

愛してくれない親族から開放されたい

回答数回答 1
有り難し有り難し 10

妹と弟がいますが、妹は介護が必要な障害者で自然と手が掛かり、弟は男と言う理由で可愛がられました。

親からは精神的にも金銭的にも私だけ差をつけられました。

父親に関しては、暴力がありました。
性的な事をされたり言われたりもしました。
母親は見て見ぬふりでした。

同居の祖母も基本私ばかり叱り、妹と弟を優先していました。

皆は私を差別しているつもりは無いと言っていました。無意識でした。

そんな親を見かねた叔父叔母が、代わりに時々面倒を見てくれていました。
そんな叔父叔母が大好きでした。

そして結婚しました。相手は韓国人です。

叔父叔母はきっと祝福してくれるだろうと思いましたが、俺は韓国人が嫌いなんだと言われ、夫の前で露骨に態度に出します。

結婚式に来てくれましたが、ご祝儀は二人で一万円。
そして差別的な事を結婚式中にされて、それが何枚かの写真にも残ってしまっています。

唯一信じられる親族だったのに、私の幸せより差別をしたい気持ちが勝ったのか。と裏切られた感が強く、悲しくて悔しくて泣いて揉めました。

親、祖母、弟に話しても、事を大きくする私が悪い。と誰一人味方をしてくれませんでした。

こんな背景があり、だんだん私の性格がひねくれてしまいました。

冠婚葬祭で仕方無く集まった際に、何か話を振られても
"そんな話の何が面白いの?"等とわざとキツく言ったり、露骨に無視したりする時もあります。 

しかし親族は何故私がこんな態度なのか、誰も理解していませんし、知ろうともしません。

今まで傷つけられた分傷つけてやる。と言う復讐心がとても強いです。
きっと寂しさの反動だと思います。

私を差し置いて、皆で楽しくワイワイしている雰囲気を壊したくなります。

納得いくまで親族に対して嫌がらせをしたら、いつか気が済んで楽になる日が来るのではないかと思うときも有ります。

全て辞めたくなる時もあります。
でも辞めても、うるさい奴が来なくなっただけで誰一人気に掛けないのは目に見えています。

結局血縁には愛されない運命だった。と諦めて受け入れられればきっと一番楽になると思うのですが、どんな風に思考を変えればいいのか判らないのが現状です。

私が楽に生きる為にどんな方法が最良なのか教えてください。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは悪くない

ご相談拝読しました。

家族親族の関係でご苦労をされてきたのですね。心休まるべき場である家庭においてそのような環境であったのは本当に辛かったですね。これまでよく頑張って来られましたね。

あなたが復習したいお気持ちはわかります。それで多少せいせいすることもあるとは思います。しかしお気づきの通りその方法で本当にあなたが満たされるということは難しいように感じます。

一番の問題に対して何か他のものをもってきて穴埋めしようとしたりごまかしたりするのはやはり問題自体に対処していませんから一時的な気休めにしかならないのではないでしょうか。

あなたの場合はやはり「愛されなかったという自覚」、ここが一番の問題だと思います。問題というのは悪い事という意味ではありません。ただあなたの中での課題であり、苦しみの原因ということです。

もうあなたも大人です。親と子という関係を超えて、親を不完全な一人の人間として受け入れること、あるいは親を受け入れる受け入れないということでなく、自分を受け入れることがこの問題を昇華していく道のように感じます。

いたずらにぶつかるのでなく、素直に「愛されたかった」「愛されていると感じられなかった」ということを伝えていいのではないでしょうか。

子どもにそう言われて向き合えない親の姿を見た時に、ああ親も人間だなと認めることができるかもしれないですし、もしも謝られたら受け入れられるかもしれません。

でもそうした相手の反応に左右されずとも、あなたが一人の人間として本当に叫びたい心の声を親に素直に伝えられたという事実こそがあなたの中で大きな転機にもなるかもしれません。

「運命だった」ではやり切れない思いが、「運命(選べなかった環境)に対し主体的に態度を選択できた」というあなた自身の歩みによって破られ、これからのあなたの人生を支えるのではないでしょうか。

あなたが解放されることを念じます。本当にお辛かったですね。
ご主人と愛し愛される家庭を築いてください。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ