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罪悪感でいっぱいです

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有り難し有り難し 6

はじめまして。高校一年生の女です。
先日母に誕生日プレゼントとしてバッグを買ってもらうためにお店に行きました。

その場には、少し高めのバッグとそれよりも安めのバッグがありました。

私はデザイン的に少し高めのバッグがいいと言ったのですが、母は私とは逆に「安い方にして」と言ってきました。

もともと私の家庭は両親が離婚していて、今は父と生活しています。

そして母は、再婚相手との間に子供ができ、仕事ができずお金もそんなに持ってるわけないのに、私は「嫌だ」と駄々をこねてしまいました。

そして、結局その高い方を買ってもらいました。

しかし、そのお会計の時に母が何千円も出してる姿を見て急に申し訳なさがこみ上げてきました。

家に帰ってからもバッグを見る度罪悪感に襲われたり、やっぱり返品しようかとか、あの時安い方でいいと言っておけばよかったとかの後悔ばかりです。

このバッグを使う度この罪悪感を思い出して、辛くなりいずれ使えなくなるのではないかと思ってしまいます。

私がこのような罪悪感から抜け出すために何か出来ることはありますか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その重さを大切に使う

 こんばんは。お母さんに無理をさせてしまったのですね。でも買ってくれた。
 実は私も、文が小銭をかき集めて代金を払っているのを見たことがあります。遠い昔の話です。そして、「お金というのは、一円でも足りないと売ってくれないものなのよ」という話を聞かされました。
 あなたは、そのお金の重さ、大切さ、厳しさを知るべき、忘れずにいるべきだと思います。そして、手入れしながら大切に使ってあげてください。逆に、どんなに高価なプレゼントであっても、床に転がしているようでは「それを使う資格がない」と思われても仕方ありません。物は使ってナンボです。良い物は、長く使う前提で、しっかりした造りになっているものが多いです。物ですから、いづれ傷んで使えなくなる日は来るでしょう。その時、作った人と買ってくださった人に「良かった。あれだけ大事にしてくれて。」と言ってもらえるような使い方をしてあげて下さい。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

お返事ありがとうございます。

買ってもらった時の感謝を忘れずに、母のためにも、作ってくれたお店の方のためにも、カバンのためにも精一杯大切に使おうと思います!

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